「真実の口」470 続・第2のシックハウス

前回、第2のシックハウスについて寄稿したのだが、何か書き漏らしている感じが否めなかった・・・( ̄▽ ̄;)

ある方と会田氏と私の3人で話していたときに、ある方から“ある病気”の話題が出て、会田氏も私も、二人で話し合ったことは無かったのだが、偶然にも、お互いがカビが一因じゃないだろうかと、考えていたのである。

直前までは、この件を寄稿するつもりだったのだが、いざ、ブログを書いているうちにすっかり忘れていたようである。

その病気とは、“突発性難聴”である。

突発性難聴とは、ある日突然、発症し、患者は難聴になった瞬間を語ることができるほど、突発的に起きる症状らしい・・・。

例えば、「朝、起きたら、片側の耳が、全く、聞こえなくなっていた。」とかである。

発病後即日、あるいは遅くとも数日以内に治療すれば、ほぼ完治することが多いらしいのだが、1ヶ月も放置すると、改善はとても困難で、絶望的だという・・・。

2008年1月4日、日本の歌姫と言われ、デビュー以来、トップアーティストとして活躍している歌手の浜崎あゆみさんが、「もう左耳が聞こえないんだ」と自身のファンクラブのブログで公開し、話題になったのは、記憶に新しい。

今年になって、エレファントカシマシのボーカル・宮本浩次さん、シンガーソングライターのスガシカオさん、ハンドドッグのボーカル・大友康平さん等が、突発性難聴の罹患を告白している。

厚生労働省の発表では、聴器毒性難聴、老人性難聴、突発性難聴等々全てを含んだ患者数しか発表されていないので、現在の患者数を把握することは出来なかった。

ただ、難病情報センターという機関のデータでは、1987年には16,750人、1993年には24,000人、2001年には35,000人と、年々、増大していっているのが顕著である。

一般的には、50~60歳代に多いが、小児の発症もあり、全年齢で見ることができる。

遺伝的要素はみられず、男女差もないという・・・。

では、医学的見地から見た原因はと言うと・・・。

ステロイドが効果を発揮することからウィルス感染を原因とする説、毛細血管の血流が妨げられ内耳に血液が十分届かずに機能不全を引き起こすという内耳循環障害説などがある。

また、患者調査の傾向からストレスを原因の一つとする意見もある。

要は、原因不明の難病ということだ。

ただ、先の難病情報センターのHPには、突発性難聴患者は、生活習慣病の側面があるのではないかということも明らかにされている。

高血圧の既往を有する割合は、1971~1973年は11.4%に対し、2001年は20.0%。

糖尿病の既往を有する割合は、1971~1973年は3.8%に対し、2001年は13.5%。

心疾患の既往を有する割合は、1971~1973年は1.1%、1993年4.5%、2001年8.0%。

このように、突発性難聴が特に高齢者で増加し、高血圧、糖尿病、心疾患の既往を有する割合が増加していることを考えると、突発性難聴は生活習慣病の側面があり、特に糖尿病が突発性難聴のリスクファクターであるのではとしている。

高血圧、糖尿病、心疾患であれば、簡単に解決する手段を持っている。

しかし、本当にそうなのだろうか?

先に例を挙げた、浜崎さん、宮本さん、スガさん、大友さん等、歌手は、喉を神経質なくらい大切にしている。

ある歌手が、あるテレビ番組で言っていたのだが。乾燥から喉を保護するために、加湿器はもちろんのことだが、夏場でも吸入器を使用するのも普通らしい・・・。

更に、濡らしたタオルを、枕元に置いて、寝るというのである。

水は究極の酸化物であり、流れを止めた水は、腐敗・酸化の一途を辿るだけである。

加湿器で、蒸気にして、室内に噴霧・・・???

吸入器で、蒸気にして、口腔内に吸入・・・???

温度を上げると言うことは、当然、使用していない間に、雑菌あるいはカビの好む温度に下がっていくと言うことである・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

果たして・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

奇しくも、突発性難聴を告白した宮本さん、スガさん、大友さんに関しては、福島第一原発事故以降の節電を叫ばれた後での、発症である。

大友さんに関しては、自身で、「昨年の震災の数ヵ月後に発覚した。」とまで発言している。

偶然の一致なのか・・・?

会田氏の警鐘どおりなのか・・・?

以前、抗酸化住宅と一般の住宅の温度と湿度の違いを寄稿したことがあるので、参考にして欲しい・・・。

過去のブログ>>

あなたはカビだらけの家を選びますか?

それとも・・・( ̄ー ̄)ニヤ