「真実の口」1,060 健康博覧会2017

先週、2/15(水)~2/17(金)に開かれた健康博覧会2017に行ってきた。

実は、ネタを探しに、毎年行っているのだが・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

2013年を最後に、当Blogで取り上げることすらしなくなった・・・。

・・・というのも、ここ数年、“〇〇酵素”、“水素水”、“活性水素”のオンパレードで辟易していたからである。

酵素に関しては、タンパク質であるがゆえ熱を加えると変成してしまうというのに、その加工技術を見ると・・・。

┐( -_-)┌ ヤレヤレ

また、水素水に関しては、過去にも触れたので、参考にして欲しい。

「真実の口」1,036 水素水 蓋を開ければ 〇〇の水

これらを造っていたメーカーにオフィシャルに質問すると、水素水の摂取目的は「水分補給」と回答しているにも関わらず、こういう展示会ではまことしやかに、法螺話が飛び交うのだからいやはやなんともう・・・。

このBlogでも、時折、人の細胞の数を取り上げているが覚えているだろうか?

約60兆個である。

60,000,000,000,000個・・・(笑)

この0の並んだ数字を見ると、多いなあと感じるかも知れない・・・。

しかし、分子の数と比較してみると、「えっ!」と言うほど少ない。

コップ1杯、約180ccの水の中のどれくらいの水分子があるかご存知だろうか?

仮に、水1cc=質量1gとする。

水分子(H2O)は、水素分子(H)2個と酸素分子(O)1個から構成されている。

つまり、1molあたりの質量は1×2+16=18gとなる。

(※)molとは、物質を構成する原子、分子などの要素粒子の数で表す物質量の単位のこと。1molは、12gの炭素12の中に存在する原子の数と等しい数の分子・原子・イオン・電子などの粒子、またはその集合体で構成された系の物質量と定義されている。

従って180cc=180gの水は、水分子10molで構成されているということになる。

アボガドロの法則により、1mol中にある分子の数は、6.022×1023なので・・・。

面倒なので6×1023で計算するが・・・。

10×6×1023=6×1024

つまり、6,000,000,000,000,000,000,000,000個となる・・・(爆)

一、十、百、千、万・・・・・・・・・・・・・・千京?

京の上って何だ?

じょ・・・?

6じょ・・・w( ̄△ ̄;)wおおっ!

残念ながら、“じょ”という漢字を入力すると、使っているWrodPress自体が古いため、反映しないので、ご自身で調べていただきたい。

のぎへんに予という漢字なのだが・・・。

仮に、180ccの水が、全細胞に均等に分配されたとすると・・・。

水の分子数:6,000,000,000,000,000,000,000,000個÷細胞数:60,000,000,000,000個で計算される。

つまり、1,000億個の水分子が細胞に行き渡ると言うことだ。

これが仮に、全て活性水素であれば、体内で生成される活性酸素が約100億個と言われているので、癌に効果的と言っても過言では無いかも知れない。

しかし、体に入れた瞬間から、不安定で分解しやすい原素はどんどん消滅していくのである。

まあ、容器に移した時点で、消滅していくのだが・・・(笑)

ペットボトルなど以ての外・・・。

これらを避けるためにアルミパウチで造られていたりするが・・・。

巷で売られている高濃度水素水を見てみると、最近、2.5ppmやら3.0ppmという数字が躍っている。

これは、充填時に圧力をかけて水素濃度を上げているのだが・・・。

我々はこの濃度をそのまま摂取することは出来ない。

我々が生活する常温常圧下(室温21度)での水素の限界飽和量は、1.6ppm(1.57)となっている。

まり、幾ら高濃度を謳おうが、1.6ppmと言う量が、口にできる最大値となる。

水素量が1.6.ppmということは、1㍑の水の中に1.6mgの水素が含まれているということになる。

180mlの水の場合は、0.288mgということだろうか・・・(爆)

さあ、ここから先を判断するのは貴方次第です!