「真実の口」765 医療現場の実態②

前回の続き・・・。

病院に一度行っただけで、高血圧症と診断され、降圧剤を処方されたI氏だが・・・。

以前、血圧については取り上げているので、興味があったら読んで欲しい・・・m(_ _)m

「真実の口」90 健康診断(医者)が病人を作る?①

今年4月4日、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が、血圧に関して、これまで、収縮期(最大)血圧は130mmHgと言われていたものが147mmHg、拡張期(最小)血圧は85mmHgと言われていたものが94mmHgという新基準値を発表したため物議を醸したのは記憶に新しい・・・。

これに対して、高血圧学会が猛反論を唱えたこともご存知だと思う・・・。( ̄▽ ̄;)アハハ…

高血圧学会が言うには、『世界基準は、「収縮期血圧140/拡張期血圧90mmHg」であり、日本もこれに準じている』と言うのである・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

声:「あれ・・・?収縮期血圧130/拡張期血圧80mmHgじゃないの・・・???」

これに関して、高血圧学会は、『糖尿病と高血圧を合併すると、脳卒中や心筋梗塞などの発症が高まるため、血糖と血圧の両方のコントロールが重要となる。そのため、血圧コントロール目標は「収縮期血圧130/拡張期血圧80mmHg」と、一般の高血圧の基準よりも低く設定されている。』とコメントしているのだが・・・σ(・ω・*)ンート…

声:「130/80mmHgって糖尿病の人が基準なのに、一般の人全員に当てはめられていたのか・・・???」

しかし、情けないのは、日本人間ドック学会の方である・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

高血圧学会や日本医師会からの猛反発を受けて出したコメントがこれである・・・↓

http://www.ningen-dock.jp/wp/wp-content/uploads/2013/09/14.4.4houdoukikanekouhyou.pdf

日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は、何故、上記のような新基準値(?)を発表したかというと、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会で、2年間の共同研究事業を立ち上げ、約150 万人に及ぶ人間ドック健診受診者の健診データについて肥満度、血圧、脂質、血糖等の検査値を受診者個々に蓄積したものがベースにあったからである・・・↓

http://www.ningen-dock.jp/wp/wp-content/uploads/2013/09/megastudy.pdf#search=’%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF+%E8%A1%80%E5%9C%A7+150%E4%B8%87%E4%BA%BA

http://www.kenporen.com/include/press/2014/2014040902.pdf

結局、『現在のデータは単年度の結果であり、今後数年間さらにデータ追跡調査をして結論を出していくことになります。従いまして今すぐ学会判定基準を変更するものではなく、厚生労働省には特定健診の保健指導基準が性別、年齢別によって数値が違うものがあるという事実をご報告した段階であることをご理解いただきたいと考えております』というコメントの元に、将来的には、闇に葬り去られるのだろうなぁ・・・(`д´)y-~

少し、長くなったが、I氏の話に戻す・・・m( _ _)m m(_ _ )mゴメン

血圧に関する見解を、会田氏と私で、代わる代わるI氏にお伝えした・・・。

基準値について・・・。

測定の仕方について・・・。

降圧剤の仕組みについて・・・。

降圧剤に頼ることの怖さについて・・・。

話し込んでいる内に、気がつくと、23時半を回っていた・・・( ゚д゚)ハッ!

勿論、会田氏も私も医師では無いので、最終的に判断するのはI氏である・・・。

しかし、これだけは言って良いと思う・・・!

初回の診察で、収縮期血圧が160を越えているからと言って、即、降圧剤を処方するような医師・病院は止めた方が良い・・・ヽ(`Д´)ノ

一般の人は、薬を処方してもらえれば、それで病気が治ると勘違いしている・・・。

そして、医療現場でも、それに応えなければ、藪医者扱いされてしまうので、処方してしまうというのが実態ではないだろうか・・・?

血圧のはかり方も、リラックスした状態で、深呼吸を少し繰り返せば、数値が10程度は下がってくれることもある・・・。

また、この程度であれば、食事と運動で、十分に対応できる範囲である・・・!

食事を変えて、運動をして、それでも血圧が下がらないようであれば、医師に相談してみるのがベターであると思う・・・。

勿論、血圧の基準値や降圧剤に関して、私なりの見解はあるのだが、ブログで恐怖を煽るのも「何だかなあ・・・?」と感じるので、聞きたい人は個人的にメールなり電話なりで相談していただければ、対応させていただく・・・。