「真実の口」429 恐るべしハウスメーカー②

前回の続き・・・。

翌日、朝一番に名刺を置いて行った積和建設阪和株式会社の担当者Hさんに電話をかけることにした。

運良く、名刺には携帯電話の番号も書かれていた。

名刺の肩書きには、ハウジング事業部ハウスアドバイザーとなっている・・・。

私:「積和建設阪和株式会社のHさんの携帯でしょうか?」

H氏:「はい。」

私:「すみません。〇〇市〇〇町の〇〇さんの家の外壁工事をされていますよね。」

H:「はい。」

私:「〇〇さんの隣の家の佐々田と申しますが、昨日、挨拶に来られましたよね?」

H:「はい。」

私:「家内に聞いたんですが、その際に、一緒にいらっしゃった女性が、セキスイハウスだから大丈夫ということをおっしゃたようですが、どういう意味でしょうか?」

H:「はあ・・・?」

私:「化学物質過敏症をご存知ですよね?」

H:「はい・・・。」

私:「セキスイハウスであれば、化学物質に対しても、対策万全で大丈夫という意味のことをおっしゃったようですが、どういう意味でしょうか?」

H:「すみません・・・。確認してみます。」

私:「何を確認されるんですか・・・?」

H:「どういうことを言ったのか確認して、お電話を差し上げますので、よろしいでしょうか?」

私:「はあ・・・?」

声:「おいおい・・・。隣に立って、何を言っていたか、全部聞いていたはずだろうが・・・ヽ(*`Д´)ノ。」

H:「どちらにお電話を差し上げたらよろしいでしょうか?」

私:「では、こちらから携帯でワンコールしますので、そちらにかけて下さい。」

H:「わかりました・・・。」

待つこと、数分・・・。

・・・という訳にはいかなかった。

結局、私に電話がかかってきたのは、14時47分だった。

事実確認をするのに、6時間近くかかったようである・・・┐(
-”-)┌ヤレヤレ。

それも、電話の相手は、件(くだん)の女性ではなく、H氏だった。

通常、このような場合は、本人から謝罪あるいは訂正の電話をすべきではなかろうか・・・?

どうやら、挨拶に来たときの態度と言い、この電話の対応と言い、何となく関係が読めてきた・・・o( ̄ー ̄;)ゞううむ。

この女性は、セキスイハウス本社の人間で、面倒なことは、全て子会社である積和建設の人間に押しつけ、自分はいつでも責任を回避できる位置にいよううとしているのではないだろうか・・・?

まあ、私の想像の域を出ないが・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

家内に聞いたその女性とH氏の年齢を考えると、強(あなが)ち想像でもないと思う。

H氏自身が、“セキスイハウスなので大丈夫”発言をしたわけでもないので、何故、本人が直接電話をしないのかという件を、言葉に出さず、H氏の話を聞くことにした。

H:「すみません。朝のお電話の件ですが、本人に確認したところ、そういうことを言ったと認めていました。」

私:「はあ・・・。」

声:「いやいや・・・。言った事を認める認めないじゃなくて、俺が知りたいのは、セキスイハウスであれば大丈夫と言う発言の真意なんだが・・・?」

H:「すいませんでした・・・。」

私:「いやいや・・・。すいませんじゃなくて、セキスイハウスであれば大丈夫と言ったのは、どういう意味なんですか?」

H:「はあ・・・。すいませんでした。」

私:「セキスイハウスの塗装工事では、化学物質は関係ないという意味で言ったんですか?」

H:「そういう意味では無いと思うのですが・・・?」

H氏の声が、段々、小さくなり、H氏に責任があるわけでもないので、気の毒に思えて、この程度で解放してあげようと、最後の言葉を切り出した。

私:「セキスイハウスであれば、塗装しても人体に被害が無いと言う意味では無いですよね?」

H:「はあ・・・。業者に確認して、再度、ご連絡させていただきます。」

声:「おいおい・・・。業者に何を確認するんだ???」

私:「何を確認するんですか・・・?」

H:「安全かどうかを確認して、お電話を差し上げます。」

声:「はあ~っ・・・┐(´д`)┌。駄目だこりゃ・・・!」

私:「ああ・・・。解りました。では、電話して下さい・・・。」

何だか、情けなくなってきた・・・。

次回へ・・・。