「真実の口」402 新潟往訪・・・その弐

6月23日、24日は、Y川建築さんの住宅完成内見会を行なった。

Y川建築の吉△社長からは、事前に、見学会用のチラシと企画書を送って頂いていた。

http://www.aida-soken.co.jp/pdf/yoshikawa.pdf

あれ?

伏せ字になっていない・・・(笑)

吉△社長には、既に、新潟で厳しい話をさせて頂いているので、非常に恐縮なのだが、一つの例として、引き合いに出させてもらうが、ご容赦して欲しいm(_ _)m

このチラシでは人は来ない。

焦点ボケしているからである。

シックハウス対策を訴えたいのか・・・?

県産杉をしようしていることを訴えたいのか・・・?

省エネを訴えたいのか・・・?

吉△社長にも、K田建築さん同様、アピールシートはかけたのか尋ねてみた。

吉△社長の答えは、「はい」ということである。

では、会田総研認定のチラシを撒いたかどうか尋ねると、「いいえ」という答えだった。

蒲原新聞に広告掲載して、自身の作ったチラシを同様に織り込みチラシとして、配布したということである。

皆の家にも、毎週土日になると、これでもかと言うくらい、住宅の案内広告及びチラシが、新聞の折り込みに入ってくるのではないだろうか?

私は、仕事柄、それらを見る事もあるのだが、どれ一つとして、心に響いたり、印象が残るものはない・・・。

中小の工務店であれば、いかに自分の所の仕事が丁寧であるかを訴え、大手のハウスメーカーであれば、最新の設備や流行のデザインあるいは流行のエコものを訴えるのが関の山である。

そのほとんどは、ゴミ箱行きではないだろうか?

また、吉△社長の見込みでは、2日間合計50組、内訳として、見込み客10組、一般客30組、既存客10組と計画されていた。

会田氏は、「見込み客ではなくて、思い込み客じゃないの?」と吉△社長にきつい事を言っていたのだが・・・

果たして・・・?

私は、吉△社長から、「新規の仕事を2件は取って欲しい」と言われていたのだが、来場される方達の興味の持ち方にも左右されるのである。

例えば、会田総研認定のチラシを見て、何らかの取っ掛かりがあって来たのであれば、そこだけに落とし込んでいけば良いので簡単である。

会話の流れが簡単に作れる・・・。

そうでないと、まず、何に興味があるのかというところから探りを入れなければいけない。

抗酸化工法を施工している工務店にとって、間取りやデザイン、あるいはオール電化等々の住宅設備に話が流れていくと、他の会社でも聞ける話なので、そこで、勝負してもスルッと逃げられる可能性がある。

最初から、自分の土俵で勝負できるような種を撒いとかねばならない。

その為には、アピールシートとチラシの連動で、何度も何度もすり込ませる事が必要である。

更に、案内の幟が3種類、道路際に建てられていたのだが・・・。

幟① 幟② 幟③

これも、単なる案内としてだけでなく、有効に活用した方が良いと思う。

この幟にチラシがあれば、如何だろう?

例え、ポスティングのチラシを見逃したとしても、「住宅見学会で、腰痛・・・?、冷え性・・・?、肩こり・・・?、睡眠不足・・・?」と、頭にクエスチョンマークが出来るはずである。

こういう事を書くと、「そんなに都合良く反応するはずがない」と否定から入る人が必ず出てくる。

それで良いのである、興味のない100人よりも、興味のある1人を見つけることが大事なのである。

想像力の欠落した人は、住宅=健康と結びつける事が出来ずに、来場しないかも知れない。

しかし、想像力豊富で、健康と住宅の因果関係を結びつけてきた来場者は、他の工務店に言っても解決のできないことが、我々には簡単にできると言う事を印象づける事が出来るのである。

結局、1日目は30組程度の来場者があったのだが、2日目は、あいにくの晴天で、私が帰る3時半までには15組程度しか、来場して頂けなかった。

一応、来場された方には、興味の持てるような話を精一杯させて頂いた。

これが、新規受注に繋がったかどうかは、後日、吉△社長から報告がある事と思う。

今回、新潟研究会の会員、K田建築の窪△さん、Y川建築の吉△社長の話を例に出させて頂いたのだが、決して、悪い例として引き合いに出したわけではない。

新潟の皆さんは、まだ、会田氏や私を呼んで、何かを学び取ろうとするだけ、他の地域に比べて、我々は、希望を持っているのである。

会田氏や私の言葉を手厳しいと感じた方もいたかも知れないが、逆に、抗酸化工法に携わるすべての人たちの規範になることを、新潟の皆さんに期待していることを感じ取って欲しい。

如何せん、その他の地域では、会田氏のニュースや私のブログを読んでるのか(?)、読んでないのか(?)、それとも全く興味がないのか(?)、声もかからないどころか、チラシの問い合わせすら入らないのである。

会田総研自体としては、新規に取り組む業者もあれば、海外からの引き合いもある。

本当に、大丈夫なのか心配で仕方がない・・・。