「真実の口」517 訪中記(2013年3月)・・・④

前回の続き・・・。

前回の寄稿で中国人とのビジネスは難しいと思った人もいるのではないだろうか?

しかし、違うのである。

今回、中国とのビジネスを展開するにあたり、中国関連の本を10冊ほど購入して、中国という国がどういう国か(?)、中国人の考え方はどういうものか(?)、歴史、文化、経済、あらゆる面から情報を仕入れてみた。

中には、「知らないと馬鹿を見る 中国人の取扱説明書~中国人はいったい何を考えているのか~」というトリセツも購入してみた。

これらによると、中国人は日本人よりもアメリカナイズされているらしい・・・。

言葉一つ考えても、中国語も英語もイエス・ノーを先に言うし、「I ~」「我 ~」と主語をはっきりさせるが、日本語ではイエス・ノーを最後に言い、主語もいちいち「私は~」という言い方はしない。

更に、中国は日本以上に契約社会で、個人主義社会であるというのである。

国民性としても、自己主張が強い。

しかし、我々、日本人は文書で契約を交わすよりも信頼を重んじ、権利を主張するよりも全体の輪を優先し、自己主張するよりも相手を慮る。

これは、日本が四方を海に囲まれた国土に由来するのではないだろうか・・・?

平地が少なく、狭い地域で暮らしていくうえで、トラブルを避けるには、四角四面な契約をし、権利や自己主張をするよりも、全体の和を優先した方が、円滑な人間関係を形成しやすかったのではなかったのではないだろうか・・・?

しかし、中国や欧米のように広大な土地で暮らし、多くの人種や民族が同じ場所で生活するには、自己の権利を主張し、トラブルを回避するには、やはり、契約が重要視されるということだろう・・・?

つまり、日本人は社会性を優先し、反対に、中国人は個人を優先するという、相反する民族性と言うことになる。

このような理由で、前回の寄稿で書いたミーティングでの主張は極めて正しいということである。

最初に、何が可で、何が不可なのかを突き詰めて話し合わないと、後々のトラブルになってしまうということである。

まあ、そんなこんなで平行線を辿りながらも、なんとかかんとか着地点を見出すことが出来たのやら(?)、出来なかったのやら(?)・・・(´-ω-`)う~む

取り敢えず、ミーティングを終え、一旦、ホテルにチェック・インして、そのあとで、一緒に食事をすることになった。

専務の運転で、ホテルへ向かった。

気を使って頂いたようで、高層階に部屋を取って頂いていた。

一旦、部屋で休み、7時半に迎えに来るので、ロビーで待っていて欲しいという段取りだった。

私は習性で、エレベーターに乗るときに、エレベーターのメーカーを調べてしまう・・・。

あの、シン〇ラー社製のエレベーター事故が起きてからである。

勿論、シン〇ラー社のエレベーターの場合は、乗るのを避けるようにしている。

以前にも書いたが、飛行機に乗る場合も、時間に無理があったっとしても、ボ〇バ〇ディア社製の飛行機には、絶対、乗ることは無い

しかし、エレベーターに乗り込むと、あの、シン〇ラーのマークが・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~

エレベーター

しかし、階数は27階である・・・。

とてもじゃないが、昨年、入院してから、まだ、完治しておらず、太ももから膝までが痺れている状況では、階段で昇るわけにもいかない。

極力、エレベーターの使用を避け、朝出かけるときと、夜帰ってくる時だけにしようと密かに心に決めて、27のボタンを押した。

部屋に入り、一頻り、仕事をし、7時25分になったので、ロビーに降りることにした。

晩餐の場所は、上海の夜景が一望できる新錦江ホテル41階にある藍天というレストランだった。

ここは、1周1時間半をかけて、上海の夜景を一望できる東アジア最大の回転レストランだった。

食事中は、仕事の話も出ず、夜景を楽しみながらの料理も大変美味しかった・・・。

しかし、海外に行って、いつも頭を悩まされるのは、“酒”である。

酒呑童子の異名を持つ私にとって、大変重要な問題である。

「先方がアルコールは?」と奨めてくるので、紹興酒は苦手であることを告げると、ある中国の酒を奨めて頂いた。

結構、アルコール度数が高かったのだが、それでも薬みたいな味がする・・・。

しかし、私のポリシーは郷に入っては郷に従えなので、通訳の方と二人で中国式に酒を飲み進め、楽しい宴を過ごすことが出来た。

こうして、上海での一日目を終えた。

次回へ・・・。