「真実の口」688 食の安全に関する再考⑭

前回の続き・・・。

前回、すっかり歴史の授業になってしまったようで申し訳ない・・・(´-ω-`;)ゞポリポリ

しかし、今の中国のことを理解する上で、抑えておきたかったので、書かせていただいた・・・。

しかも、今週も続いてしまいそうだ・・・m(_ _)mカタジケナイ

今更、言うまでもないが、中華人民共和国は中国共産党一党独裁の社会主義国家である・・・。

ただし、現在は、鄧小平が進めた開放政策により、一党独裁体制を堅持しながら、市場経済導入などの経済開放政策をも取り入れ、“中国特色社会主義国家”と言われ(せ?)ている。

社会主義経済の特徴は、生産手段の公有(社会的所有)と計画経済にある・・・( ´_ゝ`)フーン

また、私有財産制と利潤追求の自由は否定され、財の生産と分配は、中央政府の計画と指令に基づいて行われる・・・(゚Д゚)ギョェ

声:「(´口` )ぇ… ヤダ…」

日本は、終戦後、GHQの指導の下、農地解放を行ったが、中国も同様に土地改革を行っている・・・。

どちらも、地主制度の解体を目的としていたのだが、その後の経過が随分と違っている・・・。

日本は、農地を耕作農民に解放する立場から、一世帯が所有できる農地を家族が自ら耕作できる面積に制限し、その流れで、現在も、小規模農業が主流となっている・・・。

中国は、農業合作化(日本的に言えば集団化)を推進し、農民個人所有制から集団所有制への移行を図った・・・。

その背景には、1950年当時でも、中国の人口は550,771,000(約5.5億)人で世界人口の22%を占めていたことにある・・・。

社会主義の下、国民に平等(?)に、食糧を供給するには、徹底した生産管理が必要だったのである・・・〆(・。・〟)フムフム・

当然、大量生産=大量の化学肥料の使用という方程式が安易に適用される・・・。

数字で見ると、1950年の化学肥料の使用料は約30万㌧だったのに比べ、30年後の1980約5,300万㌧と、凡そ、183倍の使用量に膨らんでいる・・・。

しかし、残念ながら、この期間の農業改革は成功とは言えなかったようである・・・(@・Д・@)??

1980年、中国の人口は、983,171,000(約9.8億)人に増え、432,400,000(約4.3億)人も増加しているのである・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~

全体の食糧自給率は上がっているのだが、この期間の全国平均の1人当たり食糧供給率は、変わっていないのである・・・(o´_`o)ハァ・・・

しかも、1978年の全国農業人口1人当たりの年平均収入は、70元あまりにすぎず、都市部の345元に比較すると、約5分の1位程度にしか過ぎなかったのである・・・il||li _| ̄|○ il||li

その上、1966年に始まった毛沢東による文化大革命は、その後の4人組(江青、張春橋、姚文元、王洪文)に引き継がれるが、中国共産党指導部内の大規模な権力闘争となり、1977年の毛沢東の死去による、4人組が失脚するまで、長期間の経済活動の停滞をもたらしてしまった・・・。

そして、中国共産党は、過去の反省から、農業の政策転換を図ることになる・・・。

1979年9月、「農業発展をはやめる若干の間題についての決定」を発表・・・。

結構、良い内容なので、そのまま転記する・・・…..〆(・ω・)カキカキ

1.かならず農村および全国的規模の階級闘争を正確に認識し、処理しなければならない。

2.かならず力を集中して農業技術改造を行い、農業生産力を発展させなければならない。

3.農民の生産に対する積極性の発揮を妨げ、農業生産の発展を妨げるこれまでの誤った政策は、かならず改革と矯正を加えなければならない。

4.農業を基礎とする方針をかならず揺ぎなく実行しなげればならない。

5.「農業、林業、牧畜、副業、漁業を同時に取り上げ」、「食糧増産を綱(かなめ)として、全面的な発展を求め、適地適作を持ちながら、それを適当に集中させる」という方針を、かならず正確かつ完全に貫徹しなければならない。

6.農業の指導に対し、かならず実際から出発しなければならず、自然法則と経済法則に照応させ、大衆の利益に照応させたものでなければならない。行政命令を乱用してはならず、盲目的な指揮を行い、複雑な状態をかえりみず、「一刀のもとに切り捨てる」ことをしてはならない

これらの主要な経験と教訓を元に、更に、農業生産力発展のための25項目の農業政策を発表している・・・。

如何だろうか・・・?

これだけ、国がバックアップしているのだから、農家もブレずに、仕事に従事出来そうな文言ではないか・・・ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャッ

しかし、現実は・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

次回へ・・・。