「真実の口」1,374 ゲノム編集食品・・・①

3 月 19 日・・・。

いつものように朝刊を読んでいたら、驚くべき見出しを見つけた・・・!

『ゲノム編集食品 夏にも 多くは審査不要』

内容は・・・。

「厚生労働省の専門部会は 18 日、生物の遺伝子を効率的に改変する「ゲノム編集技術」で品種改良した農水産物の多くに厳格な安全性の審査を求めず、国へ届け出れば販売できるとした報告書をまとめた。

今後は厚労省がルールを決めて通知を出し、消費者庁も表示の考え方を示す予定で、夏には食品として販売可能になる見通し。」

・・・というものだ。

ゲノム編集食品とは・・・。

まず、「ゲノム( genome )」とは、遺伝子( gene )と染色体( chromosome )から合成された言葉で、 DNA のすべての遺伝情報のことである。

DNA には、 G (グアニン)、 A (アデニン)、 C (シトシン)、 T (チミン)という 4 種類の「ヌクレオチド」と呼ばれる化学物質が、ランダムに並んだ遺伝情報が記されている。

例えば、「GTGACCGTCCGGGTA・・・」というような極めて長い文字列がゲノムである。

このゲノム(ヌクレオチド配列)を自由自在に編集、つまり書き変える技術が「ゲノム編集」というわけだ。

このように遺伝情報を書き変えることができれば、それは私たちの顔形や身長、体型のような外見から、性格や知能のような内面、さらには運動能力まで変えられる(?)ことになる・・・?

ある意味ゲノム編集は「遺伝子操作技術の一種」という見方もできる・・・。

つまり、ゲノムを編集する(=書き変える)ということは、これらの遺伝子を操作(=変更)することともとれる。

あれ・・・?

これって、遺伝子組み換えに似ている・・・??

そう思った方もいいのではないだろうか・・・???

ゲノム編集と遺伝子組み換えは同じところと異なるところがあるようだから、当然と言えば当然なのか・・・????

ここで少し立ち止まって、遺伝子について考えてみよう!

地球にはじめて“生命”が生まれたのは、およそ 40 億年前。

たったひとつの細胞が、海の中で“偶然”生まれたのが、すべての“生命”の始まりだったと言われている。

このたったひとつの細胞から、現在、地球上に存在する多種多様な生物へと繋がっていくわけだが・・・。

我々人間を含む地球上のありとあらゆる生物は、大なり小なり変化する自然環境の変化に応じて進化を繰り返し、それに対応できた生物だけが、生命を繋ぐことができてきたことになる。

現在、 137 万種を超える生物が確認されているらしい・・・。

対応できなった種は滅びていったということになる。

恐竜しかり・・・。

マンモスしかり・・・。

ネアンデルタール人しかり・・・。

ここで、私も驚いたのだが、地球に存在した 99.9% の種が絶滅しているというのだ・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~

現在、地球に存在する生物は、奇跡的な確率で“たまたま”存在していると言っても過言ではなさそうだ・・・。

生き物が絶滅する理由は・・・。

“地球が原因”

“他の生き物が原因”

大きく分類すると、このふたつに分類することができるそうだ・・・。

そして、圧倒的に多いのは“地球が原因”らしい・・・(・0・。)ヤッパリ

詳しくは、下記書籍で・・・(笑)

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

『わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』
著者:丸山 貴史 氏
監修:今泉 忠明 氏
イラスト:サトウ マサノリ 氏

内容は・・・。
「アゴが重すぎて絶滅したプラティベロドン」
「まっすぐすぎて絶滅したカメロケラス」
「笑いすぎて絶滅したワライフクロウ」
「森に引きこもって助かったコビトカバ」
等々

面白そうなので、購入してみた・・・(笑)

このように生命を繋いでいくことを可能にしたのが遺伝的多様性である。

遺伝的多様性とは、同じ種の中においても遺伝子の違いによって多様性が生まれることを指す。

まあ、人間という同じ種であっても、姿かたちも違えば、血液型、皮膚の色、目の色、髪の毛の色、実に様々である。

これらは、長い年月にわたる自然環境に適応してきた証である。

人間は他の生を取り込む(食べる)ことで生を繋ぐことができるわけだが・・・。

遺伝的多様性は、種が環境に適応して生きのびていく上でも重要だが、我々人間が他の生を取り込むために、生物の品種改良を行っていく上でも、非常に重要になってくる。

現在、日本で一番生産されている野菜は何かご存じだろうか?

ジャガイモである!

2017 年 野菜の収穫量ランキング(出典:農林水産省統計)

1 位・・・ジャガイモ 239 万 5,000 トン
2 位・・・キャベツ 142 万 8,000 トン
3 位・・・大根 132 万 5,000 トン
4 位・・・玉ねぎ 122 万 8,000 トン
5 位・・・白菜 88 万 900 トン

ダントツの 1 位である・・・・(笑)!

しかも、他のイモ類も見てみると・・・。

6 位・・・さつまいも 80 万 7,100 トン
16 位・・・やまのいも 15 万 9,300 トン
17位・・・さといも 14 万 8,600 トン

日本人って、どれだけイモが好きなんだろう・・・(笑)

因みに、世界で一番生産されている野菜は何かご存じだろうか?

“世界で一番生産されている野菜”で検索してほしい・・・m(_ _)m

トマト

・・・と出てこないだろうか?

何故、トマトが 1 位なのだろうか・・・??

日本では・・・・。

7 位: 73 万 7,200 トン

しかし、日本でもトマトが一番生産されている風なサイトが蔓延っている・・・???

トマト組合の陰謀だろうか・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

私の調べでは、世界でもダントツにジャガイモが生産されているのだが・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

下記は、帝国書院による統計データである!!!!

トマトの生産〔 2016 年〕

177,042,359 トン

分かりづらい方もいると思うので日本語表記を・・・。

約 1 億 7,704 万トンである。

ジャガイモの生産〔 2016 年〕

376,826,967 トン

同様に・・・。

約 3 億 7,683 万トン

実に、ダブルスコアではないか・・・(笑)。

これだけの量が世界で生産されているジャガイモの歴史を次回紐解いてみよう・・・。