2日目・・・12月22日。
この日は、午前中、尚州(ソンジュ)へ向かうことになっていた。
金社長によれば、尚州は、干し柿の2大産地の一つらしい
そこで、金社長の高校時代の同級生が、干し柿を作っているということで、我々は、朝8時半に出発することになっていた。
私と会田氏、それに通訳の李さんは、定刻通りにフロントで待っていたのだが、案の定、金社長が降りてこない・・・。
しばし、待つがなかなか降りてこない。
フロントのオバちゃんが、気を利かせて、部屋にコールをしてくれた。
遅れてくること小1時間・・・┐(´д`)┌
平謝りに謝る金社長をいじめながら、一路、尚州へ。
車中、金社長に話を聞くと、高校卒業以来会っていないらしい。
尚州へ着いて、金社長の友人である全(チョン)さんを紹介してもらい、早速、干し柿を作っているところへ案内してもらう。
このような形式で、上下2段に吊し、風を送りながら乾燥していくということである。
韓国でも、日本と同じように、焼酎に漬けて干したり、そのまま干したりと2つの方法があるらしく、全さんのところでは、そのまま干すということである。
悩みは、やはり変色とカビということである。
とりあえず、柿を洗う水を変えることと、乾燥場の内部にいきいきコートを塗布することで解決出来るということを伝える。
外は寒いから場所を変えようという全さんの勧めで、近くの店に移動した。
歩いていける距離なのに、寒いからという理由で、車で移動???
金社長と全さんは、30年の時間の流れを感じさせないくらい、昔話に花を咲かせていた。
全さんと分かれて、我々は、今回のメインイベントである春川(チュンチョン)農協へ向かった。
車中、金社長によると、「同級生のよしみで抗酸化処理を、全て金社長の負担で行う」という話になったらしい・・・∑(゜□゜`)ナントォオ!?
あざとい金社長が珍しい(?)と感心していたら、何のことはない、成功したらその他の干し柿の農家を紹介すると約束を取り付けていた・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
車を走らせること5時間弱、ようやく、春川農協に着いた。
我々は、早速、会議室に通され、栄養剤を作っているメーカーの方達を紹介された。
私は2度目の来訪だが、会田氏が初めてということもあり、日本語がしゃべれる女性スタッフが、パワーポイントを使い、日本語で春川について解りやすく解説してくれた。
その後、私が持ち帰った栄養剤による実験結果をプレゼンし、どのような製造過程をとるかという協議に入った。
詳しくは、過去の寄稿を見て欲しい。
メーカーの社長から、あらかたの作り方を聞いたのだが、一生懸命、我々の海洋深層水は日本のものと質が違うと言うことをアピールする。
しかし、私に言わせれば、逆浸透膜で抽出するのであれば、どこのものであろうと同じなので、その話はスルーさせてもらった。
その他に、発酵の過程があるらしいので、出来れば、そこを抗酸化したいと会田氏が話を持って行こうとするのだが、先方が正しい知識をもっていないようで、会田氏と話が絡み合わない。
会田氏としては、よりよきものを追求したかったのだろうが、私にとっては、韓国で抗酸化を展開するために、商品を作り出すことが第一だったので、会田氏に、「取りあえず、一旦、形にしてそこから、後で、工程を逆のぼっても良いでしょう」と耳打ちし、会田氏に折れてもらう形を取った。
とりあえず、メーカーから出来上がった栄養剤を仕入れて、それに、農協サイドで抗酸化溶液を添加して、製造していくということで話は落ち着いた。
余談だが、このメーカーの社長が、ナノ技術で皮膚の再生をする機械を持ってきていると言うことで、李さんと会田氏に犠牲になってもらった。
何だか、細かい霧状の液体を噴霧していくのだが・・・
施術してもらった後、李さんに聞いたら、肌がべとべとして気持ち悪かったとのこと。
私も施術してもらった会田氏の手を触ったのだが、ねっとりとして自然の手では無い感触だった。
次に、我々は、環境回復サロンを設置する場所を見に行き、高さや広さの確認をし、これなら十分に作ることが出来ることを確認した。
そして、その後は、例のごとく宴会へ・・・。
そして、カラオケへ・・・。
日韓親善の為に、会田氏には熱唱してもらったつもりだったのだが、どうやら、単に歌いたかっただけというのが本音のようである。
組合長、会田氏、金社長の盛り上がりぶりを見ていただきたい。