「真実の口」1,359 24時間戦えますか?(笑)・・・⑦

前回の続き・・・。

前回、子供たちの栄養ドリンク( or エナジードリンク)の過剰摂取によるカフェイン中毒について寄稿した。

日本中毒学会理事の監修による『臨床中毒学』によれば、成人でも短時間にカフェイン 1g 以上の過剰摂取をするとカフェイン中毒を引き起こし、 5 〜 50g では死に至る可能性がある。

体が小さい子どもの場合、その量より少なくても中毒を引き起こす可能性は当然のごとく考えられる。

アメリカでは、 2011 年にメリーランド州の 14 歳の少女が、 24 時間で 700ml 入りモンスターエナジー 2 本(カフェイン計 480mg )を摂取し死亡した例がある。

検死によって死因は、「カフェインの毒性による不整脈」とされ、訴訟が起こされたそうだ。

アメリカでは、救急外来で受診したエナジードリンク関連の患者数は、 2011 年で 2万人超というのだから凄いではないか・・・!

1 日に 50 人以上が救急外来で病院を訪れた計算になる。

私がそれより驚いたのは、このデータを出しているところが、薬物乱用・精神衛生管理庁(SAMHSA・Substance Abuse and Mental Health Services Administration)というところだったこと・・・(笑)。

薬物乱用・精神衛生管理庁(SAMHSA)

ふと、私は自身のカフェイン摂取量が気になった・・・。

私のコーヒーライフを、再度、紹介しよう・・・(笑)。

「真実の口」1,317 知らなければ気にならないのに、知ってしまうと気になる話③

愛機・・・Delonghi-BCO410J-B

Delonghi-BCO410J-B

これに 8 杯の目盛りがあるところまでコーヒーを作る・・・。

Delonghi-BCO410J-B

出来上がったコーヒーの量を測ってみたら、約 1 ㍑・・・(笑)。

それを、会田氏のハンドメイドのマグカップに入れて飲むわけだが・・・。

会田氏のハンドメイドマグカップ

声:「実に多才だ・・・(笑)。」

測ってみると、容量 250ml ・・・。

ちょっと脱線するが、昨年、便利なものを 100 円ショップで見つけた・・・!

電動ミルク泡だて器である・・・!!

ミルク泡だて器

これを使うと、手軽にカプチーノが楽しめるのだ・・・(笑)。

マグカップでミルクを泡立てると・・・。

ミルクフォーミング

どうだろう?

これだけで美味しそうではないか・・・??

これにコーヒーをサーブする・・・。

カプチーノ

簡単カプチーノの出来上がりである・・・!

本来であれば、ミルクも温めて泡立てるところなのだが・・・。

何せ、面倒なのと、長時間温めていると、結構、コーヒーが熱くなるので、良い温度調整になるのだ。

前述したが、カフェインの安全摂取量は・・・。

欧州食品安全機関( EFSA )が、提唱している数値は以下のようなものだった・・・。

●健康な成人が一回に摂っても安全な量:体重 1kg あたり 3mg
●健康な成人が一日に摂っても安全な量:体重 1kg あたり 5.7mg

私の体重で計算すると、平均的に 84 ~ 86kg なので・・・。

● 1 回に摂っても安全な量:約 255mg
● 1 日に摂っても安全な量:約 484.5mg

コーヒーに含まれているカフェインは、約 100ml 当たり、 60mg 程度、 1 杯を 150ml とした場合は、 90 mg 位と言われている。

私の一日のカフェイン摂取量は、約 600mg ということになるのだろうか?

声:「あちゃ~。やっぱり、完全にオーバーしているわ・・・(笑)。」

因みに、以下の量で急性症状を発症するといわれているらしい。

● 1 時間以内に 6.5mg/kg 以上のカフェインを摂取した人の約半数
● 3 時間以内に 17mg/kg 以上のカフェインを摂取した人の全員

私が短時間で、カフェイン中毒になる数値は・・・。

● 1 時間以内:約 552mg
● 3 時間以内:約 1,445mg

この日、午前の段階で、カプチーノにして、何倍飲んだか不明だが・・・?

