「真実の口」634 がん放置療法を再考する

昨夜、歌手のやしきたかじんさんが1月3日に死去していたという訃報が流れた・・・。

朝起きて、テレビを見ると、在京局と在阪局、あるいはインタビューを受ける関東人と関西人の温度差は明らかに違っていた・・・。

私は関西人ではないので、「あ~、やっぱり駄目だったんだなぁ」程度しか感じなかったのだが・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

大阪で街頭インタビューを受ける“大阪のおっちゃん”や“大阪のおばはん”等は、一様にショックを隠せないようだった。

それもそのはず、「関西の視聴率男」と異名を取るほど、関西人には愛されていた。

やしきさんは・・・?

どうもピントこないので、“たかじん”と一般的な愛称で書かせていただく・・・m(_ _)m

“たかじん”は、大阪市生まれで、大阪をこよなく愛し、「やっぱ好きやねん」、「なめとんか」等、大阪色の濃い歌をいくつも残している。

歌手として活躍する一方、司会者としての才能も発揮して、冠番組をいくつも抱えていた。

そんな中、2012年1月末、初期の食道がんの治療のため休養すると発表・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工

その時点で、「たかじんのそこまで言って委員会」、「たかじん胸いっぱい」(関西テレビ)と「たかじんNOマネー」(テレビ大阪)と何れも“たかじん”の名前が付いた冠番組三本を抱えていた。

在阪局は、何れの番組も看板を下ろさずに継続を発表。

如何に、“たかじん”が関西に愛され、テレビ局サイドとしても、心から復帰を願っていたのかが判る・・・♪ウンウン(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

“たかじん”は、同年4月に切除手術を受けた・・・。

そして、’13年3月に1度は復帰した・・・ヽ(゚∀゚ )ノ

私も偶然、その復帰の際のテレビを見ていた。

その際、「ご心配をおかけしました。この1年、業界や知人も含めいろんな方が亡くなり次は自分かと・・・(溜め)・・・なんて思ったことはありません!」と、相変わらずのトークは健在だったが・・・。

見た目は、やはり、やせ細り、痛々しさが残っていた

しかし、同年5月に再び体調不良に陥り、番組の収録を休んでいた・・・(´・ω・`)ショボーン

その後も復帰を目指して闘病を続けてきた・・・(ノ*>□<)ノ{ガンバレ~~〕

しかし、願いはかなわなかった・・・il||li _| ̄|○ il||l

“たかじん”の死を知って、改めて、『がん放置療法』を再考したいと思う。

昨年5月13日から3回に渡り、近藤誠医師著の、患者よ、がんと闘うなというテーマで紹介させていただいた・・・。

その際には、著書の紹介のみで、皆に、是非、読んでもらいたいため、中味に関しては、詳細は触れなかった。

近藤医師は、『がんは検診で早期発見されても、その時点で転移が潜む「本物」と、転移しない「がんもどき」に分けられます。本物は基本的に抗がん剤で治らず、手術はがん細胞の増殖を速める恐れがあるから治療は無意味です。「もどき」は転移しないから治療の必要がありません。どちらにしても、自覚症状がないなら何もしなくていい。これが「放置療法」です。』という持論を展開している。

しかし、近藤医師の『がん放置療法』は、医学界では異端児的存在で、多くの医師はこの理論に反発しているのが現状である。

昨年暮れにも、朝日新聞の医療サイトアピタルに、近藤医師の理論に反対する日本医科大武蔵小杉病院教授・勝俣範之医師が、『「がんは放置してもいい」は本当か 主張と反論』というタイトルで掲載されていた。

現在の医療では、がんは、「手術療法」、「化学(薬物=抗がん剤)療法」、「放射線療法」の三大療法しか薦めない・・・。

しかし、私は、どちらも知っておいた上で、がん治療の方法を選択した方が良いのではないかと考える。

その選択肢の中に、抗酸化療法を加えた上で・・・(´・,_,・`)フムフム

享年64歳・・・。

少し、早過ぎるよな・・・。

やしきたかじんさんのご冥福を心からお祈りします・・・。