「真実の口」1,404 再開①

3 ケ月ぶりの寄稿である。

何があって、 3 ケ月も休んだかと言うと、心身ともに休養を必要と感じたからである。

6 月中旬、一本の電話が掛かってきた。

今まで何度か問い合わせのあった方からだ。

(トゥルルル~)・・・p(・o・)・・・(トゥルルル~)

私:「はい。もしもし、お世話になっています。」

ご婦人(以下:婦):「もしもし。お世話になっています。いくつか質問があるんですが良いでしょうか?」

私:「はい。どうぞ。」

婦:「ペールで梅酒を作りたいんですが出来ますか?」

私:「はい。出来ますよ。結構、多くの方が作っていらっしゃいますから・・・。」

婦:「他の方の話はどうでも良いんです。」

私:「えっ????」

婦:「私が作るんですから!」

私:「はぁ・・・????」

声:「いやいや、普通、多くの人が作っているのなら、貴方にでも出来るということにはならないのか?それとも特別な作り方なのか?」

ここから梅酒の作り方を延々と伝えてくるのだが、至って普通の作り方である。

私:「はい。その作り方で良いと思います。ペールであれば消毒やら失敗の心配ないので作りやすいと思いますよ。

婦:「そんなことは分かっています。」

私:「ああ。そうですか。」

声:「おいおい・・・(T▽T)トホホ」

婦:「次に、ラッキョウを漬けたいんですが、大丈夫ですか?」

私:「はい。大丈夫ですよ。」

婦:「酢を入れるんですよ。」

私:「はい?そうでうよね?」

婦:「ペールはプラスティックですよね?」

私:「はい。そうですが・・・?」

声:「何を聞きたいんだろう?」

婦:「プラスティックが溶け出さないんですか?」

私:「えっ?お酢で作るんですよね?」

婦:「はい。酢です。」

私:「そうであれば大丈夫ですよ。」

婦:「ペールのプラスティックは抗酸化処理されているから大丈夫と言うことでしょうか?」

私:「いいえ・・・。違いますけど。」

婦:「では、何故、安全なんですか?」

私:「普通、プラスティックは食品衛生法で規定された基準に見合ったものを使われていますから・・・。酢は大丈夫ですよ。」

婦:「そんなことはどうでも良いんです。ペールが大丈夫かどうかと言うことです。」

声:「えっ??????」

私:「はい。基準に会っていますから、大丈夫ですよ。」

婦:「絶対ですね?」

私:「はい。」

婦:「ありがとうございます。」

声:「疲れた・・・。」

何故、こんなことを聞くのか疑問に思って、「酢 プラスティック」で検索してみた・・・■_ヾ(・・*)カタカタ

すると、出るわ出るわ・・・(笑)

『プラスチックの容器にお酢を入れてもいいですか?』

『料理本を読んでいたら、
レモンの砂糖漬けの作り方の欄に
「柑橘の酸がプラスチックを溶かすので、ガラスの容器で作るべし」と
書かれていました。』

『酢の物を保存する場合、 タッパーなどプラスチック製の容器に入れておいても良いんでしょうか?』

『酸はプラスチックを溶かすのでしょうか?』

世の中では、プラスティックへの知識がそんなことになっていたのだ・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工

同時期に環境回復農法についての問い合わせがあった。

その方は、 PC やスマートフォンが使えず、コンビニの Fax から本社あてに問い合わせをしてきたらしい。

そして、一文に、「当方、農業に携わって、 40 年以上の経験があるので、少しのヒントで、全部理解できると思います。」

メールも Fax も使えないので、仕方がなく、郵便にて、環境回復農法の取り組み方をお送りした。

その際、「もし、分からなければ、電話で直接問い合わせわせてください。」と名刺も同封した。

しかし、その数日後、 Fax がきた。

「私が知りたいのは水田への使用法です。」

声:「いやいや、ちゃんと書いてるし・・・。一を知って十を知るというようなこと書いてたじゃん。それに、何故、Fax ・・・?」

もしかしたら、私の思っている以上に、私の伝えたいことは伝わっていないのか???

・・・と疑問に思ったのも、休稿に至った要因の一つである(笑)。

次回へ・・・。