「真実の口」1,101 みみかき・・・前編

平成28年熊本地震をテーマにした後に、“みみかき?”と訝しがる人もいるだろう?

まあ、気にしないで軽くお付き合い願いたい・・・。

実は、新聞に週刊〇代の広告が載っていて、その中に、以下のような一文を見たからである。

アメリカ耳鼻科医学界が敬称鳴らす
60すぎたら「みみかき」をしてはいけない

週刊〇代

私自身、みみかきは不要なことも知っているし、過度なみみかきは危険だということを承知している・・・。

しかし、それにも関わらず、ついつい、みみかきをしてしまうのだ・・・( ̄▽ ̄;)

それも、どちらかと言えば、ヘビーユーザー・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

各鞄、各自動車に潜ませている。

これも、百均ショップが出来たお陰で、数本入りのものを気軽に買えるようになったからだ。

因みに、日本人にとっては、どこの家庭にでも、当たり前の道具として存在する“みみかき”・・・。

しかし、海外には無いらしい・・・。

その理由は、耳垢の性質によるのである。

Wikipediaによると・・・。

耳垢の乾性/湿性の割合は人種によって大きく差があり、北部の中国人や韓国人で湿性耳垢は4~7%、ミクロネシア人やメラネシア人では60~70%、白人では90%以上、黒人は99.5%が湿性耳垢であると言われている。日本人全体では、湿性耳垢の人は約16%だと言われている。ただ日本内でも北海道や沖縄と、本州の間で割合に大きな差があり、北海道のアイヌ民族では約50%が湿性耳垢であるとの報告がある。これは、日本には元々湿性耳垢の縄文人が居住しており、やがて本州には乾性耳垢の弥生人が流入したが、その影響が及ばなかった北海道・沖縄には湿性耳垢が保存されたことによる、と説明されている。

つまり、湿性耳垢の多い欧米では、みみかきよりも“綿棒”の方が適していたということだろう・・・。

かくいう私は、約16%の湿性派なのだが、“綿棒”ではなく、“みみかき”派である。

近年、欧米でも、綿棒は耳垢を押し込んでしまうので、日本のみみかきが密かなブームになっているという・・・

その名も・・・、“Mimikaki” !!。

寿司、天ぷら、芸者、富士山・・・。

そして、みみかき・・・ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆

まあ、日本語がそのまま英語として通用するようになったものは結構あるのだが・・・。

例えば、食べ物であれば・・・。

sukiyaki(すき焼き)、tofu(豆腐)、miso(味噌)、ramen(ラーメン)、teriyaki(照り焼き)、sake(日本酒)、等々・・・。

bento(弁当)などは、今までになかった生活スタイルを欧米に作ったのではないだろうか?

その他、karaoke(カラオケ)、bonsai(盆栽)、origami(折り紙)、manga(漫画)、otaku(おたく)、hikikomori(ひきこもり)。

kawaii(可愛い)なども、News week(2016.8.2号)に、『かわいいものに夢中になるのは人類共通の本能だとしても、それを文化にしたのは日本だけだ。』と評されている。

そして、最近ではあまり喜ばしくない方で、英語化された、karoshi(過労死)、zangyo(残業)、Kaizen(改善)。

東日本大震災以降、tsunami(津波)も定着した。

更に、日本のみみかきは、LED内蔵のもの、アニメのキャラクター付き等々、“かわいい” ファッション性を追求したものが多いため、単なる衛生道具という概念を超え、お土産としても重宝されているようだ。

湿性耳垢がほとんどの海外では、耳垢がポロポロするということ自体が理解できないはずなに・・・?

お土産として買って行ってしまう・・・。

しかし、アメリカ耳鼻科医学界は敬称鳴らす・・・。

60すぎたら「みみかき」をしてはいけない・・・!

もしかしたら、悪しき文化を海外へ垂れ流すことになっていくのか・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

次回へ・・・。