「真実の口」871 環境回復農法~技術指導~⑪

前回の続き・・・。

抗酸化の話をしていると時間の経過を忘れてしまう・・・。

2時間ほどが経過していた・・・。

椎茸を栽培している農家の方との約束の時間が来た。

我々は、コメダ珈琲を後にした、農家へと向かった。

車で5分程度のところだった・・・。

因みに、椎茸の栽培というと、どんな光景を想像するだろうか?

椎茸の原木栽培

こんなイメージを持つ方が殆どではないだろうか?

これは、原木による栽培法である。

原木に穴をあけ、椎茸の菌を植え込み栽培する方法である。

話は逸れるが、私は、今年6月末に、対馬に行ってきた・・・。

もちろん、遊びでなく、仕事である。

私が、営業をかけたわけでもないのに、いきいきペールが大量に購入された経緯があったからである。

購入先を表敬訪問して、話を聞いてみると、廃棄しなくてならない魚や家畜の糞を堆肥化するのに、各農家や各家庭に提供して、回収しているという素晴らしい目的のためだった・・・。

もしや、対馬経由で某朝鮮へと流れているのでは・・・?

訪問前には、このような穿(うが)った見方もしていたのだが、ホッと胸をなで下ろした。

対馬は私の出身地である五島と同じ長崎県とはいえ、訪れるのは初めてのことだったので、何らかの収穫を得るために、二日かけて島内を1周してみた。

対馬は、日本よりも韓国の方が近い。

航路で福岡へ渡るには132キロ離れているが、一方、韓国までは49.5キロと半分に満たない距離にある。

私も色んな島に渡ってきたが、対馬は、独特な場所だった。

通常、離島の場合、海岸線に沿って道が出来、そして、拓けた場所に集落が点在するのだが・・・。

対馬

対馬の場合は、海岸線に道はなく、山の中に林道が走り、点在する集落には、林道から逸れて降りていくというようになっていた。

車を運転していると、海が見えるでもなく、アップダウンの激しい林道をひたすら走り、綺麗な景色を想像してきた人には、かなり残念な結果となってしまう・・・。

そして、その林道沿いに、北から南までこのような光景が目に入ってくる。

対馬・椎茸栽培

同じ長﨑県人として、全く知らなかったのが恥ずかしい限りだが、大陸に近い対馬独特の気候で育った椎茸は、肉厚で身が引き締まった極上の逸品として、陸のアワビと称されるほど人気が高いらしいのだ・・・。

そして、対馬には、驚くほど神社が多い!

日本の国土創世譚を伝える神話に、国産み(くにうみ)というものがあるが、最初に作られた大八島(おおやしま)の一つが対馬であるからうなずける話である。

因みに、大八島(おおやしま)に続いて6島が作られたのだが、知訶島(ちかのしま)*b別名:天之忍男(あめのおしを)、両児島(ふたごのしま)*別名:天両屋(あめふたや)として、五島列島と五島列島に属する男女群島がでてくる・・・。

こんな写真を見たことはないだろうか?

和多都美神社①

和多都美神社(わたづみじんじゃ)で、神代の昔、海神である豊玉彦尊が当地に宮殿を造ったとされ、大潮の時期、満潮をむかえた境内では社殿の近くまで海水が到達することもあるという。

和多都美神社②

更に、2012年10月、韓国人によって、重要文化財が盗難された海神神社・・・。

海神神社① 海神神社②

そして、国境の島ならではの、古くから大陸と繋がる海上交通の要港として、遣唐使、防人、元寇、朝鮮出兵、朝鮮通信使、日露戦争等々、交易や争いの歴史が各所に刻まれていた。

金田城趾 日ロ戦争・ナヒモフ号の大砲

私が訪れたときは、濃霧で残念ながら朝鮮半島を望むことは出来なかった・・・。

異国の見える丘展望所 朝鮮半島?

またまた、脱線して使まったが、次回、実際の椎茸栽培について寄稿しよう。