「真実の口」1,076 抗酸化溶液 vs 菌/ウィルス軍団・前編

会田氏からの新聞を購読している方には既報になるかもしれないが、新聞となると、丁寧な言葉で伝えなければならないので、臨場感が物足りないので、私の言葉でお伝えする。

月曜日、仕事をしていると家内から私のLINEに、保育園から、「娘が熱を出した。」という連絡が入ったというメッセージが入った。

LINE①

この時は、まだまだ余裕があり、何気ない会話が続いていたのだが・・・。

しばらくすると、娘を病院に連れて行ったらしい家内から、「アデノウィルスと溶連菌が出ているから出席停止だって」というメッセージが入った・・・。

土曜日、保育園対抗のサッカー大会だったのだが、帰ってから、涙目で目ヤニが少し出て、やや、顔に赤みが出ていた・・・。

しかし、この日は、3月なのに日差しが強く、日焼けでもしたかなと思っていただけだった・・・。

しかし、どうやらこれらが原因だったようだ。

アデノウィルスについて調べてみた。

【主な症状】、
①発 熱:38~40度くらいの熱が4~5日続きます。1週間くらい続くこともあります。
②咽頭炎:咽頭~扁桃の腫れがひどく、真っ赤になります。溶連菌とよく似ています。のどの痛みも強く、食欲が落ちます。
③眼症状:結膜炎による眼の炎症が見られます。→眼が痛くなったり、かゆくなったり、目やにがみられるようになります。通常、片眼から始まり両眼に広がります。
【感染経路】口、鼻や喉の粘膜、あるいは、眼の結膜から体の中に入り込んで感染します。
【潜伏期間】5~7日です。
【治療法】 今のところ、特効薬はありません。

溶連菌についても調べてみた。
【主な症状】
①咽頭炎、扁桃腺炎:発熱、のどの痛みが見られます。のどは真っ赤に腫れ上がり、見るからに痛そうな感じがします。(発病1~2日)
②イチゴ舌:イチゴのようなブツブツの舌になります。(発病2~4日)
③全身発疹:顔~全身にボツボツとしたかゆみを伴う赤い発疹が多数見られます。(発病1~2日)
④皮膚落屑:上記の症状が消えた後に、手や足の指先から皮膚がむけることがありますが、自然に治ります。
【感染経路】口、鼻や喉の粘膜、あるいは、眼の結膜から体の中に入り込んで感染します。
【潜伏機関】2~5日です。
【治療法】溶連菌そのものは、抗生剤ですぐおさまる場合が多いのですが、少し菌が残っていると前述した急性腎炎、リウマチ熱、アレルギー性紫斑病などを起こすことがありますので、これらの予防のためにしっかりと抗生剤を内服します。

家内からのメッセージの中に溶連菌というWordを見て、一瞬、ゾワッとした・・・。

実は、長女と長男が子供のころ、溶連菌感染症に罹り、急性糸球体腎炎という合併症を引き起こし、3週間程度の入院をしたと聞かされていたからだ。

勿論、当時、私と家内は結婚していたわけではないので後に聞かされた話だ。

序に、急性糸球体腎炎も調べてみた。

【主な症状】
①血尿、むくみ、高血圧となります。
②2~3日で尿の量が減ってきます。尿は濃い茶色のような色となり、目で見てはっきりその色がわかるようになります。
③その後、まぶたや脚にむくみが現われ、むくみが強くなると胸やお腹に水がたまってくることもあります。むくみは、血液中のタンパク質が尿の中に多く排泄され、血液中のタンパク質が少なくなることによって起こります。
④その他、高血圧によって頭痛や嘔吐、けいれんの症状が現れることがあります。むくみなどの症状が出てから、7〜10日間ほどは、腎機能の低下による高カリウム血症(※1)と高血圧が起きやすく、最も危険な状態となります。
⑤また、重症の場合には、高血圧による急性心不全(※2)や高血圧性脳症(※3)を起こすことがあります。

(※1)高カリウム血症は、嘔吐などの胃腸の症状や、しびれ、知覚過敏、脱力感などの神経症状、不整脈などが主な症状となります。カリウム値が一定の値を超えると危険な不整脈が現れ、心停止となる可能性があります。
(※2)急性心不全は、激しい呼吸困難で発症します。同時に咳と痰が出ます。脈が速くなり、多呼吸や動悸を伴うこともあります。また、血液を送る力が低下するため、チアノーゼが起こることがあります。
(※3)高血圧性脳症
高血圧性脳症は、血圧の上昇に伴い、頭痛、視力障害、けいれん、意識障害などの症状が起こります。脳の血管には、脳の血流を一定に保つ機能がありますが、この調整の範囲を超えて血圧が著しく上昇すると、脳にむくみを起こすなどの異常が生じます。症状は、頭痛、嘔吐などとなります。悪化するとけいれん、意識障害などを起こし、放置すると脳出血や心不全、腎不全により死亡します。
【感染経路】
細菌やウイルスの感染症が起こった後に生じてきます。その中でも最も多いのが、溶連菌に感染した後の急性糸球体腎炎(急性腎炎)です。
【潜伏機関】急性上気道炎を中心とする感染(主にA群β溶連菌)の後に、10日前後の潜伏期間を経て発症します。
【治療法】
急性糸球体腎炎(急性腎炎)に対する特別な治療法はなく、対症療法(症状に対する治療)が基本となります。安静にしながら、腎臓に負担をかけないよう、水、塩分、たんぱく質などの食事の管理を行います。血圧や尿の量に応じて血圧降下薬や利尿薬を使用することもあります。病気のかかり始めには、溶連菌に対して抗生物質を使用します。

長男の入院時、塩分制限がかかるため、薄い薄いほとんど味のしない味噌汁を飲まされていたらしいのだが・・・。

長男は長男で考えたのだろう・・・。

3回分の味噌汁の塩分を1回分にまとめて飲ませてほしいと懇願していたらしい・・・。

溶連菌感染症の怖さが分かってもらっただろうか・・・?

次回へ・・・。