「真実の口」347 訪韓記(’11年11月編)③

3日目・・・11月16日。

今日の訪問地は、金社長に言わせれば、“今回訪韓の最大の目的”らしい・・・。

年の初めに、以下の寄稿をしたのだが、その際は、●●農協と伏せ字にさせていただいた。

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では、どこの農協なのかというと、金社長の生まれ故郷である春川(チュンチョン)である。

金社長によれば、春川は、韓流ドラマ『冬のソナタ』の舞台になった町らしく、ソウルから車で約1時間半位に位置するらしい。

韓流ブームの火付け役『冬のソナタ』でさえ見ていない私に言われてもピンとこないのだが、何でも、主人公のチュンサン(ペ・ヨンジュン)とユジン(チェ・ジウ)が学生時代に住んでいた町ということらしい・・・。

春川農協に着いて、ずっと不思議に思っていた一つの謎が解けた。

韓国の財閥と言えば、現代(ヒュンダイ)、三星(サムスン)、LG(エルジー・ラッキーグムソン)、SK(エスケイ・ソンギョン)、ロッテ等々が有名だが、韓国の都市から地方まで、アチコチに見かける看板があるのである。

春川農協①

それが、“NH”である。

実はこれが、Nong Hyup=農協の頭文字だったのである。

少し調べてみただのが、NH銀行、NH生命、NH火災、NHカード、NH投資証券、NH投資先物、NHキャピタル、,農協流通、南海化学、農協物流。農協飼料、農協牧牛村、etc・・・とこれだけの子会社を抱えているのである。

これでは、韓国中のいたるところでNHのマークを見かけるはずである。

春川農協に着くと、建物からワラワラと大勢の人が出てきた。

どうやら、組合長を筆頭にわざわざお出迎えしていただいたとのこと。

恐縮してしまった・・・。

応接室に通された私は、組合長と向かい合ったのだが、ビジネスの話をしようとするが、「まあまあ・・・」というような調子で私語の話に入らない。

雑談をすること暫し、別室に移動しようと言うことで、ようやく、仕事モードにはいることが出来た。

そこからの詳しい話は、先に挙げた、新年のリンクで確認して欲しい。

その際に、持って帰ってきた“海洋深層水を利用したミネラル補充剤”がこれである。

春川農協②

それから、我々は、組合長が高級ブルコギの店を予約していると言うことで、移動して昼食を取ることにした。

春川農協③

また・・・昼から飲んでしまう結果になった(☆´Д`☆)ヾエェ・・・

春川農協④

しかし、昼間のJINROは、些か堪える。

組合長等に別れを告げた我々は、同じ春川にある春一コンクリートに向かった。

金社長によると、金社長の同級生が経営しているらしく、ブロックを住宅や農業に活かせないだろうかと言うことらしい・・・。

春一コンクリート①

短い時間だったのだが、JINROのせいで、すっかり寝入っていたら、工場に着いていた。

しかし、残念ながら、社長不在と言うことで、日を改めることにした。

春一コンクリート②

仕方がないので、我々はソウルの金社長の事務所へ戻ることにした。

私が韓国に来ているという言うことで、何人か集まっているということらしい・・・。

事務所に着くと、懐かしい顔があった。

安東(アンドン)の兪(ユウ)さんである。

前回会ったのが、’10年6月以来だから、実に、1年3ヶ月ぶりの再会である。

兪さんのリンゴ農園は気がかりだったのだが、金社長が何も言ってこないので、順調にいっているものと勝手に判断していた。

しかし、事態はそんな悠長なモノではなかった・・・。

なんと、春先に花を咲かせ、それが実になっていくリンゴが、春先には葉が落ちだし、8月に花が咲いたというのである・・・?

ある日、金社長の運営しているインターネット内のカフェ(投稿サイト)に、突然、兪さんの農場のリンゴの花の写真がUPされたらしい。

金社長曰く、「8月の安東に春が来た」らしい・・・。

私にとっては、笑い事ではないのだが、よくよく話を聞いてみると、どうも“えみな”の分量を間違っていることに原因がありそうである。

12月にでも再訪韓して、農場を見に行くことを約束した。

そして、その後は、相も変わらずの宴が繰り広げられた。

ソウルで宴会①

ユッケはが日本では食べることが出来なくなったという話をしたら、金社長が頼んでくれた。

ユッケ