前回の続き・・・。
種子法の廃止は、日本にとって易となるのか、害となるのか?
山●正●氏の言を検証してみよう・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
山田氏は、「日本の農業はモンサントに支配される」というタイトルで、月刊日本の中で以下のように語っている。
『これまで日本は種子法に基づいて、コメなど主食の種子を「国の宝」として守り育んできました。
国が管理して、各都道府県に原種や原原種の維持や優良品種の開発、奨励を義務づけていたのです。
その結果、日本のコメ、麦、大豆の種子は 100% 国産であり、食の安心・安全や自給率は守られてきたのです。
ところが、昨年 4 月に種子法廃止法案が成立して、今年 4 月に施行されてしまいます。
これによって従来の国や都道府県の公共品種の維持が難しくなり、民間企業によって主要農作物の種子市場が席巻されてしまうことになります。
種子法の廃止は TPP 交渉の中から出てきたものです。
TPP 協定は、2016 年 2 月に署名されましたが、その際に日米が交わした交換文書があります。
そこには、「日本国政府が外国投資家等から意見及び提言を求め、関係省庁等からの回答とともに規制改革会議に付託し、同会議の提言に従って必要な措置をとる」とあります。
そして実際に、外国企業の意向に沿って種子法の廃止や農業競争力強化支援法の制定などが決められてしまったのです。
ここでいう「外国投資家等」の中には、グローバル種子企業のモンサント社やシンジェンタ社が含まれています。
彼らは 20 年前から日本の種子市場を狙っていたのです。
すでに野菜のタネはそれら多国籍企業に支配されています。
30 年前まで野菜の種子は全て国産でしたが、今では 90% 以上が外国産です。
(中略)
モンサントが日本の公共品種から開発した遺伝子組み換え品種などを応用特許として申請すれば、日本の農家は高額な種子価格に加えて、特許料まで支払わなければなりません。
農家は二重に搾取されることになるのです。』
これが事実であれば、一大事である。
『すでに野菜のタネは・・・~・・・ 90% 以上が外国産です。』
声:「ウッソ~・・・。何食べても一緒じゃん。」
私は、とりあえず、ホームセンターに種子を見に行ってみることにした。
様々な種子が並んでいる・・・。
外国語で書かれた袋の商品は一つもない・・・?
サカタのタネ・・・(^▽^)=3 ホッ
まあ、有名どころなので、調べずとも日本の会社と分かる。
裏を見てみると・・・。
株式会社 サカタのタネ・・・、意外にも、横浜の会社だった・・・!
サカタ、サカタ、サカタ、アタリヤ・・・?
アタリヤ・・・・??
裏を見てみると・・・。
株式会社 アタリヤ農園・・・、千葉県の会社だった・・・(○´・∀`)=зホッ
アタリヤ、アタリヤ、アタリヤ、タネのタキイ・・・!
タネのタキイ・・・(●´3`)~♪
ここも有名どころである・・・。
裏を見てみると・・・。
タキイ種苗 株式会社・・・、京都が本社だ・・・!
次々と見ていく・・・(「  ̄ー ̄) ドレドレ・・・
結果、このホームセンターは、サカタのタネ、アタリヤ、タネのタキイの3 社を取り扱っているようだ・・・。
しかし、全部が、日本のメーカーである。
続いて、別のホームセンターへ移動してみる。
ここは、外に種子のコーナーが設けられていた。
ニチノウのタネ・・・?
声:「ニチ・・・日(?)って入っているから日本の会社なのだろう?」
裏を見てみると・・・。
日本農産種苗 株式会社・・・、長野の会社だった!
サカタのタネ、サカタ、サカタ・・・。
タネのタキイ、タキイ、タキイ・・・。
トーホク交配・・・?
裏を見てみると・・・。
株式会社 トーホク・・・、熊本県の会社だった・・・?
声:「トーホクなのに、九州・・・?まあ、トウホクじゃないから良いか・・・?」
結局、ここには、ニチノウのタネ、サカタのタネ、タネのタキイ、トーホクと 4 つの会社を取り扱っていた。
もう一軒、念のために、回ってみた。
ここも、外に種子のコーナーが設けられていた。
トーホク・・・。
タネのタキイ・・・。
アタリヤ・・・。
サカタのタネ・・・。
カネコ種苗 株式会社・・・!!!
ここも有名どころだが、群馬県の会社だった・・・!!!
結局、ここには、トーホク、タネのタキイ、アタリヤ、サカタのタネ、カネコと 5 つの会社を取り扱っていた。
3 軒見て回ったが、外国の企業の種子は一つも探すことが出来なかった・・・?
一般消費者と農業従事者への種子の販売が違うのだろうか・・・??
実は、種子の裏を見ているうちにあることに気付いたのだ・・・( ゚д゚)ハッ!
次回へ・・・。