「真実の口」1,149 シックハウス対策へ、3化学物質追加・・・⑦

前回の続き・・・。

かれこれ数年前になるのだが、シックハウスで悩んでいる方の体験談を頂いた。

2009年の会田氏のBlog「無限の可能性を信じて~水が空気が薬になる~・・・16」で、一部を紹介したのだが、ご本人の許可を得て、全文を掲載しようと思う・・・。

これを読んで、シックハウスあるいは化学物質過敏症で悩まれている方たちのことを少しでも理解を深めて欲しい。

シックハウス症候群になって-山本千鶴子-

平成19年4月-引越し-
引越しの後片付けに終われる毎日(楽しい日々)。
引越し2週間くらいしてから、何か変な感じ気になりだし、ちょくちょく鏡を気にし始める。

平成19年6月
徐々に顔の変化が表れ始め、少し痒みも感じる。

平成19年7月
この頃より、顔が赤くただれ炎症を 起こし、悲惨な状態になることが多くなってきた。

平成19年8月
8月に入ってから、手首や手の内側などにも段々に赤みが出てくるようになり、写真のようになってしまいとても人前に出せる手でなくなり、真夏の暑さの中でも薄い長袖のシャツを着るようになってしまいました。12日頃だと思う、皮膚科に行き何が原因なのか聞きましたが、医者も全く分からず、色々病気を疑いながら、感覚的に「シックハウス」では?と想い色々調べた結果、保健所で家の中の空気を計測してもらう事にしました。

シックハウス① シックハウス②

・8月24日
保健所の方が来てくださり、空気中のVOCの濃度測定をしてもらいました。

・8月27日-結果-
3F寝室・・・6物質の内、基準値より高い3物質が検出されました。ホルムアルデヒド・アセトアルデヒ等

分析結果①
(※注)実際のデータには網掛けになっていて見えにくいので、下に数字を列挙しておいた。

平成19年9月
・9月17日、北里大学病院アレルギー科に、初受診担当の先生の所見では、まだハッキリとシックハウス症候群と診断出来ないが、VOC数値が高いので、その可能性あるとのことでした。
同日
帰りに家を建てた工務店に今の自分の現状を訴える。

・9月18日
JIO(日本住宅保証検査機構)にて、工務店からJIOへ依頼して、空気中のホルムアルデヒドのみ計測。
1F-ほぼ0
2F-基準値以内
3F-基準値よりかなり高い数値が出た。この検査で分かった事は陽のあたる場所と階が高くなると数値が上がる、工務店の責任も正せる。

・9月22日-引越し-
数値が高い事が分かり、私一人で別の住居に移る。築11の古いマンション(隙間だらけ)笑い話になる。

・9月27日-工務店-
工務店と話し合い、納得して戴けたのでVOC対策のリフォームをする事になりました。また北里大学の先生に勧めた空気清浄機も工務店の費用で購入してマンションに据えつけました。

・9月末
インターネットで調べて「抗酸化住宅」なるものを発見し、何度か交信をして自分の勘で決め、工務店にその旨を伝え先方に任せる。

山本様との出会い

私(有限会社斎藤塗装アーティ:斎藤正裕社長)と山本千鶴子様との出会いは、工務店仲間である横浜の山内さんから連絡があり、足立区の人からインターネットでアクセスがあり、シックハウスの相談があるので、私に対処して欲しいと言われ会うことにしました。

11月頃
葛飾区亀有に有る〇〇工務店から電話があり、会社に来て抗酸化工法の説明が聞きたいとの事。その時にお客様も同席してよいかと言われたので、ご一緒に抗酸化工法の話をし、えみなのサンプルを渡し、説明通りに使用して下さいと伝えました。

12月初旬
3日後に山本様より電話があり、私に抗酸化が会うようなので工事をお願いしたいと言われ、ビックリして山本様に、「3日ではまだ早すぎます。もっと日にちをかけてゆっくりえみなを試して見てください。」と話す。さらに10日してから、再度、電話があり、また会う事にしたのです。今度は山本様のご自宅にお伺いして見たところ、私自身、山本様のお宅の空気の臭いに驚きました。普段何も感じない鈍感な私でさえ、何ともいえない感じを受け山本様の家を退散してレストランで相談を受けました。奥様の顔が赤く炎症を起こしてしまいました。「この顔でさえだいぶ良くなってきたところです。」と言われ大変気の毒に想い、一生懸命仕事をする事を引き受けました。

・12月10日
〇〇工務店にお願いし、山本邸の抗酸化工法の実施に伴う契約に行き、かかる費用の話、工事の日程打ち合わせいたしましたところ、費用については当社で負担しますと言われ、最近の工務店とは違い、責任感のある会社なのだと思いました。

・12月13日
この日より工事開始。工務店さんのクロス屋さんと打ち合わせ。3Fからクロスを剥がし・・・その後から、天井と壁にいきいきコートを私と息子の二人で塗布していき、その後、フローリングの床・建具・枠廻りをいきいきワックスをウエスで塗布して仕上げ、工事期間(クロス貼り)も含めて12日で終わり、引き渡す事ができました。奥様とお会いし、工事の完成を知らせると共に、抗酸化工法の良さをもっと理解していただくと同時に奥様の体の具合を徐々に回復に持っていくためにも、すぐに家には戻らないで、少しずつ身体をならす意味合いも含めて2ヶ月くらいかけてゆっくりと家に入るように勧めました。

H20年1月
工事終了後、1月15日に、室内空気測定を行い2月の始め頃結果が届き山本様に報告に行き、報告書を手渡したところ、奥様の顔・手の赤みが、全く気が付かないくらい良くなり、もう自宅で暮らしているとの事。大変良い結果が出て私もうれしくなり、ちょっぴり涙ぐんだりしてしまい、ヨカッタ・ヨカッタ。
VOC数値は、7種類全てにわたり基準値よりずっと少ない数値になっており、安心して過ごす事が出来ると話しておられました。

処理後分析結果(2F) 処理後分析結果(3F)

是非、拡大して、数字の上でも抗酸化工法の凄さを実感してほしい!

次回へ・・・。