「真実の口」425 命のちから(リアル入院編)・・・その拾七

現在、私は香港国際空港にいる。

「えっ!尖閣諸島に上陸した香港の活動家を〇〇しに・・・!」

・・・と思う方もいるかもしれないが、そうではない。

一番上の娘が大学3年生と言うこともあり、家族全員で海外へ出る機会も、今年が最後になるだろうという考えで予定していたものである。

しかし、予定は組んだものの、私の入院騒動で、どうなるかわからなくなってしまっていた。

退院後、私の状況はあまり変わらなかったのだが、8月上旬に、取りあえず、予約だけ入れていた。

その後、私の様子を見て、全員で行くか(?)、私抜きで行くか(?)、で決断しようということにした。

結局、出発前日に経過観察に行き、その程度、歩けるのであれば問題はないだろういうことで、今週、香港・マカオの家族旅行を決行したのである。

体調はどうかと言えば、又の機会に書くことにしよう・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

そういう訳で、インターネットが毎日使える状況ではなく、今週水曜日にUPしたはずのブログが、保存のままになって、公開されていなかったことにも気付いていなかった。

改めて、UPする・・・。

前回の続き・・・。

朝食を終えて、することもないので、PCを起ち上げる。

メールソフトには、国内海外からのメールが数通。

昨日の私のメールへの返信である。

海外からは、アメリカ、韓国、ベトナム、中国とレパートリーに富んでいる。

声:「そうか~。3連休なのは日本だけで、みんな休みもなく働いているんだ・・・。」

意味もなく焦りが・・・(´д`)ハァ~。

また、時間をかけて、一件ずつ返信のメールを作っていくのだが、両手でキーボードタッチが出来るくらいには回復していた。

そうは言っても、10通程度のメールを返すのに、2時間程度を要してしまった。

病室にいると、表が晴れているは判るが、どのくらいの暑さなのかが分かりにくい。

しかし、10時位になると、表の気温が上がりだしたのか、室温がやけに暑く感じてきた。

昨夜、23℃に設定したエアコンを21℃まで、下げてみた。

一向に部屋が冷えない・・・。

折角、朝起きて、おしりナップでの入浴も済ませたのに、汗がしたたり落ちてくる。

声:「やはり、原発の影響で、省エネしているのだろうか???」

個室に移り、トイレも個室内のものを使用するため、室外の温度が判らなかったのだが・・・。

車椅子に移り、個室のドアを開け、廊下に出てみる。

廊下の方が、遥かに快適ではないか!

更に、廊下を車椅子で進みながら、ドアが開いている個室のエアコンの設定を見てみると、27~28℃になっている。

グルリと廊下を巡って、部屋に戻ると、堪らず、ナースコールを押す。

看:「佐々田さん、どうされましたか~?」

私:「すいません・・・。空調が効かないみたいで、暑いんですけど・・・。」

看:「少し、お待ちくださいね~。」

私:「はい・・・。」

看護師を待つ間にも、私は汗だくになって来ていた。

暫くして、やって来た看護師が、部屋に入るなり、開口一番、「これは暑いですよね~」

声:「いや。だから暑いって言ってるべ・・・(-_-#)」

看:「先週から、カーテンを変えてて、替りのものをかけているので暑いんですかね~?」

声:「いやいや・・・言うほど、陽は差し込んでないし・・・。」

看:「少しお待ちくださいね~。設備のものに連絡しますから~。」

私:「はい・・・。」

汗ダラダラになりながら、待っていると、先ほどの看護師がやって来た。

看:「連休のため、設備の会社も休みみたいで、休み明けにならなければ、修理にこられないようなんですよ~。」

私:「・・・。」

看:「隣の部屋が、空いているので、そちらに移りますか?」

私:「はい・・・?」

看:「隣の部屋のエアコンは切ったままなので、大丈夫か見てきますね~。」

私:「はい・・・。」

看護師が戻り・・・。

看:「今。エアコンを入れたので、しばらくお待ちくださいね~。」

私:「ここじゃ、耐えきれないので、廊下で待ってます。」

看:「すいませんね~。しばらくして、エアコンが大丈夫か確認しますね~。」

私は、そのまま、暫く、廊下で待たされることになった。

次回へ・・・。