「真実の口」1,190 『怖い中国食品、不気味なアメリカ食品 (講談社文庫)』

今回で 2017 年最後の寄稿となる。

そこで、年末年始の空いた時間に、是非、お薦めしたい著書があるので紹介したい。

『怖い中国食品、不気味なアメリカ食品 (講談社文庫)』
著:奥野 修司 氏、徳山 大樹 氏

『怖い中国食品、不気味なアメリカ食品』

奥野氏と徳山氏の共著である。

お二人の略歴を紹介しよう。

奥野 修司 氏
1948 年大阪府生まれ。立命館大学卒業。 2006 年、『ナツコ沖縄密貿易の女王』で大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞をダブル受賞

徳山 大樹 氏
1976 年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業。 2004 年に写真週刊誌「 FRIDAY 」の記者を始め、 ’10 年から「週刊文春」編集部記者。 ’13 年、週刊文春「中国猛毒食品」キャンペーンで第 20 回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」企画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

徳山氏の略歴にある 2013 年に週刊文春が告発キャンペーンと銘打った「中国猛毒食品」の特集は、結構、鮮烈な記憶がある。

3 月 28 日号 告発キャンペーン( 1 )
大気汚染だけじゃない
あなたが食べている「中国猛毒食品」
厚労省摘発 60 品目最新リスト
かきフライ(下痢性貝毒)、あさり(プロメトリン)、乾燥しいたけ(アセトクロール)、 冷凍枝豆(大腸菌)、ギョウザ(大腸菌)、ソーセージ(黄色ぶどう球)…

4 月 4 日号 大反響! 告発キャンペーン第 2 弾 戦慄の現地ルポ
世界的スクープ
悪臭漂うドブ川で野菜栽培、発がん性ホルモン剤注入で鶏肉肥大…
「中国猛毒食品」生産農家を直撃!
「死んだ豚を川に捨てたのは俺だ」 犯人農民の告白
「中国人も食べない日本向け食品」リスト
上海ガニ(重金属、抗生物質)、肉まん(豚の屍肉)、ウーロン茶(殺虫剤)、たまご(防腐剤)、いちご(成長ホルモン)、ソーセージ(亜硝酸塩)ほか

4 月 11 日号 禁禁断のレポート! タブーに挑む告発キャンペーン第 3 弾
スーパー、コンビニ、外食産業…
保存版「中国猛毒食品」はこうして見破れ!
冷凍食品 おそうざい 激安ファストフードは危険がいっぱい
安全検査済み を信じるな! 中国人のインチキ検査の実態

4 月 18 日号 列島震撼「中国猛毒食品」 告発キャンペーン第4弾
鳥インフル H7N9 は日本に上陸している!
▼決死の上海ルポ死亡男性は社員食堂の調理師
▼汚水で日本向け手羽先を“洗浄”する鶏肉工場
権威が警告「感染者はすでに数万人」パンデミックの恐怖
鶏肉年間 19 万トン輸入加熱処理済みを信じるな!

4 月25 日号 最大のタブーを限界まで書く 告発キャンペーン第 5 弾
「中国産食材」を使う外食チェーン全 32 社 実名アンケート
松屋:たまねぎ、しょうが サイゼリヤ:にんにく 王将:きくらげ、たけのこ他 壱番屋:鶏肉、きのこ、ほうれんそう 日高屋:ねぎ、たまねぎ、にんじん他
ロイヤルホスト:あさり ワタミ:野菜数% さくら水産・牛角・富士そば:回答なし

5 月 2日・ 9 日 ゴールデンウィーク特大号 告発キャンペーン第 6 弾
あなたはそれでもチキンナゲットを食べますか?
マクドナルドの中国産鶏肉が危ない!
中国の契約養鶏場で”抗生物質漬け”の鶏が大量死

5 月 16 日号 告発キャンペーン第 7 弾

「中国猛毒食品」からあなたを守る 15 問 15 答 保存版
▼コンビニ、スーパー「生産表示」の見分け方
▼ファミレスで注意するメニューは?
▼「毒」は水で洗えば落ちるのか? ほか

いやはやセンセーショナルな文言が羅列されている・・・(;´∀`)・・・うわぁ・・・
さてさて、本著は・・・。

例の如く、著書の詳細には触れず、出版社からの内容情報と各章タイトルと紹介にとどめる

アメリカから輸入される牛肉には、国内では禁止されている女性ホルモンが、国産牛の 600 倍も含まれている。なのに、日本の政府や役所は、正確な数値を測ろうともしない。
中国からやって来る食べ物もそうだ。日本の子供たちが、中国の遺伝子組み換え米や有機塩素が濃縮した鶏肉を食べ続けたら何が起こるだろうか?
相手国から抗議されることを恐れ、見て見ぬふりを決め込む政治家や官僚たち。
しかし、これは、 20 年 30 年をスパンとした見えない戦争なのだ!』

第 1 章 ホルモン漬けのアメリカ産牛肉

第 2 章 知らずに食べている中国産米の恐怖

第 3 章 中国食品に携わる人々の告白

第 4 章 中国産鶏肉が危ない!

第 5 章 総距離 1 万キロの中国食品潜入紀行

第 6 章 学校給食に入り込む中国食材

第 7 章 米国産危険食品

第 8 章 遺伝子組み換えはアメリカの国家戦略

私(我が家)は、基本、中国産・アメリカ産の食品は買わないし、中国産・アメリカ産を使っていそうな食材を使う料理は外での口にしない。

それでも、ここまで日本の食が侵されているのかと新ためて恐怖を感じた。

あの原因は、やはり、これだったのかと確証を得る部分・・・〆(・。・〟)フムフム

あの原因は、これだったのか・・・( ̄□ ̄;)!!

私たちがいつも言っていることが検証・証明されたことが、薄い刃物で背をなでられるような戦慄を覚えた・・・((´д`))ゾクッ

もちろん、本著に書かれた内容を信じるか信じないかは貴方次第である・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

上記の週刊文春の「中国猛毒食品」告発キャンペーンに対し、科学ライターの松永和紀氏が、 Foodcom.net  の「編集長の視点」で「“中国猛毒食品”のトリック」として批評している。

“中国猛毒食品”のトリック(上)
“中国猛毒食品”のトリック(下)

これを読んで安心される方はそれでヨシ・・・d(‘A`)グッ

ただし、著者の徳山氏は、本著で書ききれなかった「潜入取材」の内実を、衝撃的な写真とともに、文春オンラインで明らかにしている・・・ψ(*`ー´)ψ ゥヶヶ

週刊文春記者が見た! 危険すぎる中国産食品#1 漬物編
週刊文春記者が見た! 危険すぎる中国産食品#2 イカ・白身魚フライ編

年末に何というネタをブッコンでくるんだとお思いの方もいるだろうか・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

そして、今日は弊社代表取締役会長・會田伸一の66回目の誕生日である・・・。

Happy Birthday 66th

2018年が、この星の生きとし生けるものにとって、より良き年になることを祈念して、今年のブログを終える。

今年もおつきあいいただき感謝の意に耐えない・・・。