「真実の口」96 健康診断(医者)が病人を作る?⑦

前回まで6回に渡り、「健康診断(医者)が病人を作る」と言うテーマで寄稿した。

実は、今回のテーマを取り上げたのは、以下のことをある本で知ったからである。

厚生労働省は2005年に、”健康診断の代表的な24の検査項目のうち16項目は「病気の予防や死者の減少という視点では有効性を示す根拠が薄い」との評価結果を研究班がまとめた”。

如何だろうか?

皆は知っていただろうか?

私も5年経って、それも、偶然本屋で立ち読みしていた本で知ったのである。

報告書を作成したのは「最新の科学的知見に基づいた保健事業に係る調査研究」班(班長:福井次矢聖路加国際病院長)である。

同研究班は各健診項目の効果と、その証拠についての医学論文を世界的に調べた。

以下がその研究の発表である。

このHPでは4~5ページ目にかけて、研究班の作成資料では2~3ページ目が結果である。

見づらいので表にまとめてみた。

レポート

福井班長は、「本研究の結果を踏まえて、現在わが国で行われている健康診査・保険事業を見直すとともに、今後、わが国においても、健康診査・保険事業より科学的厳密性の高い方法で継続的に評価する必要がある」とまとめている。

問題なのは、このような結果が出ている健診を相変わらずつづけているということなのである。

厚生労働省の発表によると、自治体や企業に法律で義務付けられている成人の大半が受ける健診の実施費用は、総額で年間9,000億円近いという。

今回の寄稿で、散々、書いてきたが、誤った健康診断の検査基準により、病人を作りあげ、更に、そこに無駄なお金をつぎ込んでいると言うことである。

健康診断(医者)によって、医療費30兆円超と言う数字が生み出されていると言っても過言ではないだろう。

企業の場合は、労働安全衛生法および労働安全衛生規則によって、労働者の健康診断を義務づけられ、使用者は従業員に対して健康診断を受けさせる義務を負い、違反した場合は50万円以下の罰金などの罰則規定が用意されている。

企業は、やっても無駄なのに、やらなければ罪をきせられる。

受信者は、健康診断を受けても、審査基準が世界各国と違い、病気でないのに病人にされる。

そうであれば、我々は自己防衛するしかない。

抗酸化の世界は、人間の本来あるべき姿に戻していってくれる。

我々のDNAという設計図による個人個人に合わせた自然体へ・・・

高血圧・低血圧でも血圧を正常値へ・・・

低体温でも正常な体温へ・・・

白血球の値が異常なら正常値へ・・・

抗酸化工法の家に住み、環境回復農法でとれた食事をする。

これだけで良いのであれば、実に簡単なことではないか?