「真実の口」71 認知症で病気が治る?

先日、ある方に面白い話を聞いた。認知症になるとそれまで罹っていた病気が治るというのである。

その人の知人が認知症になり、施設に入っているらしい。

そこで、その施設のスタッフにそう教えられたらしい。

そのため、入所する際に、“以前はどんな病気に罹ってましたか?”と聞くそうである。

“今、どんな病気に罹っていたか”ではなく“以前”なのである。

これは、全員が全員というわけではないが、かなりの確率で、認知症後に今まで罹っていた病気が治っているかららしい。

現在、認知症で悩んでいる方やそのご家族には失礼な話だが・・・

その時は、笑い話で、病気が治るのなら認知症になるか?と言う話も出ていた。

真偽は別にして、非常に興味深い話だと感じた。

私も会田氏も普段から想いが形を作るということを言っている。

最近、すっかり悪者にされてしまったレジ袋だが・・・

私たちの母親の代は、買い物に行く際には、買い物かごを提げて行っていた。

これが、結構重く、少量しか買わないときでも、持っていかなければいけないから邪魔なのである。

そこで、買い物に行くのに軽量で済まないか?

・・・という想いで、レジ袋が出来たのである。

まあ、買い物かごでは、万引きが多いというスーパー側の思惑もあったのは否めない。

それを、今度は逆行して、マイバッグ?エコバッグ?等と名前を変えたゴミを出している。

これで、また万引きが増えているようである。

人は、想ったものを形に変えて、文明を築いてきた。

言い換えると、想ったものしか産まれないのである。

常日頃、病気も自分で作り上げていると言うことを私は言っている。

子どもが学校に行きたくないなあと思えば、本当にお腹が痛くなるし、熱さえも出してしまう。

大人でも同じである。

ある男性が、仕事によるストレスで胃潰瘍になり、入院することになった。

徐々に良くなり、ようやく退院が決まった。

口では、これでようやく仕事に復帰できると言っていたらしい。

しかし、退院前日に、10cm程度の穴が胃に空いていたと言うことである。

これも、自分の無意識の脳波がなせる技であろう。

認知症に罹ると、今までの病気が治るということを考えると、やはり、自分で病気を作り出していたと考えることも出来るのではないだろうか?

もちろん、抗酸化空間では、この認知症でさえ改善の方向に向かったという話は枚挙に暇がない。

想いが形を作る・・・

戦争・・・

テロ・・・

宗教対立・・・

民族紛争・・・

差別・・・

けんか・・・

いじめ・・・

これらも全て人間の想いが形になったものである。

喜びを形にすることが、今の我々には必要ではないだろうか?

決して、恨み、妬み、そねみ、憎悪、という想いを形にしてはならない。

形にすれば、その数十倍で自分に跳ね返る・・・