「真実の口」386 訪韓記(’12年4月編)①

先月、4月11日に韓国へ行ってきた。

一つ目の目的は、仁川に近い地方都市の総合病院建設に抗酸化工法を取りいれたいというオファーがあったため、現地で打ち合わせをすること。

二つ目の目的は、4月2日のブログで紹介したParagon Spaでの、環境回復サロン設置に関しての最終的な打ち合わせである。

当初、2泊3日の予定にしていたのだが、出発日の前日夕刻に、総合病院建設に関わるコーディネーターから、母親の容態が急変したため、予定をキャンセルして欲しいという電話が入った。

実は、彼女とは、今年の2月に佐賀本社で会って、大まかな話だけをしていた。

元々、札幌の大学に4年ほど留学した経験があり、日本語も流暢に話せるのだ。

彼女の母親が癌で、その治療薬を入手するために、毎月、熊本まで来ていると言うことである。

母親の癌のことで、札幌にいる友人に相談して、会田総研を知ったと言うことだった。

その彼女の母親の容態が急変し、意識が無い状態が続いているというのだから、私の予定のことは気にしなくて良いから、母親についていてあげた方が良いと彼女には伝えた。

私も、母親を癌でなくしているから、彼女の気持ちは痛いほど理解できる。

そこで、私は、二日目に会うことになっていたParagon Spaの李さんに電話でスケジュール変更が可能かどうか連絡を取り、連絡を待つことにした。

しばらくすると、李さんから電話が入り、スケジュール変更可能だということで、11日に仁川空港まで迎えに来ていただき、その日は、夕刻から、食事をするということで調整していただいた。

空港に迎えに来ていただいた李さんと色々雑談をしながらParagon Spaへ向かった。

私が行った4月11日は、韓国の国会議員総選挙の日だということだった。

韓国では、日本のように日曜日に投票日を合わせるのではなく、投票日を休みにして、投票率を高めるようにしているらしい。

選挙前には、李明博(イ・ミョンバク)現大統領の政策により、韓国内に大きな経済格差をもたらしたとして、与党・セヌリ党の苦戦が予想され、ラジオで聞いていた出口調査でも、野党の勝利を伝えていたのだが、蓋を開けてみると、与党の過半数維持という結果に終わったようである。

現在のセヌリ党の代表は朴槿惠(パク・クネ)氏は女性であり、李明博大統領は今年で任期満了となり、年末に大統領選が行われるのだが、韓国初の女性大統領誕生となるかもしれない・・・。

そうこうしているうちに、どうやらParagon Spaに着いたようで、李さんの話では、地下6階にあるという。

周辺には、テレビ局やデパートがあり、どちらかというと富裕層が多いという感じがした。

この看板は、地下にあるにもかかわらず、脱臭・調湿・衛生等が非常に優れていると言うことで表彰されたものらしい。

ParagonSpa①

受付には愛想の良い女性スタッフがいたのだが、私がカメラを向けると逃げてしまった。

ParagonSpa受付

前回も大阪に来られた柳(ユ)さんが、今日の夕食に来られないらしく、どうしても挨拶をしておきたいと言うことで、軽い食事をとりながら待つことにした。

しばらくして柳さんが現れると、今日の食事にいけないことを何度も詫びていた。

韓国の方は、本当に来訪者を大切にする・・・。

夕食は、何度も訪韓している私が、今まで行ったことがないようなモダンな町並みを抜けて、北朝鮮の料理を受け継ぐ店に案内された。

料理は近代的なデコレーションだが、味はあっさりとして、非常に楽しい時間を過ごさせていただいた。

翌朝、李さんにホテルまで迎えに来ていただき、Paragon Spaへ向かった。

打ち合わせには、前回、大阪まで来ていただいた李さん(手前右)と工務店の社長(手前左)、そしてその会社の方(左奥)が一人、Paragon Spaのマネージャー(正面)の私をあわせて計5人が参加した。

ParagonSpaでのミーテイング

工務店の社長には、環境回復サロン施工写真のCDを渡していたのだが、何度も細かくチェックしていただいたようである。

疑問に思った事を細部にわたり、質問してきた。

それに、回答していきながら、私も現地で修正可能な点を摺り合わせていった。

2時間近く打ち合わせをして、環境回復サロンの設置場所を確認することにした。

環境回復サロン設置場所① 環境回復サロン設置場所②

ここに、12床を設置することになる。

当初は、14床の予定だったのだが、日本で言うところの消防法で、通路を設置する必要が増えたため、2床減らさなければいけなくなった。

中央部には、広い休憩室があり、そこを囲むように、フィットネスマシーンが置いている部屋、PCが置いている部屋、仮眠室等がある。

ParagonSpa休憩室 ParagonSpa仮眠室

そして、食事が出来る場所、温度や壁が違うサウナ室。

ParagonSpa食堂 ParagonSpaサウナ① ParagonSpaサウナ②

黄土で作ったドーム型のサウナ。

ParagonSpa黄土サウナ① ParagonSpa黄土サウナ②

環境回復サロンの評判が良いようであれば、ここも変えていきたいらしい。

粗方の打ち合わせが済んだところで、李さんに、もし、今日帰ると行って空港まで送っていただくことは可能かどうか尋ねてみた。

実は、この訪韓した頃、北朝鮮がミサイルを発射するといっていたころである。

何となく、嫌な予感がしたので、予定を一日早く切り上げて、帰った方が良いと思ったのである。

フライトを調べると、仁川空港を19:20発の便に空席がある。

李さんが大丈夫と言うことなので、ホテルをキャンセルして、急遽、1泊2日で帰ることを決めた。

そして、その翌日、北朝鮮はミサイルを発射した。

私の便は、金浦空港8:30発の便の予定だったので、もしかしたら空港封鎖で帰ることができなかったかも知れない。

私も、やはり、持っているのだろうか・・・( ̄ー ̄)ニヤリ