「真実の口」976 平成28年熊本地震から3ヶ月⑨

本日、8月1日で会社を起ち上げて、10年目に入った・・・。

9年間、色んなコトがあったのだが、自分自身、納得いくような会社の成長を遂げていない・・・。

自身の力不足を実感せざるを得ないのだが、10年目となるこの1年 、是非、皆さんのお力をお借りして、ASK丸の航海を順風満帆にしていきたいと思う。

前回の続き・・・。

前回、「被災建築物応急危険度判定」の状況と結果を寄稿した。

実際の、被災された方の住居の確保状況はどうなっているのだろうか?

7月現在、16 市町村で 3,631 戸の応急仮設住宅建設に着手し、うち 1,429 戸が完成している。

熊本市・・・458(193)戸
宇土市・・・84(66)戸
宇城市・・・143(40)戸
美里町・・・32戸
御船町・・・330(75)戸
嘉島町・・・192(172)戸
益城町・・・1,285(279)戸
甲佐町・・・200(90)戸
山都町・・・6(6)戸
大津町・・・54(33)戸
菊陽町・・・20(20)戸
阿蘇市・・・101(26)戸
産山村・・・9戸
南阿蘇村・・・376(99)戸
西原村・・・302(302)戸
氷川町・・・39戸(28)

上記が各市町村の建設予定戸数と( )は完成戸数である。

これらは、応急仮設住宅の要件に該当する者に、借上げ型仮設住宅(いわゆる、みなし仮設)として提供される。

また、民間賃貸住宅の空室提供もあり、県から協力要請を受けた不動産業界団体が無料電話相談窓口を4/25に開設し、7/13現在、4,983 戸が提供されている。

更に、公営住宅の空き住戸にも入居募集が行われ既に入居もされている。

■熊本県内の状況

・熊本県:191戸(うち入居決定67戸)
・熊本市:481戸(うち入居決定481戸)
・その他市町村:219戸(うち入居決定77戸)
・国家公務員宿舎等:266戸(うち入居決定166戸)
・雇用促進住宅:394戸(うち入居決定252戸)
熊本県内計:1,551戸(うち入居決定1,043戸)

■九州全体の状況

九州全体計:5,658戸(うち入居決定1,605戸)

■全国の状況

全国計:11,863戸(うち入居決定1,751戸)

その他、ホテルや旅館施設等での受け入れも行われた

5月30日17時00分時点なので、その後、どうなっているのかは把握できないのだが・・・。

厚生労働省から「熊本県熊本地方を震源とする地震による被災者等の要援護者への緊急 対応について (平成28年4月15日、生活衛生・食品安全部生活衛生課長通知)」を受け、熊本県、福岡県、佐賀県、長崎県、宮崎県、鹿児島県において、受入が 実施。

・受入済み・・・1,871人
・受入れ先決定済み・・・157人

そして、ユニークなアイデアに感心したのだが、八代港での民間フェリー「はくおう」における1泊2日又は2泊3日の宿泊、食事及び入浴のサービスも行われた・・・。

はくおう

はくおう 客室 はくおう 食堂 はくおう 大浴場

この民間フェリー「はくおう」は、防衛省がチャーターした船で、災害や有事の際、フェリーを優先的に使用できる契約を特別目的会社「高速マリン・トランスポート」と締結していたもので、活用は今回が初めてのこととなった。

フェリーには、北部方面隊部隊の第2師団(北海道旭川市)を中心とする約300人のほか、車両約80台が積まれ、4/20日に神戸港を出港し、22日に八代港に到着・・・。

その翌日から、宿泊、食事及び入浴のサービスが提供されたようだ・・・。

折角なので紹介しておこう・・・。

第1回:4月23~24日・・・八代市:174人
第2回:4月25~26日・・・八代市:200人
第3回:4月27~28日・・・益城町:218人
第4回:4月29~30日・・・益城町・嘉島町:159人
第5回:5月1~2 日・・・西原村、益城町:195人
第6回:5月3~5日・・・南阿蘇村:250人
第7回:5月6~7日・・・御船:177人
第8回:5月8~9日・・・宇城市、宇土市:142人
第9回:5月10~11日・・・嘉島町、西原村、益城町:59人
第10回:5月12~13日・・・南阿蘇村:27人
第11回:5月14~15日・・・熊本市、益城町:270人
第12回:5月16~17日・・・熊本市:221人
第13回:5月18~20日・・・熊本市:27人
第14回:5月21~22日・・・熊本市:159人
第15回:5月23~24日・・・菊陽町、大津町:93 人
第16回:5月25~26日・・・菊池市、合志市、山都町、甲佐町、美里町:102人
第17回:5月27~29日・・・益城町、南阿蘇村、西原村:132人

実に、良い話である・・・。

次回へ・・・。