「真実の口」963 空白の一日・・・九

前回の続き・・・。

翌週、東日本大震災から5年目を迎える3月11日を挟んで、3月9日~12日にわたり、私のライフワークにもなっている慰霊の旅に出かけた。

移動はほとんど車なので、腰がずっと固定されることから、家内からは、「無理をしないで。」と言われたのだが、「ああ、しんどかったらコースを変更するわ。」と伝えて、大阪を後にした。

福島空港に入り、一旦、下道でいわき市まで南下し、そこから海岸線を岩手県まで北上し、3月11日には福島の追悼行事に参加した。

総走行距離は、1,119km・・・。

とりあえず無事に日程をこなすことが出来た。

東日本の現状に関しては、別の機会に寄稿することにする。

腰の状況だが、日が経過するにつれ、移動にも負担を感じなくなってくる。

それでも、騙し騙しの日々が続く・・・。

ただ、同じ位置で立っている姿勢はかなり辛いものがある。

例えば・・・。

乗り物の列に並ぶ状況・・・。

電車の中で立っている状況・・・。

信号を待つ状況・・・。

エレベーターを待つ状況・・・。

エレベーターで昇降する状況・・・。

ATMに並ぶ状況・・・。

ATMを操作する状況・・・。

この状況は、如何ともし難い苦痛を伴う・・・。

そして、この生活に慣れた頃、新潟と愛知でセミナーの日程が続いた・・・。

3/26(土)新潟駅前のホテルターミナルインでのセミナー。

昨年から、札幌(千歳)→新潟間の全日空機(ANA)が、全便、ボ〇バ〇デ〇ア社製に変わってしまった。

同様に、札幌(千歳)→新潟間の日本航空(JAL)便もあるのはあるのだが、ボ〇バ〇デ〇ア社製とエ〇ブ〇エ〇社製しかない。

しかし、かろうじて搭乗できるかなと思うエ〇ブ〇エ〇社製は、14:35札幌(新千歳)発→ 15:45新潟着とかなり不便な時間なのである。

仕方がないので、会田氏と同行するため、私も、一旦、羽田に入り、新幹線で新潟へ向かうことになっていた。

しかし、得てして、こんな時に限り、神様が試練を与えてくれるである・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

大阪伊丹空港のラウンジで寛いでいると、「羽田行き18便は、使用いたします飛行機の到着が遅れるため、皆様のご搭乗時刻が10分遅れる見込みでございます。申し訳ございません。新しい出発時刻は9時10分を予定しております。」というアナウンスが流れた・・・。

声:「まあ、10分位なら大丈夫かぁ・・・。」

羽田で合流することになっている会田氏は既に機上の人なので、10分ほど到着が遅れる旨をメールで連絡する。

8時45分頃、「使用機到着遅れのため、出発が遅れています羽田行き18便の優先搭乗のご案内をいたします。優先搭乗は8時50分頃を予定しています。なお、時間の前後は予めご了承下さい」というアナウンスが流れた。

声:「思ったよりスムーズじゃん。」

私は支度を整え、極力並ぶ時間を抑えるため、8時50分に着くように10番ゲートへ向かった。

しかし、待てど暮らせど、アナウンスがない・・・。

ようやく8時15分頃、「使用機到着遅れのためご案内が遅れて申し訳ございませんでした。搭乗に先立ちまして、お体の不自由なお客様、妊娠中のお客様、小さなお子様をお連れのお客様、ご高齢のお客様から優先搭乗をさせていただきます。」というアナウンスが・・・。

結局、私が機内に案内されたのは8時20分頃だった・・・ヾ(*`Д´*)ノ

先にも書いたが、「乗り物の列に並ぶ状況」は、如何ともし難い苦痛を伴うのである・・・_| ̄|○⇒_|\○_⇒_/\○_⇒____○_

苦痛に耐え耐え、歩を進め、飛行機に搭乗する・・・。

しかし、乗客全員乗り込んだにも関わらず、なかなか出発しない・・・。

声:「チャントヤレヤァ~!!p(`Д´メ)ブーブー・・・と思ったところで、どうにもなるわけではないし・・・。」

悠然と構える私・・・。

結局、離陸したのは、9時40分を回っていた・・・。

~~~~~~~?

アナウンス:「使用機到着遅れのため、出発が遅れて申し訳ございませんでした。飛行時間は45分を予定しています。到着時刻は、10時35分を予定しています。」

声:「さあて、間に合うかな・・・?1035分に着陸して、駐機場に入るのは1040分くらいかな・・・??会田氏と合流するのは1045分く・ら・い・???」

新潟のセミナーは2時からを予定しており、最悪でも11時40分東京発の新幹線に乗らなければいけないのである。

羽田着は予定より早く、~~~~~~~?10時35分に駐機場へ。

次回へ・・・。