「真実の口」879 環境回復農法~技術指導~⑲

前回の続き・・・。

E〇菌について触れたので、少し本編から外れるが、〇M菌の現状をお伝えしたいと思う・・・。

伏せ字になってないか・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

沖縄県で生まれたEM菌は、一時は、自然農法の盟主と言わんばかりに持て囃され、日本各地で導入されていった・・・。

更に、地方自治体では、生ゴミを堆肥化できると言う触れ込みのもと、EMバケツを利用する所が増えていった・・・。

しかし、現状はどうだろうか・・・?

あなたの周りの農業関係者で、EM菌を使っている人はいるだろうか・・・?

ほとんどいないと思う。

それもそのはず・・・。

自然の摂理である。

当ブログで、何度となく書いているが、全てはバランスである。

所詮、沖縄産まれの微生物の集合体が、その他の地域で受け入れられるはずが無いのだ・・・。

それどころか、常在菌より強いEM菌を農地に投入すれば、池に放たれたブラックバスが在来種を食い尽くすかの如く、常在菌を死に至らしめるのである・・・((´д`)) ぶるぶる・・・.

そして、農地は再生不可能に・・・(llllll゚Д゚)ヒィィィィ

結局、自然農法に取り組もうとして、失敗して、行き着く所はASKという流れにならざるを得ないのである・・・。

地方自治体も同様である・・・ψ(*`ー´)ψ ゥヶヶ

生ゴミの処理で悩んでいる東京23区外にあたる東京都の市や町は、結構な数でいきいきペールを生ゴミ処理に使っているというのが現状である。

東日本大震災の時に、放射能除去が出来る(?)、農地の再生が出来る(?)等々謳って、無料でアチコチにまき散らしていたが、その後が心配で仕方がない・・・。

また、数年前、タイで100年に一度という大水害に見舞われた時、市街地に溢れかえった水の中にEM団子なる物を投入していたが、その後はどうなったのであろうか・・・?

東北にしても、タイにしても、その後の状況報告は聞こえてこない・・・。

災害時に宣伝の如く、バラ撒くだけバラ撒いているようだが・・・。

EM菌の凄さは、その菌の強さで、一時の間、強力な力で自然界を支配して、さも効果があったように見える所が怖いのである・・・((;゚Д゚)オレシラナイ

しかし、2年、3年と経過すると、その支配力の強さ故に、自身さえも死滅してしまうのである・・・。

例えてみれば、ライオンが草食動物を狩るだけ狩り、食べ尽くしてしまえば、自身も食糧が無くなり、後は、死を待つのみである。

先日、沖縄に行ってきたのだが、沖縄県でさえEM農法を取りいれている所は、殆ど無いという・・・。

さて、日本国内はおろか、地元沖縄でさえ、とんと耳にすることが無くなってきたEM菌だが、果たしてどこに行ったのか・・・?

私は仕事上、海外に行くことが多い・・・。

その触手は海外に伸ばされていたのである・・・Σ(゚Д゚;エーッ!

隣国、韓国では、十数年前から、EM肥料だのと当たり前のように売られていた・・・。

しかし、やはり効果が無いのか、今では、すっかり下火になっている・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

そして、当然の如く、環境汚染が叫ばれる中国でも潜行している・・・。

前述したタイは元より、東南アジア諸国にも、密かに、浸透が図られているようだ・・・。

先々週、アメリカ・ロサンゼルスに出張で行ってきたのだが、米代理店のSさんの言葉に驚かされた。

EM菌は、普通にAmaz〇nで購入することが出来るというのだ・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工

次回へ・・・。