「真実の口」421 命のちから(リアル入院編)・・・その拾四

前回の続き・・・。

看護師も来ないので、手持無沙汰から、受信していたメールに回答することにした。

国内からのメールに関しては、時間は掛かったものの、何とかこなすことができたのだが・・・。

問題は、海外からのメールである。

簡単な日常会話程度なら、何とかなるのだが、ビジネスメールとなると、こちらの意志が間違って伝わると問題になるので、いつもは、ネットの翻訳ソフトや翻訳機をフル活動して、メールを作成している。

急な入院だったので、流石に、翻訳機は持ってきてもらっていない・・・。

取り敢えず、メールを読んで、回答を日本語で翻訳ソフトにかけて英訳する。

しかし、この翻訳ソフトは食わせもんで、殆どが意味を成した体をなさない。

一般的に余り使われない単語で翻訳された場合は、タブレットの翻訳アプリで解かりやすい単語に変換しつつ、自分で再構成した文章をGoogle、Yahoo、Excite、Nifty、といくつかの翻訳ソフトにかけて、正しく、翻訳できるかを確認して、ようやく完成である。

これだけの作業を全て片手でやっていたら、メール2通を作るのに、優に2時間を要してしまっていた。

やはり、ワーカーホリックなのだろうか?

この作業をしている間は、腰の痛みをある程度、忘れてしまっていた・・・㌧ヾ(´囗`)ノマィ!!!

作業を終えて、身体と頭を休めていると、ようやく、担当の看護師がやってきた。

看:「個室の空きなんですが、この病室の真向かいが空いているので、そちらで良いですか?」

私:「はい・・・?」

声:「向かいの部屋って、トイレに行くときに、外から見えたけど、ソファやテーブルがあって、結構広かったみたいだけど、幾らなんだ????」

看:「料金が23,100円ですけど、良いですか~?」

声:「おいおい・・・。それを早く言えよ~ヾ(*`Д´*)ノ」

私:「安い部屋は空いてないんですか・・・ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ」

看:「少し待ってくださいね~。調べてきます・・・。」

声:「おいおい・・・。空室位、一度で把握して来いよ・・・o(・_・)○☆パンチ」

暫くして、看護師が戻ってきた。

看:「小児科の方であれば、空いているようなので、もし、子供の泣き声が気にならないようであれば、そちらで移れますが・・・?」

私の入院しているフロアは、整形外科と小児科が併設されていた。

私:「はい。大丈夫です・・・。」

声:「子供の泣き声は、毎日のように聞いているがな・・・┐( -”-)┌ヤレヤレ」

看:「では、病室の準備をして来ますので、しばらくお待ちくださいね~。」

私:「はい・・・。荷物はどうした良いですか?」

看:「こちらでまとめて持って行きますので、そのままで大丈夫ですよ~。」

声:「良かった・・・(´▽`) ホッ。まだ、立ち上がったり、しゃがんだりという行動はとてもじゃないが無理だ・・・ε- ( ̄、 ̄A) フゥー。」

私:「助かります・・・。」

暫し待つと、看護助手の方が二人やって来た。

看護助手(以下:助):「動かなくて良いですからね~。荷物はどれだけありますか~?」

私:「(私の前の)このテーブルにあるPC類と、テレビ台の上と引き出しの中にあるものと、にタンスの中に衣類が入っていると思います。」

助:「貴重品は無いですか~?」

私:「はい・・・。」

実は、入院初日に、見舞客を装っての盗難被害が多いので、貴重品は置かないようにと注意を受けていたので、小銭入れしか残していなかったのである。

そして、私は、ベッドに横たわったまま、個室に移動させてもらった。

これで、同部屋のイビキ、歯ぎしり、寝言、放屁を気にしないで済む。

個室に移りたかった理由の半分は、実はこれだったのである・・・(  ̄ノ∇ ̄) ̄ー ̄)ヒソヒソ。

次回へ・・・