「真実の口」752 食の安全に関する再考62

久々に本編の続き・・・。

内容を忘れた方もいちゃったりするかな・・・( ̄▽ ̄;)アハハ

GM鮭、欧米ではフランケン・フィッシュと呼ばれる遺伝子組み換え鮭について、寄稿していたところだった・・・。

昨今、食糧危機が叫ばれだして久しくないが、世界では、GMO・非GMOに限らず、様々な研究が行われているので、ついでにご紹介しよう・・・(゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ

まずは、“羽のない裸のニワトリ”・・・(@・Д・@)??

Featherless chickens

これは、イスラエルのヘブライ大学のAvigdor Cahaner 教授が作り上げたニワトリである・・・(゚Д゚)ギョッ

ただ、遺伝子組み換えではなく、羽を失う自然の劣性突然変異種とブロイラーとして好まれる種を、交配させて生まれたものらしい・・・。

我々は、ブロイラーという名前をよく耳にするが・・・( ̄∀ ̄)3

実際は、ブロイラーという品種がいるわけではなく、短期間で出荷するために改良された食肉用若鶏の総称である。

近年では、徹底した育種改良の研究により、自然界の鶏は成鶏に達するのに4?5か月かかるところをブロイラーは40?50日で成鶏に達するという・・・w( ̄△ ̄;)wおおっ!

通常、ブロイラーは急激に体重を増加させるため、その過程で熱が発生し、それを抑えるために20度前後という温度管理をしなければいけないらしい・・・

Cahaner教授によれば、交配によって出来た羽なし品種は、高温に耐性があり、高価な冷却システムが使えない、貧しい暑い国々で育てることができるという。

また、羽なし品種は、羽が無い分、エネルギー消費が少なく、食べたエサがその分、余計に肉に変換され、加工の際に羽の除去にかかるコストを削減できるといメリットもあるという。

まあ、これは2002年5月の話らしいのだが、最近でも、“世界初”というタイトルで紹介されているようだ・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ

続いては、“人間の母乳を出す牛”・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工

牛が作った人間の母乳???

これは、2011年4月4日、報道されたニュースである!

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1372836/Scientists-develop-genetically-modified-cow-produces-human-breast-milk.html

ちょっと、面白そうなので訳を紹介してみよう・・・。

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『科学者が人間の母乳を生成する遺伝子組み換え牛を開発』

乳児が、遺伝子組み換え技術による牛の母乳を飲めるようになるかもしれない。

科学者は、母乳と同じ栄養素および脂肪含有量が含まれるように、人間の遺伝子を与えた300頭の牛を育てている。

彼らは、現在粉ミルクを使って育児をしている母親たちに、異なる選択肢をあたることが出来ると信じている。

しかし、その動きは、昨夜、その安全性を疑問視した運動家によって非難された。

人間の母乳と牛の乳は、くつかの重要な点で異なります。それは、乳児の成長と免疫系に有益な栄養素の高い数値が含まれています。

牛のミルクを乳児が消化することは非常に難しい。脂肪が少ない上、炭水化物も少なく、病気から保護する抗体が含まれていません。

中国農業大学で研究を率いるNing Li教授 は、彼らが作り出すミルクは一般の牛乳と同様に安全だろうと言っている。

最高の母を知っている: 開発者は新しいミルク自分の赤ちゃんを母乳で育てることができない母親を助けることができるし、数式を使用したくないと言う

「そのミルクの味は、一般のミルクより強く、10 年以内に、スーパーマーケットで、人間の母乳のような製品を手にすることができるようになる」と語っている。

しかし、乳児ミルクの活動家Patti・Rundallは、「人間の健康を保護するルールを作る必要がある」と反論している。

これらの製品を知らない私たちにとって、信じられないほどリスクがある可能性があります。牛のミルクが、母乳のようになることは決して起こりえない。決して、母乳が日常用品にはならない。

母乳は特定の種であり、なんらの要素はない。’

(中略)

GM
牛のミルクには、通常の牛乳にはないリゾチームが含まれている。これは、乳児を感染症から保護するために、抗体を作るもので、母乳に含まれています。また、それらは、人間のタンパク質の免疫システムを向上させるラクトフェリンを作り上げる。

α-ラクトアルブミンと呼ばれる人間の3番目の蛋白質も発現させた。Ning Li教授は、ミルクの脂肪分を5分の1増やして、個体のレベルを変えて、母乳の構成に近いものを作り上げたと主張している。

しかしGM牛への活動家は、牛の健康に悪いと述べた。ちなみに、2回の実験を経て、遺伝子組み換えによって42頭の子牛が生まれ、生まれてすぐに10頭が、生後6ヶ月以内に6頭が死んだため、結果的にミルクを生産するまでに成長させられたのは26頭だった。

(以下、省略)

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因みに、このミルクはまだ商品化には到っていない・・・(^▽^)=3 ホッ

次回へ・・・。