「真実の口」1,198 インフルエンザ・・・①

年が明けて、インフルエンザが全国で猛威を振るっているようだ。

厚生労働省によると、 1 月 8 日からの 1 週間で、医療機関を受診したインフルエンザの推定患者数は、前に比べ 47 万人多い、およそ 171 万人にのぼっているそうだ。

定点あたりの報告数も、47 都道府県全てで、前の週を上回ったという。

私の末娘の小学校でも、先週、3 年と 5 年で 1 クラスずつ学級閉鎖になったようだ。

各学年 3 クラスずつなので、18 クラス中 2 クラスだから、罹患者が多いのだろう。

話は変わるが、昨日、私が以前働いていた証券会社時代のメンバーの集まりがあった。

昨日、参加した人間の殆どが 20 年以上、会っていなかったのだが・・・。

昨年、10 月に元同僚(以下: K )だった人間から、深夜に電話があったのだが、夜はマナーモードにしているので全く気付かなかった。

深夜に十数年振りの電話と言えば、想像するのは、誰かに不幸があったのだろうかと考えてしまうのは、極自然な発想だと思う。

翌朝、不吉な想いを抱きながら電話してみることにした。

私:「もしもし、K ちゃん?昨日、電話もらった?」

K:「誰ですか?」

私:「佐々田だけど・・・?」

声:「ああ。そうかこっちの電話は知らないか?」

実は、私はスマートフォンとガラホ(注)を持っているのだが、スマートフォンでは電話に出る動作が面倒なので、ガラホでしか電話を受けないことにしている。

(注)ガラホとは、携帯の形状や操作方法はそのままで、テンキーや十字キーが使えるスマートフォンの高機能を備えた製品のこと。

K:「ああ。佐々田さんですか?」

私:「うん。」

K:「昨日、電話しました?」

私:「うん。11時半くらいに電話もらっているよ。」

K:「すいません。昨日は酔っぱらっていて、誰に電話かけのたのか、全然、覚えていなんです・・・。」

私:「おいおい・・・。じゃあ、別に用事があったわけじゃないん?」

K:「はい。昨日は●●●●●証券の時のメンバーで集まって飲んでたんですよ。A ちゃんとか K さんとか K ちゃんとか・・・。」

私:「へ~。珍しいね?」

K:「男は僕一人だったんで、連絡つく人間に電話したのは覚えているんですが・・・。」

私:「そうなん(笑)。まあ、良いよ、あんな時間に電話があったから、誰かに不幸があったんかと思ったわ(笑)。」

K:「いえいえ。すいませんでした。ところで佐々田さん、今、大阪ですか?」

私:「うん。大阪だよ。」

K:「皆で、五島に帰ったんじゃない?とか話していたんですよ(笑)。」

私:「おいおい。勝手に帰すなよ(笑)。」

K:「それで、もう一度、もう少し人を集めて飲もうかって話になったんですけど、佐々田さんも来てくださいよ。」

私:「ああ。別にいいよ。ただ、出張多いから、前もって連絡してくれないと難しいわ。」

K:「分かりました。連絡します。それでは失礼します。」

私:「ほいよ。またね。」

そして、昨年 11 月、LINE が入った。

K:「来年 1 月 21 日、予約入れときました。」

声:「随分、先の話だな(笑)。」

私:「場所と時間は?」

K:「まだ決まってないです。佐々田さんの予約を入れただけです。開けといてください。」

私:「そういう事( ̄▽ ̄;)。大丈夫。」

K:「多分、大阪です。夜です。男は僕と 2 人です。」

私:「O さんとか連絡してみようか?」

K:「連絡先知っているんですか?お願いします。」

私:「了解。」

しかし、残念ながら。携帯番号が変わっているのか O さんには連絡が着かなかった。

年が明けて、 1/5 に場所と時間の LINE が入った。

そして、昨夜、大阪梅田にある予約している店に行ってみると、店の前に置かれた椅子に座っている女性陣を発見した。

すぐに元同僚たちの顔と名前が認識できるくらい変わっていなかった。

私:「久しぶり~!」

K:「ああ。佐々田さん。久しぶり。」

N & K:「ああ。佐々田さんご無沙汰しています。」

ここで、何回も K というイニシャルが登場するが、最初に登場した K とは別の人物である。

そして、衝撃の事実が・・・!

K:「Kちゃん、インフルエンザで来られないらしいんよ・・・。」

私:「え~っ!言い出しっぺが!!」

K:「うん。」

私:「全然、連絡なかったけど・・・。」

K:「多分、男性が佐々田さんだけになるから、来ないかもって思ったんじゃない(笑)。」

私:「まあ。そんなことはないけど(笑)。」

ちょっと遠方から参加している人間がいたので、5時からという早めのスタートだったのだが・・・。

私以外、女性6人で楽しい時間を過ごした。

店を出て、近くにいた男性に全員の写真を撮ってもらい、グループ LINE に写真をあげた。

散会後、 K から LINE が入った。

K:「男一人にしてごめんなさい。

私:「インフルエンザ大丈夫か?」

K:「今日で 5 日目です。無理したら行けましたが、うつしたらどつかれそうなので辞退しました。また、行きましょうね。」

私:「了解。」

私の身近では、インフルエンザに罹ったという話がなかったので、ピンと来ていなかったのだが、やはり、猛威を振るっているらしい・・・。

次回へ・・・。