ガラスジョグには、残り 2 杯分位が残っていた。

・・・と言うことは、約 6 杯を午前中だけで飲んだ計算になる。

つまり、午前中だけで、約 540mg 近くのカフェインを摂取したことになる・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

一時間で 552mg は摂っていないようだ・・・(^▽^)=3 ホッ

話は変わるが、アメリカには、 2 大エナジードリンクと称される商品がある。

●モンスター(monster)
monster

●レッドブル(Red Bull)
Red Bull

当然、日本でも販売されている・・・。

ただ、容量も配合比率も違うようだ・・・!

《アメリカ》

●モンスター(monster)・・・ 16 オンス( 473ml )/ 24 オンス( 710ml )
●レッドブル(Red Bull)・・・ 8.4 オンス( 250ml )/ 20 オンス( 591ml )

声:「ただただ。呆れるのみ・・・。」

《日本》

●モンスター(monster)・・・ 150ml / 355ml / 473ml
●レッドブル(Red Bull)・・・ 185ml / 250ml / 330ml / 355ml

カフェイン量を調べてみると・・・。

《アメリカ》

●モンスター(monster)・・・ 33.8mg / 100ml
●レッドブル(Red Bull)・・・ 32mg / 100ml

《日本》

●モンスター(monster)・・・ 40mg / 100ml
●レッドブル(Red Bull)・・・ 180ml ➡ 44mg / 100ml、250ml ➡ 32mg / 100ml

100ml 換算すると、日米比較しても、大差は無いようだが、これを飲む量が 710ml や 591ml になるんだから、そりゃ凄いわ・・・(笑)。

一応、 monster には注意書きも書かれているようだ・・・。

「LIMIT 2CANS PER DAY.( 1 日 2 本まで)」

「NOT RECOMMENDED FOR CHILDREN, PREGNANT WOMEN OR PEOPLE SENSITIVE TO CAFFEINE.(子ども、妊娠中の女性、カフェインに敏感な人にはオススメしません)」

果たして、アメリカ人が守るのか・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

通常、 1 本 2 ドル位で売られているらしいのだが・・・。

2 本 で 3 ドル、 3 本で 5 ドルと、まとめ買いするとお得になっていくらしいのだ・・・(笑)。

軽く、日米を比較して、エナジードリンク事情をお伝えした・・・。

実は、日本でもエナジードリンクによる死亡例がある。

カフェインを多量に含む眠気防止薬や「エナジードリンク」などの清涼飲料水の急性中毒で、 2011 年度からの 5 年間に少なくとも 101 人が救急搬送され、 7 人が心停止となり、うち 3 人が死亡している。

死亡例の一つ。

九州に住む 20 代男性。

男性は 24 時間営業のガソリンスタンドで深夜から早朝の勤務。

帰宅後は夕方まで起きていて、その後に寝て出勤する毎日だったという。

カフェイン入り清涼飲料水を多用していたが、死亡する約 1 年前から体調不良を訴え、吐いて寝込むこともあったらしい。

死亡当日も帰宅後に吐いて寝込んでおり、数時間後に家族が気付いて救急搬送したが手遅れだった…。

男性は死亡の 1週間前から寝坊で遅刻が続いていたらしく、普段より多量に摂取した可能性もあるという。

胃にはカフェイン錠剤らしき破片もあり、「錠剤などとの併用で死亡につながった可能性がある」と指摘されている。

男性の解剖を警察の依頼で担当した福岡大法医学教室の久保真一教授によると、血中濃度が血液 1ml あたり、約 70㎍ 以上に達すると死亡例が報告されているが、男性の解剖時の血中濃度は同 182㎍ だったらしい・・・。

次回へ・・・。