「真実の口」302 想像力の欠落?

今日は少し愚痴らせて欲しい・・・。

企業の窓口を担当していると、辟易するような人が、年に一人ないし二人はいる。

多くの人間がそうだと思うのだが、インターネットが普及したお陰で、手紙でのやりとりは極端に減った。

私みたいな悪筆の人間は、メールという意思疎通手段は非常に重宝している。

ただ、このメールという手段は、単にキーボードを叩いていくという作業のため、手紙に文字を書くのと違い、文字自体には感情は投影されない。

そのため、例えば、ビジネスメールのように相手を全く知らない場合のメールのやりとりは、送り手も受け手も客観性を持つことが大事だと考えている。

ただ、ビジネスメールのやりとりに慣れていない人は、主観を入れてメールを読んで、勝手に誤解をする場合がある。

前置きが長くなったが、つい先日、溜息を隠せなかった例があった。

出張中に電話がなり、『いきいきぺールにオムツを入れたが悪臭がする』というのである。

ペールは今まで数十万個が出ているが、そのような事例は届いたことがない・・・。

疑問を感じながら、使い方を聞いてみたが、何も不思議なことはない???

「一度、洗浄して、天日干しして、再度、使用して臭いがするようであれば、大阪で実験しますので送ってみて下さい」と言うことを伝えた。

数日後、『やはり、臭いがひどい』というので、大阪に送っていただき、実験してみることにした。

不幸中の幸いというか、我が家の乳児が下痢をしていた。

実験するにはもってこいである・・・。

早速、その日から、オムツを入れて、他の子らには何も言わないで、リビングにペールを置いて、過ごしてみた。

一週間実験するも、臭いは当然ない。

念には念を入れて、猫の尿のついたトイレシートを入れて、友人宅でブラインドテストしてみた。

猫の尿の臭いをかいだことのある人間なら解ると思うが、とてもじゃないが絶えられない。

しかし、結果は同じく、臭い無しである。

これらの結果をメールでお伝えすると、本人、曰く“絶句”したらしい・・・。

その際、使用方法を更に詳しく書いてきたので、よくよく読んでみると微妙に使用法が違うのである。

『ビニール袋に入れて口を縛ってからいきいきペールに容れてふたを軽くしめました。』というのである。

HPでは、「オムツ・汚物をそのまま入れて下さい」と書いてある。

この違いがどう影響を与えるか解るだろうか?

ビニール袋を密閉すると、嫌気性発酵になってしまうのである。

更に、3時間後に新しいオムツを入れようとしたら、臭いがきつかったため『ふたは先程よりもしっかりと閉めてみました。』というのである。

HPでは、「ふたは密閉する必要はありません。軽く上に載せるだけにしてください。」と書いてある。

通常であれば、中のビニール袋を縛ったとしても、蓋を完全密閉しなければ、ある程度の嫌気性発酵の臭いも抑えるのだが、残念ながら、完全密閉してしまったようなのだ。

そこで、あからさまに使用法を間違っていますという指摘ではなく、あくまでご本人に気づいていただけるように、私との使用法の違いを書いて返信した。

すると、『御社ホームページにハッキリと記載がされておりませんでした。』と返事が来た。

「?」と思いながら、HP上にも記載している旨を返信すると・・・

『中のビニール袋をしっかり縛ると、嫌気性発酵がする。蓋をしっかり閉めると、更に、嫌気性発酵が進む。』ということを記載しないから、このような事態に陥ったのであるというような文言が、ご丁寧に赤文字で返ってきた。

また、『数十万に一人でも、数百万に一人でも、ユーザーの苦情は聞き入れるべきである。』・・・ときた(苦笑)。

ペールで食品を作る際に、バクテリアのバランスがとれずに失敗して、問い合わせを頂くことがあるが、これらは、正しい作り方を提示すれば、まず、失敗する人はいない。

「今回のように、ペールにオムツ(あるいはペットのフン)を入れた場合、食べた物によって、バクテリアのバランスを崩し、嫌気性発酵が通常より進む可能性も考えられるかもしれません。」とも書いていたのだが・・・

『私たちは、変なものは食べていません。想像や想定で話をしないでください。』ときたもんだ。

現物を見ていないのに、想定・想像でなければ、事象を説明できないと思うのだが・・・?

極めつけは、会ったこともない私の性格を勝手に決めつけて、批評もしていただいた。

想像力は欠落しているが、妄想力は富んでいるのだろうか?

残念ながら、このような人に継続して使用していただいても、他のトラブルを持ち込んだり、他の人に誤った情報を伝えられても困るので、返金処理で対応することにした。

「今回は、返金で対応させていただきます」という旨のメールを送ると、以外にも、「ご連絡頂き、有難うございました。色々とお手数おかけしました。」と言う丁寧なメールが返ってきた。

私も振込のご案内と「こちらこそご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございませんでした。」というメールを送ろうと思ったが、送信エラーになる???

3度ほど送り、ああ・・・受信拒否したのかと・・・得心( ̄▽ ̄;)アハハ…

如何だろう?

このような人の共通点は、「私は間違っていない。もし、間違っていたとしても、その責任は販売側にある」という強い意志と、決して、謝らないという頑なな態度である。

申し訳ない・・・愚痴につきあっていただいて・・・m(__)m

抗酸化溶液活用製品は、バランスを整えるものなので、正しく使えば、誰でも同じような効果を得られるものである。

もし、効果に疑問が出たら、それは何らかの使用法の違いがあると思うので相談してほしい。

決して、主観的に決めつけず・・・、楽しむことが何よりである。