「真実の口」859 環境回復農法~技術指導~⑤

前回の続き・・・。

早い物で、もう8月入りだ・・・。

そう言えば、昨年は、7月に緊急検査入院で大変な日々を送っていたんだった・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

あれから、もう一年経つんだ・・・(´-ω-`)う~む

この一年で、海外への出張が、一段と加速したからなぁ・・・。

健康で良かった・・・(^▽^)=3 ホッ

本題に戻そう・・・。

李、サクランボと農地を見終わったので、これで終わりかなと思いUさんに尋ねてみた・・・。

私:「他に、何かありますか?」

Uさん(以下:U):「ケイオウザクラもやっているんですよ。」

私:「ケイオウ・・・?ザクラ・・・??」

U:「ええ、観賞用の桜です。」

私:「観賞用・・・???」

無知な私は、漢字さえ浮かばなかった・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

詳しく聞いてみる・・・。

デパートやホテルで、正月に満開の桜を見たことが無いだろうか?

どうやら、あれが“啓翁桜”というらしい・・・。

何でも、桜は、秋になって気温が下がると休眠に入るらしく・・・。

そして、その後、冬の低温期を経験すると休眠が覚醒し、気温が上がれば開花できる状態になって春を待つというものらしい・・・。

その習性を利用して、12月のうちに枝を取ってきて寒さに当て、出荷時期にあわせて温室に入れて芽吹かせるらしいのだ・・・。

これは、帰ってから、調べたのだが・・・。

生産者によると・・・。

1月から2月だと20日間ぐらい、3月に入ると2週間ぐらいで出荷できるようだ。

温室の温度は日中20℃、夜間は10℃ぐらいで調節するという。

ただ温度を調節すれば良いという物ではないらしく、良い花を咲かせる温度と言うのがあるらしい・・・。

「十分寒さにあたって、春が来たと思わせるように、より自然に近い状態を再現してやらないといけないんです。」ということらしいのだ。

因みに、名前の由来は、昭和五年、久留米市山本の良永啓太郎さんという人が、中国系のミザクラを台木にし、 ヒガンザクラの枝変わりとして誕生させたものらしく、名付け親は同じく久留米市の弥永太郎さんで、啓太郎の一字をとって啓翁桜と名付けられたらしい・・・。

ナント、九州が発祥の地だったとは・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ

山形は、昭和40年代に、全国に先駆けて促成栽培が始まり、JA山形でも大々的に宣伝していた・・・。

http://www.zennoh-yamagata.or.jp/fruit/keiou.html

とりあえず、現地に案内してもらった・・・。

こんな状態であった・・・。

啓翁桜

「何かする事ありますか?」と聞かれたのだが・・・。

当然、環境回復農法であれば、桜が変わる・・・。

そして、それが観賞用として、部屋に飾られるのであれば、その部屋の空気も変わる・・・。

更に、観賞用としての日保ちも長くなるはずである・・・。

私は、上の理由を話して、「試してみる価値はあるんじゃないですか。」と告げた・・・。

そして、次回、結実する頃にお会いする約束をして、左沢を後にした・・・。

次回、愛知県編へ・・・。