「真実の口」1,653 抗酸化ダイエット【後編】

前回(「真実の口」 1,650 抗酸化ダイエット【中編】)の続き・・・。

前回、抗酸化温浴ドームベッド“ KAN-GEN-KUN ”を利用することにより、体脂肪率の減少及び体重の緩やかな減少を確認できた旨を時系列で寄稿した。

さて、我々は体重体組成計を使用することにより、体重だけではなく、体脂肪率の測定、さらにその脂肪の内容(皮下脂肪か内臓脂肪か)や筋肉率の測定等を得ることが出来ている。

私自身は、体重体組成計に乗るだけで、数値化されるので、「便利なものだなぁ」と思う程度で、その仕組みについては全く知ろうとさえもしていなかった。

皆は如何だろうか?

体組成計の原理をご存じだろうか?

どのようにして体脂肪率等を算定しているのか?

体脂肪量を測定方法としては、“生体インピーダンス法”、“キャリパー法“、“水中体重秤量法”、“空気置換法”等々があるそうだ・・・。

★生体インピーダンス法

体内に微弱な電流を流して電気抵抗(インピーダンス)を測定し、脂肪の割合を算定する方法。比較的安易なので、一般家庭で使用されている体組成計はこれが主流。

★キャリパー法

キャリパーという測定機器で指定された部位の脂肪をつまんで厚さを測り、体脂肪を推定する方法。測定機器があればどこでも測定可能だが、測定者によって誤差が生じることがある。

★水中体重秤量法(水中体重測定法)

陸上と水中での体重の差から身体の密度を算出し、体脂肪率を推定する方法。

★空気置換法
専用のカプセルに入りカプセル内の空気の圧力の差から体脂肪を求める方法。

★ DEXA 法( Dual Energy X-Ray Absorptiometry :二重エネルギー X 線吸収法)

二種類の異なる波長の X 線を身体に照射して、透過率の差から身体組成を計測する方法。骨粗鬆症の診断、治療において骨量、骨密度を測定するために使用され、同時に身体の筋肉量、脂肪量を定量することもできる。

この中で、どれが体脂肪率を正確に測定することができるかといわれると、“水中体重秤量法”や“空気置換法”が、最も適しているらしいのが、コストが高く、数少ない研究機関にしか測定機器がないため一般的ではないそうだ。

また、 DEXA 法も医療用機器の要素が強いので、我々では安易に扱えるものではなさそうだ‥・(笑)

そこで、一般的に家庭用体組成計として利用されている生体インピーダンス法について、もう少し詳しく調べてみた・・・。

“生体電気インピーダンス法”は、「組織の生物学的特性による電気伝導性の差異を利用して、身体構成を予測する方法」となっている。

人体に微弱な交流電流を流すと、電気は伝導性の良い水分に沿って流れ、水分の量によって体水分、脂肪、筋肉等でのインピーダンス(=電気抵抗)が異なってくる。

このとき発生するインピーダンスは、体組成分と関連性があり、これを用いて体組成分を評価するらしい。

つまり、人体が、伝導性の高い組織( Conductor :除脂肪)と低い組織( Insulator :体脂肪)で構成されているという電気的特性と、インピーダンス測定値に二つの組織の比率が反映されるという特性を利用するということのようだ。

電気伝導性は、水分と電解質量に比例し、細胞の形が円形に近いほど減少するが、脂肪組織は円形の細胞から成り立っているらしい。

また、水分が筋肉や他の組織に比べて相対的に少ないため、脂肪量が増加すると電気伝導性は減少することになるそうだ。

実際には、生体電気インピーダンス法では、人体を一つの均質な円筒、あるいは四肢と胴体の五つの均質な円形の和と仮定して、人体の体水分量及び体脂肪量を算出することになるそうだ。

ただし、その前提条件があるという。

a. 人体は身長と体重によって大きさが決定される一つの円筒、あるいは五つの円筒が組み合わされた形であるとする。

b. 人体を構成している成分は全て均質に分布していると仮定する。

c. 個人による体成分の差異はないものとする。

d. 外的な環境条件(気温等)及び体温による変化、ストレスによる変化はないものとする。

しかし、実際の人体は、インピーダンスが身長に正確に比例する均質なチューブ形の伝導体ではなく、決められた温度で電流の流れを減少させる程度も一定していないのが現実だ。

また、人体は不均質な構成成分からなり、複雑な形状から成り立っており、年齢により体密度が異なり、性別により体構成成分が異なるだけでなく、外的条件により変化している。

従って、実際の人体と生体電気インピーダンス法の前提仮定との差異を乗り越えるために、インピーダンスと身長の他に、体重、性別、年齢等の予測変数で補正した推定モデルを開発して適用しなければいけないそうだ。

更に、加齢によって体脂肪は増加し、筋肉量は減少してくる。

また、女性は男性に比べて体脂肪量が多い反面、筋肉量は少ない傾向にある。

その為、性別、年齢を考慮した体成分算出の公式を開発するためには、性別と年齢による臨床実験が必要となってくる。

・・・という理由で、上記 4 つの前提条件を考慮して、測定をしていくということらしい。

なんとなく、理解してきたところで、衝撃の事実を突きつけられた・・・ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!

インピーダンス法正しく測定するポイント!!!

「インピーダンス法では体内の水分量に左右されます。そのため運動や入浴などの発汗後や、水分や食事を摂った後などの時間帯は測定を避けます。そのため 1 回のみの測定で判断するのではなく、継続的に測定をすることでおおよそ正確な体脂肪率が把握できるようになります。測定は毎日同じ条件(時間、服装、姿勢)で測定することが正しい測定の基本です。」

声:「えっ・・・!?うそ~ん・・・(;ω;)」

いままで、私がやってきたことは無駄だったのか?

いやいや、 3 ケ月以上破れなかった 78kg の壁を越えられたのは KAN-GEN-KUN を使用してからだ・・・。

きっと、そこには何らかの原理が作用したはずだ・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

私の戦いは、続編へと続く・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