「真実の口」1,067 環境回復農法~技術指導編・熊本~⑥

前回の続き・・・。

北原さんの家を後にして、車を走らせる私・・・。

地震後初めて、北原さんの家を訪れた際、橋梁崩壊の為通行止めとなり、かなりの迂回を余儀なくされた橋があった・・・。

橋脚崩壊1

そして、今回もその橋を反対側から渡ろうと思ったのだが・・・。

案の定、未だに、全面通行止め・・・。

橋脚崩壊2

迂回に迂回を重ねて、ようやく高速道路へ・・・。

Mさんとは、事前連絡で、人吉市内で3時くらいに合流後、Mさんの家に行く予定になっていた。

橋梁崩壊による迂回のため、思ったより時間が掛かり、3時少し前にようやく人吉ICの手前の山江SAに到着。

我慢していた小用を足し、再度、車を走らせようとした所へ、電話のコール音が・・・。

(トゥルルル~)・・・p(・o・)・・・(トゥルルル~)

Mさんだろうと思いつつ、電話を受ける。

M:「もしもし、お世話になります。Mです。今、何所辺りですか?」

私:「今、山江SAなんで、あと少しで、人吉ICを降りられると思います。」

M:「わかりました。人吉ICを降りたら、右に行って、そのまま道なりに来ていただいたら線路がありますから、それを越えたら国道に219号線にぶつかるんですが、その左手前にセ〇ン〇レ〇ンがありますから、そこの駐車場でお待ちしています。」

声:「我ながらよくこの細かい事まで覚えているわい(笑)。」

人吉ICを降りて、右側に折れて、そのまま車を走らせる。

しかし、いっこうに線路らしき物に到着しない・・・?

そこへ、再び電話が・・・。

(トゥルルル~)・・・p(・o・)・・・(トゥルルル~)

丁度、信号待ちの所だったので電話に出る。

M:「今、どちらですか?」

私:「言われたようにICを降りて、右側に折れて、そのまま走っている所ですが・・・。」

M:「何か見えますか?」

私:「何て読むのか判らないんですが、光に生きるって書いて“こうせい”って読むんですかね?その病院が少し先に見えます。」

M:「ああ。じゃあ、後のほんの少しです。」

私:「判りました。セ〇ン〇レ〇ンは道路の左側ですよね?」

M:「はいそうです。」

しばらくすると線路が見え、そこを越えると、左側にセ〇ン〇レ〇ンがあった。

ここまでの距離5km弱・・・。

声:「普通、5kmの距離を電話で案内しないよな~。」

車を駐車場に滑らせると、車外に立って待っている人を発見・・・!!

声:「多分、あれがMさんだな?」

左側の窓を下げ・・・。

私:「Mさんですか?佐々田です。」

M:「どうもお疲れ様です。」

私:「このまま後ろを付いていきますんで・・・。」

M:「判りました。25分くらいかかりますから・・・」

私:「判りました。」

Mさんの後を付いていく私・・・。

しかし、やたらと線路を渡る・・・。

道路が、さっき渡ったと思われる線路(肥薩線)を交差するように作られているみたいなのだ・・・。

線路を渡ること4回・・・?

肥薩線

ようやく山へ向かって行きだした。

25分ほどで到着・・・。

付いた所に集落の標識が・・・。

声:「ん?M??」

Mさんと同じ名前の集落だった・・・。

車から降りてMさんに聞いてみた。

私:「ここあたりはMさんだらけですか?」

M:「そうですねえ(笑)。」

次回へ・・・。