前回の続き・・・。
前回、『煙草を止められない理由=ニコチン中毒』という話をした。
しかし・・・。
「副流煙には、主流煙に比べて ニコチンが 2.8 倍、タールが 3.4 倍、一酸化炭素が 4.7 倍 も含まれている。」
_〆(-∧-;)ん~・・・ ワカラナイィ・・・・・・・・。
副流煙がそれだけ濃度が濃いのであれば、喫煙者は、副流煙 + 呼出煙が充満している喫煙ルームにいるだけで満足できるのではないだろうか・・・?
しかし、「喫煙ルームにいるだけで良いよ。」という喫煙者の話は聞いたことがない・・・??
更には、何故、喫煙家がいる家族はニコチン中毒になって、喫煙を始めないのだろうか・・・???
どうも、「副流煙には、主流煙に比べて ニコチンが 2.8 倍、タールが 3.4 倍、一酸化炭素が 4.7 倍 も含まれている。」には、からくりあるいは数字のトリックがあるのではないだろうか・・・????
厚生労働省から、『平成11-12年度 たばこ煙の成分分析について(概要)』というデータが発表されている。
目的・分析対象・分析方法は以下のようになっている・・・。
【目的】
一般的な紙巻たばこ(以下、「たばこ」という。)及びたばこの煙中に含まれる成分の含有量を把握し、もって国民の健康づくり対策の推進に寄与することを目的に実施した。
【分析対象 】
国内で販売されているたばこのうち消費量の多い銘柄の中から、(※注)7銘柄を選んだ。それぞれの銘柄13カートンずつを、カナダの研究機関に送り分析した。
(※注)7銘柄:フロンティアライト、マイルドセブン・エクストラライト、マイルドセブン・スーパーライト、マルボロ・メンソールライト、キャビン・マイルド、マイルドセブン、セブンスター
【分析方法】
分析に当っては、カナダの保健省及び米国マサチューセッツ州等の検査方法を採用している。主流煙については、下表の“標準的”な燃焼条件と“平均的”な燃焼条件の2つの条件を設定し、副流煙については、“標準的”な燃焼条件の下、検査した。
【二つの燃焼条件(燃焼実験装置のパラメータ)の要約】
標準的 | 平均的 | |
---|---|---|
一吸煙量 | 35ml | 45ml |
間隔 | 60秒 | 30秒 |
吸煙時間 | 2秒 | 2秒 |
通風孔 | 開放 |
半分閉鎖 |
注)通風孔:たばこのフィルター部に開けられている穴
“標準的”な燃焼条件と“平均的”な燃焼条件・・・?
何が違うの(?)と思った人がいると思うので、敢えて、解説しよう・・・。
“標準的燃焼条件”とは、国際標準の測定法で、我が国の表示規定も、この“標準法”の従って行われている。
“平均的燃焼条件”とは、検査が行われた場所(カナダの保健省)での測定法である。
表では分かりにくいので文章に起こしてみる
《“標準的”燃焼法での測定》
◆煙草を1呼吸で吸い込む煙の量:35ml
◆煙草を吸う間隔:60秒毎
◆煙草を吸い込む時間:2秒
◆通風孔(たばこのフィルター部に開けられている穴):開放(※注)
《“平均的”燃焼法での測定》
◆煙草を1呼吸で吸い込む煙の量:45ml
◆煙草を吸う間隔:30秒
◆煙草を吸い込む時間:2秒
◆通風孔(煙草のフィルター部に開けられている穴):半分閉鎖(※注)
(※注)通風孔に関しては、解放(?)・半分閉鎖(?)と、煙草を吸わない人はピンと来ないかもしれないので、少し解説を・・・。
実際の煙草を見てもらえば分かると思うのだが・・・。
煙草のフィルター部の中央あたりには、細かい穴が開いているのだが、これが通風孔である・・・。
煙草を吸う時に、この通風孔まで咥えないという場合が“解放”・・・!
煙草を吸う時に、この通風孔まで咥えるという場合が“半分閉鎖”・・・!!
実際、煙草を吸っている人を観察すると、“半分閉鎖”が現実的ではないだろうか・・・?
ここで、ふと疑問に思わないだろうか・・・?
人間の一呼吸ってこんなに少なかったっけ・・・??
化学物質過敏症の項目で書いていると思うが・・・。
成人男性であれば、一呼吸で、約 400~500 ml はあるはずだ。
小学生でも、約 200~300ml はある。
それが、“標準的”燃焼法では 35ml、“平均的”燃焼法でさえ 45ml・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工
10分の1以下・・・( ゚ Д ゚!)・・・・マヂカッァァァ
更に、先日、大阪ミナミにある私の友人が経営しているBarで数人にリサーチしてみた・・・。
リサーチした全員が、煙草を吸いこむ時には、通常の呼吸より深く吸い込むと言うのである・・・♡♡♡(0^□^0)♡♡♡
まあ、飲んだくれに聞いているので・・・(笑)
つまり、J〇が国際標準の測定法に基づいた“標準的燃焼条件”で表示している煙草のパッケージは、全く現実的な数字では無いということに・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
因みに、私の気の置けない友人のBar-“G・BLUE”は抗酸化処理しているので、どれだけ煙草を吸っても翌日には臭いが消えている・・・。
私の友人はもちろんだが、スタッフも面白い店なので、もし、大阪にお越しの際には足を運んでみて欲しい・・・。
G・BLUE
大阪府大阪市東心斎橋2-7-2安田ビル2F
Tel:06-6213-4433
次回へ・・・。