「真実の口」917 不思議な大国⑥

前回の続き・・・。

寺を辞去しようとした時に、徐(おもむろ)に〇社長がカバンをガサゴソしだした・・・。

尋ねてみると、日本からお土産を持参してきたらしい・・・。

それがこれである・・・。

日本から持ち込まれた大量のお土産

出るわ・・・、出るわ・・・。

ふりかけ、ドレッシング、カレー、乾麺、etc・・・。

おいおいカレーって、動物性油脂を使っていると思うのだが、大丈夫なのか・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

日本のカレーは評判が良いらしいのだが・・・?

疑問に思いつつ、お寺を後にした我々は、ホテルにチェックインした・・・。

〇〇法師のお寺を訪れた際、北京の建設会社の◇社長も同行しており、実際、このお寺の環境回復サロンの施工もこの◇社長が、直接、現場指導していたのである・・・。

そして、夜は、〇社長と通訳の〇さん、◇社長と私の4人で、とあるレストランで食事をすることになった・・・

どういうわけか、ベジタリアンの〇社長がいるにも関わらず、貝料理が有名な店だった・・・。

上海蟹、牡蠣、etc・・

食事の際に、◇社長の口からでる法螺話がまた凄い・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

◇社長(以下:◇):「佐々田社長、私は、毎月百床のペースでサロンを作っていこうと考えています。」

私:「へ~っ」

◇:「来年には、月5百床、再来年には月千床の計画を持っています。」

私:「ほう~。」

声:「まあ、この時にはまだ会っていない誰やらと同じだった・・・。」

ただ、話は百分の一で聞くにしても、オーダーが入ってからでは手遅れなので、対応策として、月産どの程度まで可能かを、帰国次第、現在、作っている会社に打診に行った・・・。

答は、「任せて下さい。」ということだった・・・。

もし、それだけのオーダーが入るのであれば、その他の商品を製造中止にしてでも対応していただけるという強い言葉を戴いた・・・。

しかし、この時以降、◇社長からは梨の礫である・・・(´゚ω゚):;*.’:;ブッ

まあ、上海蟹は美味しくないと思っていた私に、時期によっては美味しいということを教えてくれたことには感謝している・・・(^-^)ニャハ♪

呆れ果てる人物を次々と紹介するが、輪をかけて、呆れ果てるのが、前述した環境回復サロンのオーナーである。

開店時、来店されたお客様にプレゼントをしたいということで喜棒を欲しいということだった・・・。

ただ、この時も、〇社長が月間1,000本を販売するから作って欲しいという流れで、会田氏に無理を言って作る工程を組んだのだ・・・。

しかし、月間1,000本どころか後にも先にも、この時の200本だけしかオーダーは入っていないのだ・・・。

しかも、1,000本製造の価格で、200本を売って欲しいとほざくのだ・・・(ノ_-;)ハア…

中国人の大風呂敷に慣れっこだが、恥という単語は存在しないのだろうか?

私は敢えて無視していただのだが、このオーナーの娘さんから、「既に、喜棒を入れる箱も袋も作ってしまったので、何とかなりませんか?」と泣きのメールが入ったのである。

来場者プレゼント用喜棒の箱と袋

この娘さんは日本語は出来ないので、英語でのやりとりになる・・・。

女性に泣きつかれると、嫌とは言えない九州男児・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

仕方がないので、喜棒200本を、直送してやった・・・。

〇社長が仲介にはいると、割高に請求される恐れを感じたからである・・・。

しかし、到着したというメールもお礼のメールも、一切、送られてこない・・・(@・Д・@)??

代金を請求しているにも関わらず、振り込まれた形跡も見えない・・・。

それからしばらくして、〇社長から、「△さんの処の喜棒はどうなりましたか?」という問い合わせが入った。

私は、直送した旨を即答すると、「それは困る。」と言うことだった。

やはり、月間1,000本をオーダーするという会田氏と私とに交わした約束を守らなかった上に、高く請求するつもりだったようだ・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ

業を煮やした私は、△さんへ即入金するように伝えるよう、〇社長に依頼した・・・。

そうすると、代金は自分のところで払い、後から、△さんへ請求するという・・・。

私は、金額を違えて請求しないようにと釘を刺しておいた・・・=( =`д´= ;)⇒グサッ

結局、件(くだん)のサロンは、何時オープンしたのかさえ判らない始末だった・・・。

次回へ・・・。