「真実の口」958 空白の一日・・・四

前回の続き・・・。

鍵がないことに気付いた私は、慌てて、家内に電話を入れた・・・。

コール音だけが空しく響く・・・(;ω;)

声:「練習11時からって言ってたから、練習の最中じゃでないよな~。」

呼んでいたタクシーが来たので、とりあえず乗り込む。

家には、三女が居るはずなんだが・・・。

こいつが一筋縄でないくらい、何があっても、起きない・・・┐(´∀`)┌ヤレヤレ

電話をしたものの、案の定、出ない・・・(´ー`)フッ

仕方がないので、近所に住んでいる長男へ電話を入れてみる。

こちらも出ない・・・o(´^`)o ウーン…

まあ、長男の場合は、深夜のアルバイトをしているから致し方ない・・・。

さあ、どうしようかと考えている所へ、長男から電話が入る。

長男(以下:長):「どうした?」

私:「おう!今どこや?」

長:「今、山。」

私:「ああ、そう言えば、この前スノーボードに行くって言ってたなあ・・・。」

長:「うん。」

私:「いや。お母さんに閉め出されたからなぁ・・・。」

長:「そうなん。何かあったかと思って慌てて電話したよ。」

私:「悪い。悪い。気をつけなよ。」

長:「うん。ありがとう。」

残された一縷の望みも断たれることに・・・il||li _| ̄|○ il||li

やや、諦め気味に、「庭のブランコで待たにゃならんのかなぁ?」と思いかけた所へ・・・。

スイング・ガーデン・ベンチ(イメージ)

家内から電話が・・・(?▽?)キラーン!

家:「どうしたの?」

私:「鍵!」

家:「ああ。」

私:「じゃろ?」

家:「〇〇(三女の名前)がいるけど・・・。」

私:「電話したけど、あいつが起きるかいな。」

家:「じゃあ、戻ろうか?」

私:「ああ。」

ホッとしていると、しばらくして、家内から再び電話が・・・。

私:「はい?」

家:「〇〇が電話出たから、玄関を開けるように言ったから・・・。」

私:「おう。そうか。了解。」

家:「じゃあ、一時に送れるように戻るね。」

私:「ああ。よろしく。」

家に着いて、タクシーを降りて、玄関を開けようとした所で・・・。

玄関の鍵が開く音がした・・・ノ|Юガチャ

私:「おう!ジャストタイミングやな!!」

〇〇(以下:〇):「お帰りなさい。」

私:「ただいま。」

〇:「良かった。お母さんの電話に反応して・・・。」

私:「あほう。お父さんも電話してるがな!」

〇:「え~っ!そうなん?」

私:「ああ。結構コールしたけど、お前の事やから、諦めてたわ。」

〇:「ごめ~ん。全然、気付かんかったわ。」

私:「まあ、良いよ、ブランコで過ごさんですんで・・・。」

〇:「ははははは・・・。」

寝転がると、起き上がるのが大変そうなので、1時まで、リビングのソファで待つことにする。

1時前になり、三女が、「私、昨日のカレー温めて食べるけど、一緒に注ごうか?」と聞いてきた。

多分、薬を飲む羽目になるだろうからと思い、「ああ。じゃあ、頼むわ。」と三女にお願いして、カレーを食べている所へ、家内が帰ってきた。

次回へ・・・。