「真実の口」619 不思議の国・中国②

前回の続き・・・。

その他にも、抗酸化の原理をやたらしつこく聞いてくる・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

私:「抗酸化の基本原理は、“振動と共鳴”です。」

董事長(日本で言う所の社長):「それは科学的ではない・・・。もっと、物理的な現象を説明して欲しい・・・。それでは、哲学の世界になってしまう・・・。」

その後、自身の科学論・哲学論を、延々と熱弁されていた・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

声:「本来、哲学と科学は、長い歴史の中、密接な関係にあって、19世紀に入って、ようやく、分けて考えられるようになっただけなんだが・・・。その上、“振動と共鳴”は、素粒子を学んだ者であれば、立派な物理現象なのだが・・・。」

これに関して、面白い本があるので紹介しておこう・・・。

「世界が変わる現代物理学~竹内薫著~」

世界が変わる現代物理学

しかし、私はそんなことはおくびも出さずに・・・。

私:「お詳しいですね~。」

董:「私みたいなタイプは初めてでしょう?」

私:「いや~。本当によく勉強していらっしゃる・・・。」

声:「工学博士、理学博士、農学博士、医学博士、etc・・・。今までに、あなたより専門的な人を相手に話してきてますが・・・( ̄ー ̄)ニヤリ」

その後、ようやく、原理云々から、実際のビジネス展開に話しが移った・・・。

最重点に、健康に関するビジネス・・・。

次に、環境に関するビジネス・・・。

そして、複合的に教育に関するビジネス・・・。

これらを、全て兼ね備えたものが、抗酸化溶液でのビジネスと判断したらしい・・・(´ρ`)ヘー

その後、董事長のスケールの大きいビジネス展開を、延々と聞かされることになる・・・。

中でも面白かったのが、抗酸化溶液と同様な効果があるという会社のマッサージ棒らしきものを取り出した時である・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

何やら、酸性の水溶液を入れたコップに、そこの会社の商品を近づけると、アルカリ性に変わるらしい・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~

声:「そんな商品があったら危なくてしょうがない・・・。当ブログで何度も書いているが、人間の体は、恒常性(=ホメオスタシス)を持ち、生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるようになっている。商品が近づくだけで、アルカリ性になったら大事だ・・・!」

この時も、敢えて、突っ込むことはしなかったが・・・(; ´_ゝ`) フッ

更に、話しは続く・・・。

余りにも、話しが大きすぎて、絵に描いた餅(?)、いやいや、絵にも描けない餅くらいでしか聞くことが出来なかった・・・。

しかし、そこは中国、眉唾物でもスケールがでかい・・・???(0^□^0)???

新工場を建設中で、その敷地面積が120,000㎡という・・・。

判りにくいので、テレビで良く比較対象に使われる東京ドーム換算だと、2,5個分らしい・・・( ̄▽ ̄)Vイエーイ

しかも、話しの流れの中で、そのうちの建物一つを、抗酸化の研究のために自由に使えるようプレゼントしようというではないか・・・(^o^)vブイブイ

呉れるという物を断る術はない・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

有り難く頂戴すべく、面談後、会田氏にこの日の内容を電話で伝えた・・・。

「ふ~ん。そうなんだ~。」という反応だった・・・。

当然のことである・・・。

面と向かって話した私でさえ、「何を言っているんだ・・・。この人は・・・?」と思いながら話していたのだから・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

その後、王さんから、何故、ミーティングに遅れたのかが明らかになった・・・。

どうやら、抗酸化溶液と同様の効果を謳っている会社があるが、どこがどう違うのかを、スッタモンダ説明していたらしい・・・。

更に、これは、ずいぶん後で判ったのだが、私と会った翌日に、どこやらの抗酸化効果を謳う会社を訪問したらしい・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ..

次回へ・・・。