「真実の口」1,390 恐怖の超監視社会②

前回の続き・・・。

前回、検索について触れ、Google の圧倒的強さを紹介した。

Google は、売上全体の 8 割強を広告収入で稼いでいると言われている。

その仕組みは、検索エンジンを開くと、ブラウザの隅に広告サイトが展開されている。

Yahoo!

こんな感じである・・・。

広告サイトに誘導すべく、閲覧者がクリックした数に応じ Google 社に収入が入る仕組みとなっている。

当然のことだが、 Google 社にとって検索エンジンはまさに最も重要な技術であり、かつ貴重な製品でもあるわけだ。

Google 社としては、如何にして、閲覧者にとって興味のある広告を目に触れさせるかということが課題になる。

皆も経験ないだろうか?

何気なく広告サイトを見てみたら、それに関わるような広告がドンドン溢れかえってきたことに。

私は、当 Blog を寄稿する際の情報源として、ネットを利用するのだが・・・。

例えば、去年の暮れに冷凍食品を取り上げた際には・・・。

人気ランキングを掲載したが・・・。

ニッスイ 口どけなめらかかにクリームコロッケ

味の素 エビ寄せフライ

日本ハム 黒豚やわらかひとくちかつ

等々が、怒涛の如く、ブラウザに登場するのである。

声:「いや・・・。買わんし・・・。」

そうは言っても、一つの商品を調べるのに、原産地であったり、原材料名であったり、画像であったりと数度も調べれば、「コイツ、メッチャ興味持ってんな!」的に思われても仕方がないのだが・・・。

Google検索では、閲覧者が指定したキーワードに応じて、閲覧者が必要としていると判断した Web ページをランキング表示する。

例えば、“抗酸化工法”を検索すると・・・?

検索エンジン

・・・という具合に、 ASK の HP が一番上に出てくる。

そして、このランキングを決定するのが、アルゴリズムと言われるものである。

アルゴリズムとは、コンピュータが目的を達成するための処理手順、情報を処理するためのステップを指示するプログラムのことである。

まあ、分かりやすく言えば、質問を受けたコンピュータが、答えを返すために必要な過程と数式だ。

Google では、検索順位を決定するため、 200 以上の検索アルゴリズムを駆使していると言われている。

Google 社が存在すると明言しているアルゴリズムから、その存在をひた隠すもの、更には、噂レベルのものまであると言われているようだ。

以下のようなサイトがある。

Google検索アルゴリズム261項目完全分析 “SEO(※)の全て”

(※) Search Engine Optimization:検索エンジン最適化を意味する言葉で、Google や Yahoo などの検索エンジンの検索結果で、 Web サイトを検索結果で多く露出させるための施策のこと。

全部目を通すと、疲れるのでザッと目を通すだけにしたのだが、それでも疲れた・・・(笑)。

ASK でも SEO 対策を取っているので、当然、ランキング 1 位にならないと困るのである・・・(;^_^A アセアセ・・・

Google 検索において、ランキングを決定するアルゴリズムの一つに、 AI (人工知能)を活用した RankBrain というアルゴリズムがあるそうだ・・・。

RankBrain は、 2016 年に導入されたらしいのだが、 Google の検索の約 15% 程度の決定に関わっているらしい・・・。

Google 社によると、検索に掛かる 200 以上の主要なランキングシグナルがあり、さらに 10,000 に及ぶバリエーションやサブセットがあり、 RankBrain のアルゴリズムは TOP3 に入る重要なシグナルとなるらしい・・・。

TOP3 は、コンテンツ、リンク、 RankBrainで順番は明かされていないようだ・・・?

私自身、PC の世界になると、理解が深くないので、 Web で拾った情報を元に Rankbrain を引用解説すると・・・。

【 Point.1 】 曖昧なキーワードであっても、必要な情報を提示する。

➡過去の膨大な検索履歴を、 AI が一つひとつ解析し、グループに分類。
➡利用者が指定したキーワードと、分類した各グループとの類似性についてAIを活用したアルゴリズムにより解析し、類似性ありと判断されたグループの検索履歴を採用し、利用者が求めている最適な検索結果を提示。

【 Point.2 】自ら学習し進化し続ける。

➡利用者による Google 検索履歴の機械学習。
➡全ての学習はオフライン時に行われ、予測を学習し、自身でテストを行い、その結果が Google 社によって検証され、改善が証明されると最新版の RankBrain として公開され、更に、オフライン学習とテストのサイクルは繰り返し行われる。

【 Point.3 】 過去に検索したことのないキーワードでも対応可。

➡最近では、モバイルからの音声検索というものがあり、検索エンジンも予期しないような長いキーワードや、話し言葉などで検索されることが多くなってきているが、そういった場合でも、何を表示するのかというのを、今までのデータからの結果を反映した上で、見たことがないような新しいキーワードに対しての答えを導き出している。

以上が、 RankBrain の凄いところのようだ・・・。

しかし、 Google 社は手を抜かない・・・(笑)。

2018 年 から、 Neural matching という AI も導入したようだ。

違いは何ぞや?

Google 社によれば・・・。

「RankBrain is an AI-based system Google began using in 2016 to understand how pages are related to concepts. It means we can better return relevant pages even if they don’t contain the exact words used in a search, by understanding the page is related to other words & concepts.」

➡ RankBrain は、 Googl e がページのテーマ性について理解すべく 2016 年に使用し始めた AI ベースのシステムです。たとえサイトに検索語句が利用されていないサイトページでも、(他の語句やテーマ性の解釈によって)関連性のある最適な内容であれば、 Google は検索結果に表示させることができます。

「Neural matching is an AI-based system Google began using in 2018 primarily to understand how words are related to concepts. It’s like a super-synonym system. Synonyms are words that are closely related to other words…」

➡ Neural matching は、 Google が主に検索語句にどのような心理が働いているか理解すべく 2018 年に使用し始めた AI ベースのシステムです。優れた同義語システムと言っても良いでしょう。同義語とは、他の言葉に置き換えて解釈できる語句を指します。

「In summary:
— RankBrain helps Google better relate pages to concepts
— Neural matching helps Google better relate words to searches.

And there’s nothing special searchers or webmasters need to do. These are part of our core systems designed to naturally increase understanding.」

➡要約すると:

RankBrain は、 Google がページを概念レベルでより適切に解釈するためのもの
Neural matching は、 Google が検索語句を意図レベルでより適切に解釈するためのもの

そして、これに特別な分析やウェブマスターが必要なわけではありません。これらは、より自然な解釈を促進するコアシステムのひとつです。

まあ、何かわからんが、凄いイシステムということだ・・・。

私なりに解釈すれば、曖昧なキーワードを概念として捉えるということのようだから・・・。

日本人独特な行間を読む?

空気を読む?

・・・的なことが PC を使って検索すれば、ツーと言えばカーというようなことが可能になってくるということじゃないだろうか?

次回へ・・・。