「真実の口」242 エコライフ・フェア2011⑧

最後に・・・

展示会2日目の終了間際に女子高生がテントにやってきた。

何やら、被災地の子供たちに何らかのメッセージを書いて欲しいという事らしい。

知っている人は知っているのだが・・・(ん?当たり前)

私の悪筆は並大抵の物ではない( ̄^ ̄)

そこで、会田氏に押しつけた。

会田氏が、ノートに書いて、女子高生に手渡すと、何やら証明書のような物を渡すではないか・・・?

カーボンオフセット代行証明・・・?

どうやら、この子等は、このメッセージを書くことにより、カーボンオフセットを代行しようとしているらしい。

カーボンオフセットとは、人間の経済活動や生活などを通して「ある場所」で排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などによって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動の総称である。(From:ウィキペデイア)

発生してしまった二酸化炭素の量を何らかの方法で相殺し、二酸化炭素の排出を実質ゼロに近づけようという発想なのだが・・・

一生懸命、この活動を“ヨシ”として頑張っている女子高生に、「大人に騙されてはいけないよ」と流石に言えなかった。

そこで、「面白い話を聞かせてあげようか」と振ってみた。

女子高生から素直に、「ハイ」と返事が返ってきた。

「そこに書いているのを読んでごらん」と会田氏の書いた“二酸化炭素・・・”の紙を指し示した。

女子高生は、「えっ?」という反応である。

そりゃそうだ・・・

自分らが活動しているカーボンオフセットなど不要と言うことになるのだから・・・

私:「もし、ここに書いていることが、自分で試せたら、試してみたい?」

女子高生:「はい!」・・・(と元気な返事)。

私:「(素直でよろしい。どこかの大臣とは大違いだ・・・。)じゃあ、このリーフレットで遊んでみてごらん?」

・・・と、リーフレットの遊び方を教えてやった。

女子高生は、目を白黒させて、他のテントにいた一緒に回っているらしき女の子を大声で呼び出した。

連れの女の子にも同様の話をしてあげた。

ついでに・・・

地球温暖化が本当に起こっているのか?

北極が溶けても海面はあがらない・・・?

南極の端っこの方でも平均気温が0度を超えることはない、じゃあ、果たして氷は溶けるのか・・・?

日本の森林面積は約7割だが、果たして緑を少し増やして意味があるのか・・・?

植物の光合成の仕組みは・・・?

二酸化炭素の地球の組成率は・・・?

・・・と言う話をしてあげた。

女子高生は、今まで誤った方向へ知識を付けられていたということに気づいたらしい。

「大人に騙されてはいけないよ!」

あっ・・・結局、言ってしまったf^_^;

・・・と言うわけで、無事、二日間を終了することが出来た。

最後に、環境省のスタッフが挨拶に来たので聞いてみた。

「今の環境大臣って知ってる。」

一拍、間があり・・・

「松本です!」

お後がよろしいようで・・・