「真実の口」1,423 環境回復農法技術指導編・in青森・・・⑨

前回の続き・・・。

M :「ところで佐々田さんはリンゴジュースとか飲まれますか?」

私:「はい。」

M :「昨年、収穫したリンゴで作ってみたんですが、飲んでみてください。」

私:「ああ・・・、是非!」

リンゴジュースを取りに行く M さん。

M :「どうぞ!」

私:「ああ。これ美味しいですね。」

M :「酸っぱくないですか?」

私:「ああ。私は酸っぱいものは受け付けないので、飲めるから大丈夫ですよ(笑)。」

M :「ああ。良かった。」

私:「評判は如何でしたか?」

M :「お客さんの評判は良かったですよ。」

私:「では、今年はもっと高い評価を得られますよ(笑)。」

M :「はい(笑)。」

私:「ところでデザイン(※注 1 )も可愛いですけど、ご自身で考えられたんですか?」

祈りんごジュース

(※注 1 ) ある理由があってモザイクをかけてます。

M :「いいえ。佐々田さんを紹介して頂いた K さんのデザインなんです。」

私 :「へ~っ・・・。多才ですね(笑)。」

M :「ええ。彼女は色んなことを出来て、ホント、凄いんです。」

私:「そうなんですね~。」

この後、 M さんの壮大な計画を聞きつつ、四方山話をしていると、あっという間に時間が過ぎていった。

気が付くと、時刻は 4 時を回っていた。

私:「あれ?もう 4 時ですね?」

M :「あっ!本当ですね!」

私:「 K2(※注 2 ) さんの農園が近くにあるって、K さんにお聞きしたんですけど・・・。」

(※注 2 ) 言わずと知れたリンゴの〇様

M :「ああ。ありますよ。近くって言っても、少し距離はありますけど・・・。」

私:「今から見に行くことって可能ですか?」

M :「ああ・・・。時間的には大丈夫なんですけど・・・。」

私:「ん?」

M :「大体の場所は分かるんですけど、詳しい場所が分からないんですよね。」

私:「ああ・・・。そうなんですか?」

M :「私も、去年、人に連れて行ってもらっただけなんで・・・。」

私:「如何でした?」

M :「黒星病で全滅だったみたいですよ・・・。」

私:「ああ・・・。 K さんには、少し話を聞いていたんですが、全滅ですか?」

M :「一つも収穫できなかったって聞きました。」

私:「ええっ!一つもですか!?」

M :「はい・・・。」

私:「変わってしまったんでしょうねぇ?」

M :「えっ?」

私:「いや。これはあくまで私の推測ですよ。」

M :「はい。」

私:「 K2 さん自身に、お金の臭いを嗅ぎつけた周りの人間が、当初、 K2 さんの持っていた目的だとか夢だとかを変質させたんじゃないですかね?」

M :「ああ・・・。」

私:「いや、あくまで推測ですよ(笑)。」

M :「今年から、◆◆大学と一緒に研究されているみたいですよ。」

私:「へ~っ・・・。何をですか?」

M :「いや。私は分からないですけど・・・。そういう噂です。」

私:「ああ。そうなんですね・・・。」

M :「ちょっと待ってくださいね。場所を知っている人に聞いてみますから・・・。」

電話を掛ける M さん。

(トゥルルル~)・・・p(・o・)・・・(トゥルルル~)

青森弁の電話の内容に聞き耳を立てていると、どうやら、交渉成立のようだった・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

M :「大丈夫のようです。案内してもらえそうです。」

私:「時間がどうのっておっしゃっていたようですけど大丈夫ですか?」

M :「はい。私が色々とお世話になっている方なんですけど、連れていくだけなら大丈夫ですって・・・。」

私:「すいません。わざわざ、ありがとうございます。」

M :「さっき待ち合わせをした◆◆郵便局で合流することにしましたので・・・。」

私:「はい。分かりました。すぐ出ます?」

M :「はい。」

私:「じゃあ、ちょっとだけ写真撮らせてもらいますね。」

M :「はい。じゃあ、私も出かける準備をします。」

リンゴ園③ リンゴ園④ リンゴ園⑤

撮影を終え、リンゴ園を後にする・・・。

◆◆郵便局に到着すると、ご友人の Y さんが既にいらっしゃっていた。

M :「大阪から来ていただいた佐々田さんです。」

Y :「初めまして。 Y と申します。」

私:「すいません。佐々田と申します。お忙しい中、すみませんでした。」

Y :「いや。良いですよ。早速、行きますか?」

私:「はい。」

Y :「じゃあ、後さ、着いてきてください。」

次回へ・・・。