「真実の口」761 医者が家族だけにはすすめないこと・・・ん?①

前回、北條元治氏の、「医者が家族だけにはすすめないこと」という著書を紹介した・・・。

当日の大阪(伊丹)→新潟間の飛行機の中で、読んでみたのだが・・・。

読後感想は、今日のタイトル通りに、「ん?」だった・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

前回紹介したように、北條氏は、形成外科医である。

私自身、形成外科医で、どこまで他の診療科のことを理解し、色んな事を紐解いてくれるのかと期待しつつ読み進めたのが・・・o(゚ー゚*o)(o*゚ー゚)oワクワク

本編を読み進めること、10数ページ・・・(「  ̄ー ̄) ドレドレ・・・

いきなり、こんなタイトルが・・・w(゜o゜)w

『専門領域以外の病気はわからない医師が増えている』

ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

それじゃあ、この本も“形成外科”の分野でしか、役に立たないってことか・・・???

北條氏によれば・・・。

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今の研修医制度は、2004年の改正以降、内科や外科、産婦人科、小児科など、幅広い基礎知識を身につけるために、2年以上の臨床研修が義務づけられています。基礎知識は一応ありますが、それは、病院を訪れる多くの患者さんが訴える、ごく当たり前の病気に関する知識が多い。〇〇〇病のように、国内で年間数十例しかないような珍しい疾患は、診たことがない医師が当たり前なのです。知らなければ、当然、診断することなどが出来ません。

研修が終われば、専門知識の技術を身につけることに医師は専念します。こうなると、ますます専門領域以外の病気についてはわからなくなります。

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ここで、〇〇〇病と書いているが、実際は、これは、北條氏の知人のA氏の事例を引き合いにだしたもので、オウム病と書かれている。

北條氏の知人A氏が高熱を出し、病院に掛かったものの、原因が特定できず、大学病院の紹介状をもらい、専門医の診察を受けたという・・・。

A氏は、インコ飼っており、インコが病気になった際、獣医師より、オウム病の症状を聞いていたため、医師に対して、自身の症状がオウム病に似ていると訴えているにも関わらず、医師は患者の話には耳を傾けず、見当違いの治療を受けざるを得なかったということである。

A氏の症状が一向に改善に向かわない中、“たまたま”当直だった呼吸器内科の専門の女性医師が診察する機会があり、その女性医師が、“たまたま”オウム病の症例を知っていたため、治療方針が変更され、一命を取り留めたということだったらしい・・・。

この“たまたま”が重ならなければ、A氏は原因不明の病気で亡くなっていた可能性も考えられるというのだから、怖い話である・・・(●´д`●)マヂカョ・・・

私自身も、とある病院で、こんな経験がある・・・。

娘が風邪を引いた際、たまたま、家内が都合が悪かったため、私が掛かり付けの診療所に連れて行った時のことである。

医師に「多分、風邪だとは思うんですが・・・。」と話そうとすると、医師は「風邪かどうかは私が判断するので、黙っておいて下さい。」と私の言葉を途中で遮り一刀両断のもと切り捨てたのである。

こうなると、黙っていれない私の性格である・・・Σ(`・д・´)カッチーン

私:「あなたは患者からの情報を入れずに、自分の狭~い経験則だけで診断を下すんですか?」

医師(以下:医)「・・・。」

私:「私の話そうとすることにも耳を貸さず、あなたの見当違いの診断で、娘に何かあったら責任を取れるんですね?」

医:「いやいや、そういうことを言っているんじゃないんですよ(汗)。」

私:「言い訳は良いので答を聞かせて下さい!」

医:「・・・。」

私:「申し訳ないが、あなたのような医師に娘を診せる訳にはいかない!」

私は、娘を連れて診療所を後にした・・・。

地元では、開業して何年も経つ診療所だったのだが、知らず知らずのうちに胡座をかいて、どの患者さんにも同じような態度を取るようになったのだろうか・・・。

人の口には戸は立てられぬ。

多分、皆が同じ思いだったのではないだろうか・・・???

数ヶ月後、その診療所は閉鎖されてしまった・・・。

著書の中で、是非、取り上げておきたいことがあるので、次回も続いてしまう・・・。