「真実の口」1,148 シックハウス対策へ、3化学物質追加・・・⑥

前回の続き・・・。

漆喰に続いて、聚楽・・・。

住宅用語 Weblio辞書から引用。

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和風建築の代表的な塗り壁の一つ。
安土桃山時代に完成した聚楽第(じゅらくだい)の跡地付近から出た土で作られたことから、この名がついたという。
茶褐色の土を混ぜ、茶室などに広く用いられてきたが、最近ではじゅらく壁と同じような風合いに仕上げた壁も、じゅらく壁と呼ぶ。

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まあ、和室でよく見かけられる土壁である。

最近、和室が無いマンションや戸建て住宅も増えているが・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

聚楽は所詮、土、である・・・。

バクテリアが住み着きやすい環境ということは、カビもまた住み着きやすい環境である。

漆喰同様、条件さえ整えばカビが生える。

和室でカビ臭いにおいを嗅いだ経験は誰でもあると思う。

壁をよ~く見てみると、黒ずんでいるのがカビである。

箪笥の裏などは絶好の住処になっているはずである。

珪藻土然り・・・。

漆喰然り・・・。

ホタテ然り・・・。

炭然り・・・。

天然素材の塗り壁は、一般的に、室内の湿気を吸ったり吐いたりする「吸放湿性」を謳い文句にしている。

この特徴から、カビの大敵である湿度を吸ってくれるのでカビの発生を抑制すると言うのだが・・・。

“吸”は簡単に理解できるのだが、“放”はどのような仕組みで行われるのだろう・・・?

換気・・・??

海に囲まれて湿度の高いこの日本において、それだけで大丈夫なのだろうか・・・???

それでもなくても、最近の住宅は、高気密・高断熱を売りにしているのに・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

“放”が機能しないと、カビの胞子が付着し、更に、多種多様のバクテリアの死骸も重なり、限界量を超えた時を想像するとゾッとしてしまうのは私だけだろうか・・・((;゚Д゚)オレシラナイ

以前、これが第2のシックハウスとして問題になってくるという警鐘を鳴らしていたのだが・・・(´-ω-`;)ゞポリポリ

先日、笑えない体験をした・・・。

8月中旬、とある県の方から、電話を頂いた。

現在、〇〇〇〇〇〇〇工法をしているらしいのだが、どうもその大元の会社の運営方針に疑問を持っていたらしく、抗酸化工法に転身したいというのだ・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

そうは言っても、現体制になって10年・・・。

今更感は否めない・・・σ(・ω・*)ンート…

しかも、札幌で開催された抗酸化工法全国大会の時に、会田氏にも会ったことがあるというのだから、始末に悪い・・・。

私も名前に記憶にあったのだが、会田氏に電話をすると、その御仁を覚えているという・・・。

まあ、乞われて無碍にするわけにもいかないので、直接、会って話してみることにした。

面会当日、当地まで飛行機で飛んでレンタカーを借りて、訪問してみた。

事務所に入って驚いた・・・( ゚ Д ゚!)・・・・マヂカッァァァ

カビ臭いのである・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

私の面会相手は、当該会社の相談役だったのだが・・・。

私:「ASK株式会社の佐々田です。覚えていらっしゃいますか?」

相談役(以下:相):「北海道の全国大会でお会いしているような気がします。」

私:「そうですよね?やっぱり?」

相:「はい。」

私:「非常に言いづらいんですが、この部屋カビ臭いですよね?」

相:「はい。数日前からカビが生えて困っているんですよ。」

私:「因みに、例の工法でやっているんですか?」

相:「はい。」

私:「あ~っ・・・。それはご愁傷様としか言いようがないですよね?抗酸化工法であればこんなことは絶対あり得ないですよ。」

相:「はあ・・・。」

施工して9年近くになるらしい・・・。

どうやら限界量を超えたらしい・・・(@з@)ウゲ~

話を聞くと、自身がガンを罹患し、陶板浴で克服したことを切欠に取り組み始めたらしいのだ・・・。

ただ、この方が体験された陶板浴施設に、私自身も行ったことがあり、知っているのだが少々ややこしい・・・。

タイルは会田氏の抗酸化溶液が入ったタイルが使用されているのだが、建築自体は〇〇〇〇〇〇〇工法なのだ・・・。

施設に入った瞬間に、建材から臭いが立ち込め、私は10分も中に入っていることができなかったのである。

それでも、ガンを克服できたというのだから、会田氏のタイルの凄さを伺い知ることが出来るではないか・・・。

どんな工法を選ぶのかは貴方次第だが、その選択が一、二、三、死とならないことを祈るばかりである。

次回へ・・・。