「真実の口」466 愛媛県久万高原町来訪・・・③

前回の続き・・・。

本多さんの話によると、来年、Aさんに、環境回復農法でトマトを、栽培してもらうことになっているらしい・・・ヽ(゚∀゚ )ノ

Aさんの話に興味を持ったので、少し、紹介しよう・・・。

久万高原町では、他の地域と同様に、農業後継者不足と農業従事者の高齢化は深刻な問題となっている。

そこで、このままでは、これまで築き上げてきた産地が維持できないだけでなく、農村地域社会すらも崩壊しかねないという危機感から、“久万農業公園アグリピア”という施設を作り、久万高原町で新規就農を志す方の研修農場と都市農村交流推進を図っているらしい。

公園内には、若者に魅力ある新しい農業が実践できる研修の場を設け、農業経営者としての実践的な研修機会を提供した上で、久万高原町内に新規就農してもらい、久万高原町の次世代の農業を担ってもらうことを目的に整備された“研修センター”がある。

そこでは、園芸の実践研修が受けられるばかりでなく、それ以外にも農業簿記、パソコン、流通研修などを実施し、農業経営者として必要な知識が学べるようになっているというのである・・・。

ナント、至れり尽くせりではないか!

しかも、これだけではない・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

研修期間は2年間らしいのだが、その間、町内出身者には月12万円、町外出身者には月15万円の研修費が支給されるらしい・・・( ̄□ ̄;)!!

さらに、2年間の研修期間を終えて、新規就農する際に、農業機械や施設整備を行うために必要な経費に、補助金を交付してくれるというのだ・・・。

補助金は、事業費の60%以内、もしくは300万円のいずれか低い額が、無担保で借り受けられるらしい・・・w( ̄△ ̄;)wおおっ!

『機械・施設の直接購入もしくはJA等からリースを受ける場合が対象となる』というJA得意のがんじがらめ作戦の条件はつくものの、初期投資の援助をしてもらえるのは助かる・・・。

更に、新規就農初年度の生活資金を、無利子で貸してくれるというのだ・・・(゜Д゜))マヂ!!!

確かに、初年度、収穫して、それが売れるまでは、収入がないのだから、これは、新規就農者には助かる話ではないか・・・。

では、いったい、どれだけ借りられるかというと・・・。

独身者であれば、月15万円、妻帯者であれば、月20万円、もし子供がいた場合は、第一子に対して、月3万円、第二子に対して、月2万円ということらしい・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~

しかも、返済は、就農2年目以降、5カ間以内に返済すればいいということだから、独身者なら、月3万円の返済で済むわけだ・・・。

通常、新規就農者を自治体で募集する場合は、既婚者が条件となる場合が多いらしい。

人口が増えるという点もあるのだろうが、独身者よりも、根を生やして、従事してくれるという目論みもあるのだろう・・・?

しかし、この久万高原町の条件は、もちろん、妻帯者が優遇されるものの、健康な方1週間程度の事前研修を受けることが出来る方という、二つの条件しかない。

年齢も、”概ね”50歳以下という規定だから、ここは緩やかに、判断されるのだろう???

また、Aさんによれば、岡山県高梁市にも、同様な新規就農者の支援施設があるらしい。

調べてみただのが・・・。

高梁市備中町(旧川上郡備中町)は、近年、人口・世帯数ともに減少傾向にあり、また、高齢化率が46.5%、70歳以上高齢化率が37.4%(平成16年9月末現在)と岡

山県内でも有数の高齢化地域であり、過疎化対策の一環として産業振興が検討され、町の基幹産業であるトマトとピオーネ(ブドウ)栽培を奨励することを決定したらしい・・・。

似たような支援制度もあるようだが、久万高原町と決定的な違いがある。

岡山県高高梁市の場合は、トマトとピオーネしか栽培できないのである・・・。

久万高原町の場合は、指定されたトマト、イチゴ、花等を栽培しなればいけないのだが、それ以外の物の栽培ができ、融通が利くのである。

この違いは大きい・・・。

自分の意志で、新たなことへ取り組めるか取り組めないかは、将来に対する、希望や不安が違ってくる。

ちなみに、Aさんは、一昨年、研修が終わり、昨年が初年度だったらしいのだが、450万円の売り上げを上げたらしい・・・☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ

それも、一人で収穫していたので、全部を収穫できなかった面もあり、実際は、もっと売り上げとしては、上がっていたというのである・・・。

これで、環境回復農法を取りいれて、収穫が上がっていけば、更に、希望も膨らむのではないだろうか・・・?

次回へ・・・。