前回の続き・・・。
昨日、都市部では、重症化率より致死率の方が高いという情報を寄稿した。
ただし、新型コロナウィルス感染症対策アドバイザリーボードからは、以下のようなレポートが発表されている。
これは、第 5 波のデルタ株流行での死者・重症者急増の影響をうけてからなのか、それ以降、重症化率と致死率の調査が行われている。
○ 協力の得られた石川県、茨城県、広島県のデータを使用し、令和 4 年 1 月 1 日~ 2 月 28 日の期間における新型コロナウィルス感染者 119,109 人を対象に、年齢階級別、ワクチン接種歴別に重症化率及び致死率を暫定版として算出した。
○ 人工呼吸器を使用、 ECMO を使用、 ICU 等で治療のいずれかの条件に当てはまる患者を重症者と定義し、重症化率は、経過中重症に至ったが、死亡とならなかった患者、重症化して死亡した患者、重症化せず死亡した患者の合計を、感染者数で割ったものである。死亡者数は、 COVID-19 の陽性者であって、死因を問わず亡くなった者を計上している。
○ ワクチン接種歴あり( 2 回以下)はワクチンを 1 回及び 2 回接種した者、まとめには下記の他に接種歴不明の者が含まれる。
○ 令和 4 年 3 月 31 日時点でのステータスに基づき算出しており、今後重症者数や死亡者数は増加する可能性がある点に留意。
これを見ると、重症化率>致死率となっているのだが・・・。
この表を見て、重症化率・致死率よりも面白い点がある。
若年層においても、高齢者層においても、ワクチン未接種より、ワクチン接種歴ありの方が感染者が多いという点である。
ワクチン接種率と比すると、見方も変わるかもしれないが、単純な考え方をすると良いのではないだろうか?
もし、あなたがウィルスだとしたら、 80% の群れと 20% の群れ、どちらをターゲットにしますか??
言わずと知れた、数字はワクチン接種率である。
80% の群れに適合できるように変異て攻撃を仕掛けないだろうか?
更に、重症化率・致死率を見ても若年層においては、ワクチン未接種でも、ほぼほぼ 0 である。
そして、第 7 波を迎えて、以下のようなレポートも出されている。
残念ながら、重症化予測と死亡予測は外れていっているような気がしてならない。
昨日の現場の医師の話を考えると、重症化のポイントがどこからなのかが変異ウィルスに対して付いていってないのではないだろうか?
まだ、第 7 波のビッグウェーブの最中である。
どんなライディングテクニックを見せるのか?
先週中半の感染動向をリンクにて報告する。
次回へ・・・。