「真実の口」1,335 知らなければ気にならないのに、知ってしまうと気になる話㉑

前回の続き・・・。

《梅干し & 漬物編⑤》

今回は“漬物(つけもの)”である。

今寄稿でも取り上げた「別冊宝島 食品のカラクリ~驚異のフードマジックそうだったのかこの食べ物!~」の漬物の項の一節が以下である。

食品のカラクリ~驚異のフードマジックそうだったのかこの食べ物! ~

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『7〜8年前、漬物業界が中国、台湾から輸入し、横浜港に野積みされていたシイタケ、ザーサイ、ヤマゴボウ、竹の子、ナメコなど数千トンの漬物の原料が、港から
数日間で消えたことがあるそうです。

食品を墓石のように、何年間も野晒しで保管していることに消費者からの非難が集中したため、業者が密かに移動させたのです。

横浜港からどこへ消えたのかと言うと、長野県飯山市に程近い国道117号線沿道の廃材置き場でした。

もちろん、ここも野晒しです。

非常にビックリしたのは、ナメコや竹の子が入っているドラム缶が赤く錆びて腐りかけ中身が出ている程なのに、ドラム缶の中身のナメコ、竹の子は全然腐っていなかったことです。

どれくらいの食品添加物である保存料をぶち込んでいるんだろうと唖然としたそうです。

これらの原料を水洗いした後、調味料に漬けて数時間で山菜の漬物が完成します。

しかも、「○×県産」として名産品となるものまであります。

調味料液には、食品添加物のグルタミン酸ナトリウム、ミョウバン、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、硫酸第一鉄などが入っています。』

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ゾッとしないだろうか?

この本の出版が、 2006 年なので、 20 世紀が終わろうとする 1998 ~ 1999 年位の話だろうか?

また、編者は、こういう話も耳にしたことがあるらしい・・・。

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『漬物屋の社長さんは、普通、自分の会社で加工した漬物は口にしないそうです。

塩漬けされた輸入品の黒ずんだ野菜を使い、それを漂白した挙句、合成着色料で色をつけてごまかしているそうです。

そんな漬物が、スーパーやコンビニに並べられて、私たち消費者の口に入ります…。

驚きを通り越して、呆れ返ってしまいます。』

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ゾッとしないだろうか?

勿論、信じるか信じないかは貴方次第である・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

本来、“漬物”とは、様々な食材を食塩、酢、酒粕などの漬け込み材料とともに漬け込み、保存性を高めるとともに熟成させ、風味を良くした食品のことである。

例によって例の如く、スーパーで検証をしてみた。

今回は、大方の想像が付くので1軒しか回っていない・・・(笑)

オーソドックスな漬物の代表、沢庵は・・・。

★古川 国産大根 昆布風味 紀の郷

古川 国産大根 昆布風味 紀の郷 古川 国産大根 昆布風味 紀の郷

【名称】 たくあん漬

【原材料名】 塩押しだいこん、昆布、漬け原材料〔食塩、ぶどう糖果糖液類、醸造酢、ぬか類〕/ソルビトール調味料(アミノ酸等)酒精、酸味料、甘味料(スクラロース)保存料(ソルビン酸K)着色料(黄4)、(一部に大豆を含む)

【原料原産地名】 国産(だいこん)

もうひとつ、“自然色”と言う文言に惹かれてチョイス!

★キムラ漬物 自然色 国産たくあん

キムラ漬物 自然色 国産たくあん キムラ漬物 自然色 国産たくあん

Sales Point !

「昔ながらの製法にて契約農家から収穫した大根を三度漬けぬか床にて保管し、着色料を一切使用せずに、やや甘口で空きの来ない沢庵に仕上げました」

【名称】 たくあん漬

【原材料名】 塩押しだいこん、漬け原材料〔砂糖混合ぶどう糖果糖液類、醸造酢、食塩、米ぬか〕、調味料(アミノ酸等)酒精、酸味料、甘味料(アセスルファム K )、(一部に大豆を含む)

【原料原産地名】 国産(だいこん)

【賞味期限】 2019 年 3 月 20 日

大根の漬物でも人気の一品、千枚漬け・・・!

★ヤマヨ 手間ひまかけた味の逸品 切千枚漬け

ヤマヨ 手間ひまかけた味の逸品 切千枚漬け ヤマヨ 手間ひまかけた味の逸品 切千枚漬け

Sales Point !

「手間ひまかけた味の逸品」

【名称】 酢漬(刻み)

【原材料名】 かぶら、昆布、漬け原材料〔糖類(砂糖、異性化糖液、オリゴ糖)、還元水飴、食塩、発酵調味料、醸造酢〕、調味料(アミノ酸等)、酸味料、酸化防止剤 ( V.C )保存料(ソルビン酸 K )

【原料原産地名】 国産(かぶら、昆布)

【賞味期限】 2018 年 12 月 31 日

次に、おばあちゃんの味、キューリのぬか漬け・・・!

