「真実の口」1,341 WELLNESS GLASS Season Ⅱ・・・③

前回の続き・・・。

前回・前々回と投稿内容がダブるような形になったが、動画を見ることで、私も工場でご説明頂いた時よりも、更に、理解を深めることが出来た。

時間と場所を 2018 / 4 / 27 のレンズ加工メーカーの応接室に戻す。

私:「前回、レンズを抗酸化処理した時は、セミ品を作る際に抗酸化溶液を添加したんですよね。」

専:「そうらしいですね。」

私:「今回は、セミ品からの処理なんで、どの時点で添加したらいいのか製造工程を教えて頂けますか?」

専:「セミ品を研磨して形を作るんですが、この工程では、処理は無理だと思います。染色かコーティングの工程であれば液体を使うので可能かなと考えているんですが・・・。」

私:「染色と言うのはどういう風にするんですか?」

専:「染料を溶かして、機械で※※して、その◆◆◆で、レンズに色が付くようにするんです。」

私:「えっ?◆◆◆でレンズに入るんですか?」

専:「素材が合成プラスティックなんで、その性質を利用しているんです。素材によって時間は変わりますが・・・。」

私:「はい!。それでいきましょう!」

専:「えっ?どうするんですか?」

私:「その※※する際に抗酸化溶液を添加してみましょう!」

専:「それで大丈夫ですか?」

私:「多分。行けると思います!」

専:「この後の工程でも、洗浄したりしますが、抜けませんか?」

私:「はい!大丈夫だと思います(笑)。」

専:「そうですか。安心しました。濃度と時間はどうされますか?」

私:「濃度は◆◆◆で、時間は◇分刻みで実験してみましょうか?」

専:「分かりました。」

私:「その時に使う■もセラミックを入れて作って頂けますか?」

専:「どうすれば良いんですか?」

私:「私からセラミックを送るんで■の中に 2 時間程入れた後、実験に入ってください。」

専:「2 時間超えても大丈夫ですか?」

私:「ああ。それは大丈夫です。」

専:「了解しました。」

私:「機械の容量を算出してもらえば、必要量の抗酸化溶液をお送りしますんで・・・。」

・・・と、この場をお開きにした。

後日、メールが来たのでサンプルの抗酸化溶液を送る。

GW の週ということもあり、実験は、 GW 明けからということだった。

2018 / 5 / 30、 N 専務からビーカーテストが終わったのでサンプル品を送る旨の連絡が入る。

翌日、サンプルを受け取る。

声:「へ~っ・・・。やっぱり、時間により、微妙に効果が違うんもんなんだ(笑)。」

例の如く、ダブルチェック機能の為に、すぐに、北海道の会田氏へと転送する。

翌々日、会田氏から電話が入る。

(トゥルルル~)・・・p(・o・)・・・(トゥルルル~)

会:「届いたよ~。」

私:「どんな感じです?」

会:「うん。ちゃんとエネルギーは感じるよ。」

私:「袋に時間を書いてあったと思うんですけど、どれが良いですか?」

会:「 $$ 分 かなぁ・・・。」

私:「ああ、そうですか?私は、 ## 分と $$ 分は変わらない気がしたんですが・・・?」

会:「うん。でも、やっぱり $$ 分が良いと思うよ。」

私:「分かりました。そう伝えます。」

N 氏と N 専務に、サンプルの評価を伝える。

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(私からN 氏と N 専務へ)

お世話になります。

先日、テスト商品を受け取りしました。

私と弊社会長・会田でダブルチエックしました。
私は ## 分 と $$ 分の差異は感じなかったのですが、会田は $$ 分が
良いと感じたようです。

これで進めて良いと思います。

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N 氏からメールが届く。

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(N 氏から私へ)

いつもお世話になっております。
ということは無色で抗酸化効果が出るということですね。
なんとありがたいこと。
それでは早速次の段階に進みたいのですが、
一度 N 専務にお会いして、商品化についての問題点等を詰めたいと思いますが、
佐々田さんの 6 月のスケジュールをお知らせください。候補日を挙げていただいてよろしいでしょうか?

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N 専務からもメールが届いた。

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(N 専務から私へ)

ご連絡ありがとうございます。

効果が出てまずは一歩進みました。
本当にお手数おかけしますが、もう一度レンズ厚みを変えて
テストしたいと思います。恐縮ながらもう一度テストサンプルを作成し
ご評価いただきたいと思います。

なにとぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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声:「はて?何のサンプルなんだろう?」

これを受けて、メールで済む問題はメールで解決していってはという旨のメールをお二方に送る。

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(私からN 氏と N 専務へ)

メールで解決できる点は解決しましょう。

商品化についての問題点等?
→何かありますか?

もう一度確認のためサンプルを作成したい
→意味は?

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N 専務より返信。

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(N 専務から私へ)

ご連絡有難うございます。下記失礼いたします。

*メールで解決できる点は解決しましょう。
→「 N 」そうですね。そうしましょう。

*商品化についての問題点等?
→何かありますか?
→「 N 」いまのところはわかりませんが、進めるにあたり色々出てくると思いますがまずはテストと考えます。

*もう一度確認のためサンプルを作成したい
→意味は?
→「 N 」今回は効果が出るのかを試すため、まずは、基本的な厚みの度無レンズにて行いました。度付きになると、様々な厚みや形状が出てまいります。次回は $$ 分で、基本的な度付レンズを行ったり等々行いたいと思います。

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声:「熱心で、真面目な方で良かった」

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(私から N 専務へ)

ご返信ありがとうございます。

以下、回答です。

> →「 N 」いまのところはわかりませんが、進めるにあたり色々出てく
> ると思いますがまずはテストと考えます。

了解です。
最終的に、テストでなく、製造段階には工場を見学すれば別のアイデア
も出るかもしれません(笑)

> →「 N 」今回は高価が出るのかを試すためまずは基本的な厚みの
> 度無レンズにて行いました。度付きになると様々な厚みや形状が出
> てまいります。次回は $$ 分で基本的な度付レンズを行ったり等々行
> いたいと思います。

了解です。
必要量を前もって算出してみて下さい。
まとめてお送りします。

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こうして、着々と抗酸化レンズの製造は進んで行った。

次回へ。