「真実の口」1,045 不思議な大国SeasonⅡ・・・②

前回の続き・・・。

迎えの陳さんと合流した私・・・。

私:「KTSの方は先ほど着いたようで、今こちらに向かっているようです。」

陳:「?」

不思議そうな顔をする陳さん・・・?

私:「検査キットを持って来られる方です。」

陳:「ああ~。」

声:「おいおい、事前にメールで打ち合わせしていただろうが・・・。」

因みに、栗崎さんにお出で頂いたのは、「抗酸化の効果を目の前で測定する方法が無いだろうか?」という先方の要望で、揮発性有機化合物の測定キッドをお貸しいただくためだった。

私:「お二人で来られるようです。」

陳:「はい。判りました。」

しばらくして、栗崎さんと通訳の黄さんが現れた。

私:「ご足労掛けて申し訳ございません。」

栗:「いえいえ。」

私:「こちら先方の通訳の陳さんです。」

陳:「よろしくお願いします。」

栗:「こちらこそよろしくお願いします。」

ようやく合流できた三組・・・。

駐車場まで行くと、運転手の方が待っていた。

すぐに、事務所へ向かうのかと思ったら、ソコハホレ、中国だから・・・。

案の定、陳さんが今日のスケジュールを教えてくれた。

陳:「まず、事務所に向かう前に昼食をとって、事務所に向かい、佐佐田社長からプレゼンテーションしていただきます。そして、少しミーティングをした後に夕食に行きます。」

私:「はい・・・。」

普段、昼食を取らない私には、ブランチの機内食で十分だったのだが、郷に入っては郷に従え・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

飯店(レストラン)に着くと、董事長の叶さんが待っていた。

中国の会社組織は日本と違い、日本で株主総会に当たるもの董事会と言い、その議長にあたる人が、董事長=筆頭株主=法定代表人となっており、要は最高責任者にあたる。

叶さんとは、約10ヶ月ぶりの再会となる・・・。

久々の再会に近況を語り合う。

実は、叶さんの面影が、韓国のBTNG社の初代社長である金榮春に似ていて、最初に会った時から親近感があったのである。

なかなか食の進まない私にしきりに食べるように勧めてくる叶さんだが、無理なものは無理なので、食卓に並ぶお皿から、一頻り少量ずつ取り分けて食べて誤魔化すしかなかった・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

食事を終え、ようやく事務所へ向かうことに・・・。

時は、既に3時を大幅に回っていた・・・。

11時過ぎについて、合流して、食事をして、早4時間・・・。

日本人には理解できない、時間の過ごし方だ・・・('▽'*) ・・・ァハハ

まず、テーブルに着いた面々の自己紹介から・・・。

先方が、叶董事長、通訳の陳さん、現場責任者の周さん、空港に迎えに来ていたイエさん・・・。

当方が、KTSの栗崎さんに黄さんに私・・・。

陳:「まず、佐々田社長から、抗酸化の効果についてプレゼンしていただけますか?」

声:「えっ!1月にもしたじゃん・・・(*´∀`)ノオイオイッ」

面倒だったので、栗崎さんに降る私・・・。

私:「栗崎さん、抗酸化の効果ですって・・・。」

苦笑しながら、抗酸化について説明し出す栗崎さん・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

栗崎さんが粗方説明し終わると、前々から疑問に持っていたのだろう・・・。

案の定の台詞が飛び出した・・・。

陳:「抗酸化の原理って何ですか?」

(v_v`)はぁ・・・。

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次回へ・・・。