★ピックルスコポレーション 胡瓜ぬか漬

ピックルスコポレーション 胡瓜ぬか漬 ピックルスコポレーション 胡瓜ぬか漬

【品名】 ぬか漬

【原材料名】 胡瓜、漬け原材料〔ぬか、食塩、醸造酢、にんにく、昆布、醤油、唐辛子〕、酸味料、(原材料の一部に小麦、大豆を含む)

【原料原産地名】 国産(胡瓜)

【賞味期限】 2018 年 12 月 26 日

食卓の定番だった、白菜の漬物・・・!

★ヤマヨ 国産野菜使用 白菜漬

ヤマヨ 国産野菜使用 白菜漬 ヤマヨ 国産野菜使用 白菜漬

Sales Point !

「丹精込めて漬け上げた季節のお漬物をぜひご賞味ください」

【品名】 塩漬(刻み)

【原材料名】 白菜、にんじん、漬け原材料〔食塩/調味料(アミノ酸等)、酸味料、酸化防止剤( V.C )

【原料原産地名】 国産(はくさい)

【賞味期限】 2018 年 12 月 26 日

日本三大漬物のひとつ、野沢菜漬け・・・!

★やまへい 野沢菜漬 樽熟成

やまへい 野沢菜漬 樽熟成 やまへい 野沢菜漬 樽熟成

Sales Point !

「こだわりの一例として、天日塩にて手塩にかけて2度漬しています。栽培環境を確認した野沢菜を使用し、循環型農業を行っております」

【品名】 野沢菜しょうゆ漬

【原材料名】 野沢菜(国産)、漬け原材料〔醤油(小麦、大豆を含む)、たん白化随分買い物(小麦を含む)、食塩、水飴、梅酢、醸造酢〕/調味料(アミノ酸等)酒精、酸味料、トレハロース

【原料原産地名】 国産(胡瓜)

【賞味期限】 2018 年 12 月 26 日

如何だろうか・・・?

梅干しと何ら変わらない・・・(笑)

保存食の筈の漬物類が今や・・・ガッカリダヨ!!(§`Δ´)σ

前回、色分けしたものはこれまでの寄稿と同様なのだが・・・。

多くの商品で、調味料(アミノ酸)人工甘味料保存料が使われていることに気付かれることと思う。

しかも、梅干しとの時に、「“保存料(ソルビン酸)”と表記されていたら、少し、添加物等に詳しい人であれば敬遠するのではないだろうか?」と書いたのだが、堂々と使われている・・・(笑)

中にはぬか漬けのように比較的添加物が少ないものがありはするのだが、やはり、自分で作った方が良さそうである。

いきいきペール、いきいきBOX Extra、いきいきパックを活用してみよう!

〈ぬか漬け〉

【材料】
・米ぬか・・・ 1kg
・塩・・・200g
・セラミック水・・・1.5㍑
・お好きな野菜

【作り方】
・米ぬかをいきいきペール(量を減らせばいきいきBOXでも可)に入れ、塩を溶かしたセラミック水を適量足してかき混ぜる。
・ぬか床が耳たぶくらいの柔らかさになったら、あとは洗った野菜をそのまま入れるだけ。
・美味しい一夜漬けができあがり!

【アドバイス】
・ぬか床の分量は、お好みに合わせて加減可。
・夏場でもかなりの期間、混ぜなくても大丈夫。

〈大根の酒粕漬け〉

【材料】
・大根・・・1本( 1kg 程度のもの)
・酢・・・・・50cc
・砂糖・・・100g
・塩・・・・・25g
・酒粕・・・50g

【作り方】
・大根を洗って皮を剥き、適当な大きさに切る。
・大根と砂糖、塩、酒粕、酢をいきいきペール(いきいき BOX 、いきいきパックでも可)に入れる。
・1 日置くと水分が出るので、塩、砂糖、酒粕を水分の中に漬ける。
・2 ~ 3 日で美味しい漬物の出来あがり!

【アドバイス】
・そのまま、材料をいきいきペールに入れても良いが、小型の密閉容器に入れて作れば、 ペールの中で重ねられるので、数種類のお漬物を作ることが出来て便利!

〈超簡単漬け物〉

【材料】
・野菜・・・何でも可
・塩・・・野菜の重さの 2.5  ~  3%

【作り方】
・皮を剥いた方が良い材料は皮を剥く(不要な場合はそのまま)
・適当な大きさに切る(小さい野菜はそのまま)。
・いきいき BOX (いきいきパックでも可)に入れる。
・半日~ 1 日置けば出来上がり!

まだまだ、気になることはあるのだが、年も押し迫って来たので今回はここまでにする。