「真実の口」590 訪中記(13年6月)・・・⑯

前回の続き・・・。

明さんに連れられて、駐車場から、現場へ移動・・・。

地下1Fの扉を開けると、前の利用者のパーテーション撤去のための騒音が鳴り響いていた・・・。

これでは、何にも話しが出来ないと言うことで、明さんが現場責任者へ、しばらく工事を中断するように交渉・・・。

寥さんのサロン解体現場①

ようやく、騒音が収まる・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ

瓦礫の山、山、山・・・。

寥さんのサロン解体現場② 寥さんのサロン解体現場③

地下1Fには、18床を作る予定になっている・・・。

この後、私はこの目の前に積み上げられている瓦礫で衝撃を受けることになる・・・。

アチコチと写真を撮っていた私に、王さんが声を掛けてきた。

王:「佐々田さん、明さんから質問があるらしいです・・・。」

私:「はいよ・・・!何・・・?」

以下は、当然、王さんを介してからの会話である。

明:「そこにあるくらいのブロック状のものを積み上げて、仕切りを作りたいらしいのですが、大丈夫ですか?」

寥さんのサロン解体現場④

私:「問題ないよ・・・。」

明:「了解です・・・。」

私:「この瓦礫の処理だけでも大変だね・・・。」

明:「この瓦礫は、全部、床に埋めるんですよ・・・。」

私:「ん・・・。(@・Д・@)??」

私:「え~Σ(゚Д゚;エーッ!・・・。ここにあるブロックやら、柱やら、配管やら、ケーブルやら、全部~???」

明:「そうです・・・。」

私:「それって、粉砕してから埋めるの・・・?」

明:「大きすぎたら細かくしますが、粉砕まではしませんよ・・・。」

私:「それも骨材って考えるのかな・・・?法律上は問題ないの・・・?」

明:「中国では、一般的です・・・。」

私:「そうなんだ・・・?まあ、一般的って言うのなら、私があれこれ口を出す問題ではないので・・・。」

明:「はい・・・。そんなに驚きましたか・・・?」

私:「いや、それは驚くよ!ただ、それだけ色々中に入れるのなら、コンクリートの中に抗酸化溶液を入れた方が良いよ・・・。」

明:「残念なのですが、施工に間に合わないのです・・・。」

私:「あ~そうなんや?何だか、中国に物を入れるのって、何だかややこしくて、時間が掛かるみたいだからね・・・?」

明:「そうみたいです・・・。」

ここでふと疑問が・・・。

もし、今作っているサロンが立ち退いたら、次の人も、瓦礫を床に埋めるんだろうか?

更に、その次の人は・・・???

考えると、眠れなくなりそうなので、先を急ぐことにした・・・。

私:「1Fに行ってみようか?」

階段をあがって、1Fへ・・・。

寥さんのサロン解体現場⑤

1Fには4床を作る予定になっている・・・。

ここが受付兼ショールームになるらしい・・・。

寥さんのサロン解体現場⑥

天井高やボイラーの設置場所等も確認する・・・。

そして、ここが入り口になるらしい・・・。

寥さんのサロン解体現場⑦

なんと、目の前にエステサロンなのか(?)、マッサージ店なのか(?)、不明だが、こんな店が・・・。

サロンの隣の店

私:「あ~あ、サロンが出来ると、ここは潰れるんだろうなぁ・・・。」

明:「多分、そうなると思います・・・。」

大方の下見は出来たので、正式な設計図をコピーしてもらい、現場を後にすることにした・・・。

再び、地下1Fへ移動・・・。

声:「う~ん。完成しても、これだけの瓦礫が床下にあるとは、気付かないよな・・・。」

現場を後にした我々は、明さんの運転でホテルへ戻った。

次回へ・・・。