「真実の口」1,048不思議な大国SeasonⅡ・・・⑥

前回の続き・・・。

この日の打ち合わせを終えて、例の如く、食事に行くという・・・。

車で移動すること、一時間強・・・(;´∀`)・・・うわぁ・・・

上海市から見ると、西に位置する太仓市・・・。

簡略字ではなく、日本語で書くと太倉市・・・。

http://r.gnavi.co.jp/suzhou/jp/su81011/map.htm

着いたお店は、嘉乐农庄酒店・・・。

簡略字ではなく、日本語で書くと嘉楽農庄酒店・・・。

何でも、最近、上海の人たちに人気のお店らしく、週末には予約も取れないという店らしい・・・。

この日も火曜日だというのに、我々が着いた時点で、車が満車状態で停まっていた。

中に入ってみると、回廊のような造りで、贅を極めたような感が否めない・・・。

回廊

中庭には噴水・・・。

中庭の噴水

席に着くと、名前を忘れてしまったが副董事長とそのご家族や大勢の方が待ち受けていた。

挨拶を済ませると、叶さんが食材を選びに行こうと誘う・・・。

言われるまま着いていくと、今まで、かなりの数の酒店(レストラン)に招待いただいたが、この店は群を抜いて圧倒された・・・。

小さいナマズ・・・。

鯰(なまず)

陳さんに一言・・・。

私:「ナマズは要らないよ。」

魚郡・・・。

魚群

貝類・・・。

貝類

野菜郡・・・。

野菜群

湯葉・・・。

湯葉

極めつけは、オオサンショウウオ・・・。

オオサンショウウオ

一斤あたり388元・・・。

中国では一斤が500gだから・・・。

100gだと77元・・・。

今日(1/16)のレートで計算すると、1,277円/g・・・。

う~ん・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

日本の特別天然記念物・・・安っ!!

当然、日本では、特別天然記念物であるオオサンヨウウオは、食利用することは禁じられている・・・。

ワシントン条約によるレッドリストの中で、Threatened-危惧あるいは絶滅のおそれのある状態-の中の上から3番目にあたるVulnerable(VU) – 危急-(絶滅危惧II類)に位置づけられている。

迂闊に捕獲などしてしまうと・・・。

文化財保護法第107条の2によって・・・。

「史跡名勝天然記念物の現状を変更し、又はその保存に影響を及ぼす行為をして、これを滅失し、き損し、又は衰亡するに至らしめた者は、5年以下の懲役若しくは禁錮又は30万円以下の罰金に処する。」

チュウゴクオオサンショウオはと言うと・・・。

Threatened-危惧あるいは絶滅のおそれのある状態-の中で1番上にあたるCritically Endangered(CR)-絶滅寸前-に位置づけられている・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工

日本より厳しい位置づけになっているのに、一応保護の対象とされてはいるものの、「飼育下において繁殖や販売にも許可が必要、野生個体の食用禁止、繁殖期の捕獲制限」という規制のみで、飼育している物なら食べて良いというのだから、食に対する執念が恐ろしい・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

一通り、食材を選んだので、帰り際、動画を撮ってみた。

食材のカウンターの長さが実感出来るかと思う。

途中、私と陳さんの会話が入るが無視して欲しいm(_ _)m

https://youtu.be/LBlfHRfsh1A

飲み物を聞かれたので、「まずはビールを・・・」とお願いした。

注文内容を聞いていると、どうも、アルコールを飲むのは私と栗崎さんだけらしい・・・。

皆、車で来ているので、お酒は飲まないらしい・・・。

声:「ナント、詰まらない・・・。」

・・・と言っても、運転があるのでは致し方ない。

ビールを飲みながら、待っていると、ナマズが・・・。

なにゆえ、中国人は逆の行動を取るのか・・・?

また、魚料理が出てきた時、叶さんが解説してくれた・・・。

鯒(こち)の近似魚

叶:「この魚は長江で取れるんですが、段々少なくなってきて、今では滅多に捕れないんですよ。」

声:「えっ?それを食べるの?保護しようとかいう考えはない・・・かぁ。オオサンショウオ食べるんだもんな~。」

ご丁寧にも陳さんが、日本での呼び名を電子辞書で調べてくれた。

日本で言う所の、鯒(コチ)の種類らしい・・・。

声:「まあ、日本で言う鯒なら高級魚だな。」

次から次へと出される料理に我々3人は黙々と対処するしかなかった。

食べきれないほどのご馳走に向かうこと3時間弱・・・。

食事を終え、また、上海への道を戻らねばならなかった・・・。

栗:「地下鉄の最終が10時過ぎなんですよね・・・。」

私:「えっ!?そんなに早いんですか?」

栗:「間に合いそうにないですねぇ。」

私:「送ってもらうように交渉しましょう。」

陳さんに事情を言って、栗崎さん等が住む松江まで送ってもらいたいことを伝える。

運転手さんが快く引き受けたらしく、何とか胸をなで下ろす・・・。

次回へ・・・。