「真実の口」1,286 遺伝子組み換え問題に朗報・・・①

当 Blog でも、折に触れ、遺伝子組み換えの危険性について取り上げてきた。

自然健康、栄養、その他についての独立したニュースを Blog 形式で報道している米 Natural News では、動植物、土壌、人間等に与える 7 つの危険性について、分かりやすく指摘しているので紹介しよう。

https://www.naturalnews.com/038792_GMO_toxicity_digestion_cancer.html

以下、意訳。

1. 遺伝子組み換えは消化を混乱させる。

遺伝子組み換えの推進者は遺伝子組み換え作物と自然な食物の間に差はないというが、 2004 年に Nature Biotechnology 誌で発表された調査によると、遺伝子組み換え作物の DNA は消化器官に留まり続ける。つまり、腸内のバクテリアに、遺伝子組み換え作物の DNA が、実際に転写されており、無限にその DNA が再生産されるという。

2. 遺伝子組み換えはガンの原因となる。

遺伝子組み換え食品摂取とがんの形成との関連を明らかにする最新の研究では、セラリーニ研究室が、遺伝子組み換え食品は、自然食品とは全く異なる方法で、哺乳動物で消化過程が行われていることを明らかにしている。この研究結果によると、有毒ラウンドアップ(グリフォセート)除草剤を散布した遺伝子組み換え食品を与えられたラットは、全身に重篤な腫瘍を発症した。 International Journal of Biological Sciences に掲載された以前の研究でも、同様の結果が得られ、遺伝子組み換え作物摂取の症状として臓器不全が加わった。

3. 遺伝子組み換えは除草剤の使用を増加させる。

遺伝子組み換え業界の主張とは対照的に、遺伝子組み換えは、化学農薬の使用を減らすことはなく、むしろ大幅に拡大した。 ワシントン州立大学の農業と天然資源保全センターの研究者らは、 1996 年の遺伝子組み換え作物の出現に伴い、 16 年間の間に、遺伝子組み換え導入時より、除草剤使用量が 5 億 2,700 万ポンド増加した。多くの遺伝子組み換え作物に使用されるラウンドアップは、土壌、水路、およびその他の環境の隅々にまで残っていることが判明し、環境汚染源となる危惧を指摘している。

4. 遺伝子組み換えはネイティブな種子や蜂や昆虫に損害を与える。

遺伝子組み換えの最大の論点は、非遺伝子組み換え、有機、自然栽培の作物に、多大な影響を与え、壊滅させてしまうことです。 何百人もの農家が遺伝子組み換え作物に汚染された後、数年にわたってモンサント社や他の遺伝子組み換え企業によって実際に訴えられています。遺伝子組み換えにより、種子、コウモリ、蜂や蝶などの昆虫にも大きな損害を与えている。

5. 遺伝子組み換えは環境を汚染する。

主流波の科学者や産業界のスポークスマンは、遺伝子組み換えにより想定される環境便益を訴えている。 しかし、現実は、遺伝子組み換えとそれらを栽培するために使われた化学物質は、環境汚染の主要な原因である。米科学アカデミー誌に掲載された 2011 年の研究では、モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシに加工されたバチルス・チューリエンエンシス( Bt )細菌が、米国中西部の数百の河川や水路に存在することが判明している。Journal Analytical and Bioanalytical Chemistry に掲載された別の研究では、ラウンドアップ除草剤はアメリカの多くの水路と地下水源にも存在していることが明らかになっている。

6. 遺伝子組み換えは土壌のミネラルを激減させ、有益なバクテリアを破壊する。

Bt 細菌が、無害な存在であれば、Bt 細菌、その他の遺伝子組み換え生物の副生成物が水と土壌に存在したとしても、害は半分程度で済むでしょう。しかし、研究によると、これらの化学物質は、土壌組成を変え、必須ミネラルや善玉菌を減少、または、枯渇させ、ウイルスやペスト等の脅威に晒します。ラウンドアップの主成分であるグリホサートは、生分解しません。つまり、永久的に環境中に絶えず蓄積し、土壌組成を変え、天然資源を汚染し続けます。

7. 遺伝子組み換えは作物を破壊するスーパー雑草やスーパー害虫を生み出す。

遺伝子組み換え作物を作っていく基本的な大前提は、人工的に作物を作り、化学物質や環境被害による被害を防ぎ、収量を改善し、環境を保護することができるということです。そして、その効果によって、農家はラウンドアップのような化学物質を無差別に散布することで作物が守られるはずでした。しかし、現実は、遺伝子組み換え技術の標的とされた雑草や害虫が突然変異し、化学物質や Bt 細菌に抵抗力をつけ、このシステムは今や完全に崩壊している。その結果、遺伝子組み換え作物により疾病や病気が増加し、食物供給量においても大打撃を与えている。

如何だろうか?

一時期は、遺伝子組み換え作物・生物問題が大きく取り上げられていたが、最近では、あまり、耳にしなくなったような気がするのは私だけだろうか?

ホームセンターでも、ラウンドアップはコーナーが設けられ、大々的に販売展開されている。

ホームセンターのラウンドアップ売り場

また、JAの外部団体に当たる社団法人『農協協会』から発行されている“農業協同組合新聞”では、世界の潮流に逆らうかのような能天気な記事が掲載されたりしている。

https://www.jacom.or.jp/archive03/news/2012/09/news120918-17924.html

以下、転載・・・m(_ _)m

『 JA 水戸・ひぬま営農資材センターは大会の常連店舗で、昨年に続き最優秀賞を 2 連覇。冬も終わりになる頃、店舗を賑々しく改装すると、組合員から「今年も賑やかになったね!」などと喜ばれる恒例行事になっており、今年は 200 リットル規格を各生産組合で最低 1 本ずつ購入してもらうなどの販促活動も奏功し、販売量が昨年比 1.6 倍となった。会議室、窓口、他の生産資材の売り場など、店舗のどこへ行くにも必ずディスプレイの前を通るよう、設置場所も工夫している。奥谷光一センター長は「組合員からも親しまれている。 3 連覇をめざしたい」と意欲を見せた。』

JA水戸ひぬま・営農資材センターの売り場

(写真)
ジェイエース・ラウンドアップ部門大型ディスプレイで最優秀賞となった JA 水戸ひぬま・営農資材センターの売り場。電飾を使うなど賑やかさを追求した。

このような輩(失礼・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛)に日本の農業を任しておいて良いのだろうか?

次回・・・。